表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
35/84

嵐の前に

 いつもと同じ門の前、いつもと同じ日課をしようと思って出て来たのだが?


「まおうたま、僕たちもつよくなりたい」


 数匹のちび魔族達にせがまれ、戦い方を教えることになった。


「いいか、拳を突き出す、相手を蹴るこれが基本だ。何度も何度も繰り返し行くうちに段々と強くなる」


 そう言われたちびたちは、かけ声を出しながら同じ動作を繰り返す。


「おっあんじー、いい感じだぞ」


 褒められてでへへと笑っている。

 この集まりを見つけて慌てて着替えてきたあんじーも汗を書きながら拳を突き出す。


 いいか見てろ、そう言ったラッセルは岩を殴る、岩が真っ二つにわれる。

 次は構えたと思った瞬間、腕がぶれて見えた、岩は音もなく穴が空いた。


 すご―――いとちび達がはしゃぐ。


「最初のは力で、次のはスピードを使った技かな、自分にあった戦い方を身につけるといい」


 これは俺の戦い方だ、魔族によって得意なことは違う、自分の能力にあった戦い方を学ぶんだ。

 強くなることは悪いことじゃない。

 あの時、力があれば・・・


「まーお?」

「まおうたま・・・?」


 ごめんな・・・ ラッセルはちびとあんじーの頭を撫で笑う。

 願わくば、この子らが戦えるようになる前に蹂躙されることのないように・・・


「まおうたま、誰かにいじめられてるの? おいらがやっつける?」

「まーおは私が守るの、あんたみたいなちびじゃ無理。」


 ちびとあんじーの二人の決戦の火ぶたが落とされた・・・ 結果は二人とも泣いてドローかな?

 こいつらが大きくなるまでもっとしっかりしないとな・・・


「さぁ、おまえら中に入れ、あんじーも行くぞ」


 ぐずってるあんじーの手を引いて歩くラッセル。


「魔法使えば簡単に勝てたのに、使わないんだな」

「ぐすっ・・・ なんか卑怯な気がして・・・」

「そっか」


 ほらっ、


「きゃっ」


 あんじーのことを肩車して軽く走る。

 少女の涙は止まり青年は笑う。


「次は何して遊ぼうか?」

「あそぶ~♪」


 


読んで頂いてありがとうございます^^

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ