これから・・・
昼食を終え、魔王軍幹部達が魔王の間に集まっていた。
「魔王様、ヴラドがしばらく休ませてくださいって、ジャンは二日酔いで寝込んでます。私も頭ガンガンしてます・・・」
「魔王様、セガールもきてませんね?」
「あー うん、セガールは昨日ダンジョンの最下層に引きこもるって降りてったぞ。クロウにぼこぼこにやられたからな・・・」
「・・・・・・・・・」
変貌してるときの記憶はない、自分が変わることを話は聞いて知っている、制御しきれない自分にいつも落ち込むクロウ。
「元魔王をおびえさせる参謀ってかっこいいよ!!」
「・・・・・・・・・」
エリザベートは離反し、毎度のセガールの裏切り、クロウの暴走、本当に騒がしい一日だった。
四天王は四人じゃなくなったし、なぜか、この場にいる四天王って顔面蒼白のドラクルだけだし・・・
「まーお、まーお、あたち してんのおなったげようか?」
えっ? 聞き返すラッセルとクロウを前にシガニーが立ちはだかった。
「魔王さん、ちょっと待ってください、こちらの空気はわかりましたし、一度、魔女の村に戻って相談してこようかと・・・」
「おっ・・・ そうか、わかった」
「しがにー、いってらっしゃい」
あなたもいくんですよ。族長でしょ? そう言われたあんじーは泣きじゃくりながら魔王から離れようとしない。
「や―――!!!」
「ゲートを使えばすぐ帰って来れるでしょう。あなたがしっかり話せば皆もすぐ理解します!!」
「や―――!!!」
魔王の服を鼻水だらけにした小さな怪獣は、泣きじゃくりながら中空に空いた黒い穴に入れられ、シガニーもスカートを持ち上げ皆に軽い会釈をしその穴の中に入っていった。
なぁ、クロウ・・・ 今日はお開きでいいかな?
えぇ、そうしましょうか・・・
何も決まらず、何も進まず、バタバタして一日が終わる。
世界はそうやって回っている。
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