うちのお嬢様が破滅エンドしかない悪役令嬢のようなので俺が救済したいと思います。
評価は「読んで良くも悪くもないもの」
この方の作品はターゲット層を意識していて夢を見させる娯楽小説になっています。健気だがどこか不器用なヒロインが上手くいかないのを助ける、といった、現代女性が感情移入しやすいものを書く様です。男性主人公視点も女性に優しい、女性の願望を盛り込んだものとなりそういった作品を読みたい方にはうってつけでしょう。
粗筋は、赤ん坊の頃に孤児院に拾われた主人公男性。孤児院で病が流行りあやうく死にかけたところを貴族令嬢のローナに救われ、それをきっかけに彼女の従者になります。そして前世の記憶を思い出し、ローナが悪役令嬢として破滅させられる結末を知り、なんとかそれを回避しようと行動する、というお話です。
ここからはネタバレですが、主人公は王族である事が判明するんですが、裏として見るとちょっとしたトリックがあるわけです。相手が落ちぶれた所や困った所をさもそれを知らなかった様に救って見せると、相手側はなんてやさしいんだと思って第一印象を良くします。それを利用して悪事を行う事も出来ます。マッチポンプで相手側に良い印象を与える事が出来るわけです。ところどころ展開がその様相を見せるわけですがこの際そこは気にせずに表面上の綺麗な所を娯楽小説として読めるのでしたら良いと思います。内容的には女性の夢のつまったものなので奇抜なとかとんでもない展開とも言えるようなものではないのでそこそこ安心して読めるのではないかと思います。
ちょっとしたスパイスで彩られた読みやすい作品かと思います。まぁ、なろう小説の主なターゲット(お金を払ってくれそうなの)は女性層ですから。そこにターゲットを当てるのは悪くないと思います。
総じて「読んで良くも悪くもないもの」です。
娯楽小説してます。ターゲット層が読みたいものを書いているという部分が特色とも言えます。




