メイドの裏仕事 ~ 観察しております(編)~
評価は「読んで良い」です。
元々この方は書き方が上手いのでリズムを取り戻してくれたらなぁとも思います。
「勘違いなさらないで!」の作者が書いている作品で、4話+おまけで構成されています。どうやらスランプに陥っていたようで、ちょっと残念です。
書き方は上手いので無難に読めます。今回は濃いキャラクター設定でなろう系らしく書いてます。
粗筋は、使えるべきリオナールに偏愛している主人公エル。兄のローデオにブラコン振りを発揮するリオナールの相手をしつつ、どうにかリオナールの恋人になろうとします。そんな中ローデオの婚約話が浮かび上がりますが、実はエルには秘密があったのです。
という感じです。
短いので裏がなく楽しめます。元々書き方が上手いので安心して読めます。ここで書くのも何ですがスランプの原因は多分「勘違いなさらないで!」で大きく人気を落とした事なのでしょう。それに対して読んだ側から言うとすれば、読者層のリサーチが足りていなかった、と思います。読者がどういったものを期待しているか。それを提供出来ているか、という部分でズレが生じたんだと思います。本当に書きたいもの、というのは人気なくても書けますがそれがニーズにマッチして人気が出たら盛り上がるわけですが、書きたいものが読者の読みたいものとズレたら人気は落ちるわけです。何かのメッセージや知識を仕込んだものとかなら人気云々抜きでそれを知りたいから読みに来るでしょうが、娯楽としては娯楽になるものを探すわけですから読みたいものとズレると読まなくなるわけです。で、「勘違いなさらないで!」で一旦庶民落ちしてる状況というのがそれまでの展開と違い、また見たいものではない(落ちぶれるのを読みたいわけではない)、良い意味で想定外の展開で裏切ってほしかった、などの(作者から見て過度な)期待に応えられなかった、という所で人気が落ち、そういった事を考慮してなかったのでどうして良いか分からずスランプになった、と思います(と言っているだけですので実際どうかは定かではありません)。
良い書き方をする方には色々書いてほしいなと思うわけです。数多ある中から良作を探すだけでも時間がかかるので・・・。
総じて「読んで良い」です。
ただ、なろう作品要素に慣れている方にはすこし特色というか個性が足りないのではと思って少し不満が残るかもしれません。




