バームベルグ公爵領の転生令嬢は婚約を破棄したい
女性向けファンタジー
スキャンダルあり。
イースターエッグ型。
一応はハッピーエンドです(途中を読んでいない)。
評価は「良くも悪くもない」。
今回これだけです。すいません。
途中読んでません。最近完結したのが分かったのでレビューを上げておきます。
戦争大好き国家の王子と婚約していて王子に惚れているが、侵略して恨まれたが為にその矛先が婚約者に向いたお話です。
戦争狂の王子に、自分がやっている事がどういう事かを教える為に公爵令嬢が害されたというものです。
テロの本質的な部分でもあります。
テロを擁護する気もありませんが。
イースターエッグとしてそれが埋め込まれて話が始まっています。
そういった出来事があったから婚約破棄したい、という話を主人公がします。
そして美味しそうなパウンドケーキを王子に差入れしますが、刺客に襲われてパウンドケーキは潰れます。
このパウンドケーキが主人公の比喩です。
王子に贈られるパウンドケーキ(主人公ディーネ)は潰れて食べられなくなった、という事で何が起きたかを伝えています。
ディーネに残された道は、修道院に入る、自害する、というのが主な選択肢になります。
それ以外に、自分で生活出来るだけの環境を作る、というものがあります。
ですがディーネは自身が傷物になった、という事実を周囲に知らせずに生活をするには婚約破棄が必要で、その婚約破棄のための違約金代わりになるものが必要になり、これが持参金の名目になっています。
修道院も嫌、自害も出来ないディーネはなんとかその違約金を稼ごうと考えます。
これには周囲も協力します。
ディーネを殺せば話もはやいのですが、ディーネを守り切れなかったのも事実なので、なんとか達成させたいのが周囲になります。
王子はそのためにディーネに教育まで施します。
ディーネは周囲の協力と、若干男性に媚びている描写もありますが、どうにか金を稼ごうと商売をします。
『フィギュアを作りたいお嬢様』で、カブトムシやセミに例えられていますが、これは、ディーネがしている商法がそういったその場しのぎの行動だと言われています。
カブトムシは菌に感染していて、それが理由で強かったりします(ちなみにその菌が死ぬとカブトムシも確か死にます)。
セミはほんの短い夏の期間だけ成虫として過ごします。
また、セミも寄生虫をつけています。
そんな生き方をしている、というたとえです。
また、この話を全部読んでいませんが、恐らくはこれ以降に出てくる稼ぎ方もそういったものだと示していそうです。
商才もない女性が一人でいきなり多額の金銭を稼ごうと無茶をする話なのでこうなるのもわかるのですが。
話が完結したので最後の方だけ読みました。
最終的に王子と結婚予定ですが、歴史上の物を考えるとあり得ないです。
国として舐められますし、また、国民に示しがつかないです。
基本、低い爵位の場合だけ、そういった自分でその爵位に相応しい金額を稼いで生活出来る女性が傷物でも結婚出来るのです。
それは、自身で生活出来る、からではなく、原則として、自分の生活も維持出来ないが為に他の男のいいなりになるなどの選択を強制される事がない、から他の男に操られる可能性がない、ので信用が出来る、という根拠になります。
自分で生活出来るだけの額を稼いでも誰かに操られている場合は論外です。
なぜならそれは結局、自分の生活も維持出来ないが為に他の男のいいなりになるなどの選択を強制される事がない、という状況を偽装するためのものでしかないからです。
騙して関係を持とうとする相手に信用などない、という事になります。
この話では、原因は王子なので、王子は責任を取るという意味も含めて、ディーネと結婚する事にしています。
最後のほうで、次の戦争に勝ったら結婚する許可を貰う、という話が出ていますが、恐らくは報復戦争でしょう。
舐められたままでは結婚出来ないから、仕掛けた事を後悔させてやれ、というあくまで戦争国家の考えで動くようです。
評価は「良くも悪くもない」です。
スキャンダルありですが、それほど苦みもなさそうで、最後も一応はハッピーエンドです。
ただセミ、カブトムシで例えられるように、内容が良いものかどうかは、そこを読んでいないので読者で判断してください。
信用取り引きなどの言葉を見たのでリスキーな事をしていると思われます。




