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自分用レビュー  作者: くーくま
59/224

重装令嬢モアネット〜かけた覚えのない呪いの解き方〜

恋愛もの。

スキャンダルあり。途中止め(31話まで)


話の書き方はなろう作品では良い方の作品なのですが、なぜかスキャンダルを入れないとだめだと思っているようです。

メアリー・アルバートでも同じ感じなのがきついです。

苦みを、それもかなりの苦みを入れるのが作品を読みにくくしています。

評価は「読んで良くも悪くもない」もの。

作品は良いほう、だがスキャンダルが苦過ぎます。


31話まで読みました。

これも勿体無い作品だと思います。

スキャンダルを入れて展開を整えているのですが、そのスキャンダルに気づけた後はとても読み辛いです。

これだと、甘いお菓子で釣った後に、糖衣でくるんだ毒をさも毒ではないかのようにみせかけて食わせた、と言えるかも知れません。


とりあえず、粗筋などは省いてスキャンダル箇所だけ書きます。


26話『魔女と猫と月光浴2』です。

湖で月光浴をしようとします。

話の展開では、魔力が満たされた場所での入浴です。

裏側は二つあります。

一つは、入水自殺です。

王子のスキャンダル消しに一番良い方法はその原因になっているモアネットがいなくなる事です。

そうすると、その噂の元がなくなるので、じきに呪いもなくなる、という事です。


もう一つは、モアネットがレイプされる、というものです。

猫を使って描写しています。

岸近くの繁みが揺れ、何かがいると描写されています。

その後に、猫と戯れます。

頭を撫でようとして避けられ(モアネットが暴漢から逃げようとし)

猫の鼻を撫でると猫はついた水を舐め(無理矢理にキスされ)

猫は湖に尻尾を垂らし水で濡らし、身体全体が光る(レイプされる)


男女の情事を「濡れ場」などと比喩します。

「水」は水商売などで使われる意味そのままです。

尻尾を垂らし、で動物の求愛行動の中には尻尾を絡め合う、というもので暗に示します。

猫又、という妖怪が、二股の尻尾、二本の尻尾を持っているというのは男女関係にある異性が2人、と表現されます。

その尻尾を水に垂らす、という事で情事が行われた、と示しています。

そして「光る」で、嘘に包まれる、などの意味を付加されます。


「光り」は使い方次第ですが、大抵は「実体のないもの」、「実のないもの」として扱われます。

「嘘」「騙し」などです。

闇を基準にして、明るい、明るくなる、という事で浮き上がった感覚になる、浮遊感がある、地に足がつかなくなる、ふわふわと漂う=頼るべきものがなくなり周囲に縋るが相手にされない、などの意味が付随される事があります。

ここではレイプでしょう。


その後、王子にその事実を告げるために、猫の「光る」身体を見せています。

そこで給仕が「ここではよくあることだ」という言葉も苦みを与える原因です。


その補強根拠として、この後の少しの展開がその裏側をなぞるように描写されます。

今までは令嬢扱いで馬車でしたが、ここから徒歩です。

そして、そのスキャンダルを被るのが王子と従者という事で、二人は底無し沼にはまりかけるがなんとか抜け出すも、全身に泥を被ります。

次に、急な山をモアネットが登る、という描写でこの先辛い将来を、王子と従者が強引でも進ませる、という描写になっています。


そして辿り着いた魔女に「新米魔女」と呼ばれます。

いままではそのような呼び方をされていません。ここからそう呼ばれています。


湖自体も比喩と取れなくもないです。無警戒でふらふらと歩いた事を猫に例え、連れ込まれた場所を湖に例えた、とも取れます。


この作品において、この苦みは本来要らないはずです。

最初の展開と関係ないので。

この苦みに気づけない、もしくは苦みが気にならない読者はこれ以降も読めるでしょうが、私には無理だったので他に読むものが無い時に読もうと思います。

設定として魔術と呪いがあるという前提でならこの苦みは無い事にして読めます。

ただやはりスキャンダルがあったとしての描写が続いています。

このスキャンダル部分を越えさえすれば、作品の最初のほうを気にいった読者は後はすんなり読めそうです。



ここまでの展開だけの裏側だけを書きます。

この展開までで、呪いと魔術の話はありますが、実際には無い展開で話は組めます。


粗筋ですが、かつて王子アレクシスの婚約者として紹介された時に、主人公モアネットは「お前みたいな醜い女と結婚なんかするもんか!」と言われて、コンプレックスを持ちます。その結果、全身鎧で身を包んで外見を隠します。そして独りで人の寄りつかない古城で生活していると、王子がやってきて「呪いを解いてくれ」と言う所から話がはじまります。


この呪いの部分ですが、これは醜聞を発生させた王子に、周囲の人物が懲らしめるためにしています。

作品なので誇張していますが。

王子という立場の人間にモアネットが言われた言葉がどれだけの意味になるか、という所が呪いに関係します。

王子の発言はモアネットに呪いをかけた事になります。

その結果、モアネットがどのような扱いになるか、という事です。

先に、王子がその発言をした根拠は、恐らく、モアネットが美しかったから、だと思います。

だからひねくれた王子は照れて思わずそういってしまった、が作品のこの先の展開にあるのでしょうが、発した言葉は取り消せません。


モアネットはその王子の一言で、令嬢としてだけでなく、女としても「死んでしまいます」。

王子に「醜い」と言われたのですが、次期国王です。

国のお墨つきです。

次に「結婚なんかするか」で、モアネットと結婚してはならない、と言っているようなものです。

令嬢としての価値も失い、女としての価値すら奪われたモアネットがこの後にどのような仕打ちに会うか、です。


例えば、社交界でもお茶会でも、同じ女に会えば、


「あれが王子に醜いと言われた方ですか」


「なんでも結婚なんて出来ないらしい」


「王子に言われてまだここにいるのかしら」


などと言われるでしょう。


男からも似たようなもので、王子に蔑まれた女性を相手に選ぶ事は不利な立場になるだけなので選ぶ事もないです。

そして、周囲は王子の発言に逆らう事で悪い印象を受けたくないので、そして近くにいて印象を悪くしたくないのでモアネットには近付かず、メイドなどからも蔑まれたでしょう。

その影響で、モアネットは対人恐怖症になり、鎧を着込み、傍に誰も寄せつけないようになった、という事です。

また、家族も、王子に疎まれた女性をそのままにしておくわけにもいかないから人目の付かない場所に隔離同然で住まわせた、という展開だと思われます。


そして王子は1人の女性をそうやって窮地に追いやった事が原因で周囲に疎まれます。

何も悪い事をしていない相手を王子の発言でほぼ社会的に殺したからです。

モアネットが生きているのは家族からまだいくばくかの金銭を得ているか、王子の慰謝料があるからに過ぎず、それがなければモアネットに生きていく術がありません。


そこまで相手を追い詰めた王子に、周囲の、そして国民は、同じ事をされてはたまらない、とばかりに王子に対して否定的な態度で接する、というのが王子が受けた呪いの本質でしょう。

直接加害できないから、虫や蛇を投げ入れる、馬車の車輪が壊れて計画通りに移動できない、などです。

人違いを装って悪戯する、は作品上の誇張なので深くは追求しません。

このあたりは本来それを受けるべきではない相手に間違ってしてしまった、などの表現になると思います。

また、周囲が王子の噂話を王子に聞こえるようにヒソヒソとする、というのはモアネットが過去に受けた中傷を表わしています。


王子がその「呪い」を解除するにはモアネットの状況をどうにかする必要があります。

モアネットが城を出て街に姿を表わす度に周囲は王子のした仕打を思いだし、噂は広まり続け、王子は立場を失います。

長くなればなるほど、王子としての信用は落ち続けます。

解決出来ない事はそれだけの能力がない、という事であり、自身の失態を解決する事も出来ない、もしくはした事に責任を感じていない、と取られます。


作品なのであれですが、王子はそういった事を考えずに謝罪の品だけを贈って問題を解決しようとして更に深みにはまり、とうとうモアネット自身に直談判しています。

そして王子であることと、元々心優しいモアネットは王子のために呪いを解く方法を探すために隣国の魔女のところへと一緒に行こうとします。



その旅に出ようとするまでの展開をまず書きます。


2話『不運の王子』で王子アレクシスと従者パーシヴァルが登場します。

王子は呪いの影響で椅子の脚を壊し、床を踏み抜いて地下に落ちたりします。

椅子の脚(権利)、床(社会基盤)です。モアネットの所有物を壊した、という事がその表現になります。


3話『重装令嬢と、天井からくる友達』でロバートソンとその友達が登場します。

どちらも蜘蛛です。罠を張る、という部分に皮肉があります。

その2匹で、訪れたアレクシスとパーシヴァルを表わしています。

ここでのロバートソンの友達の色が黄色とピンクのストライプなのがどちらの意味を持つのか分かりません。

作者が今後の作品の展開を予想させているように見えます。

ですが、それがあえて作品内部でわかるように登場しているならその意味が難しいです。

モアネットが出したとは思えず、アレクシス側が用意したとするならそれを表わすパーシヴァルの扱いというものが良く分からなくなってきます。

パーシヴァルをモアネットの相手にしてスキャンダル消しを狙っている、と解釈できますが。


ここで友達としてロバートソンを登場させているのは皮肉です。

人間の友達なんていない、という部分と蜘蛛に例えた王子だけ、と取れます。


ロバートソンの友達をパーシヴァルに例えていますが、なぜピンクなのかがわかりにくいです。

モアネットが、アレクシスがパーシヴァルをモアネットの伴侶にするために連れて来た事に気づいたからか、アレクシスがそれを示すためにその蜘蛛を城へと近付けたのか分からないです。創作物なのでどこまでそういった展開を作る事が出来るのかは作者の頭の中にしかなく、描写などでしか判断出来ません。


「大丈夫ですよ。今はべつに噛む気はないみたいですし」


このあたりでまだモアネットはアレクシスを警戒しているのがわかりそうです。

会いに来た事に対して、以前と同じような仕打ちをされそうだと警戒していたがそれだけは無さそうだ、と思っているように見えます。



4話『呪符と水と可愛いにゃんこ』。

ここで、モアネットが「可愛いにゃんこ」として下手な絵を描きます。

それがなぜ可愛いかというと、以前のモアネットの美的な価値観は王子によって否定されてしまったからです。

恐らくモアネットは美人であり、また、可愛いものも色々と持っていたのでしょう。

ですが、その美的な価値観を王子によって「醜い」と否定されたので、自分の価値観に自信をなくし、ほぼ逆の価値観で話をしているようです。


ここでの水は、そのまま「苦いものを飲まされた」です。王子がモアネットした仕打ちを王子が自信で示す事で自分が何をしたかを分かっている、と表わしています。

ワインとチーズですが、ワインは血、もしくは血統などを表わし、婚約や結婚の際の贈り物などで、その伴侶の年齢と同じだけの年月を重ねたものを飲んで「これはとても良いワインだ」などと言って褒めます。また、その婚約などの交渉の際にも同じ使い方をして相手に、暗に示します。直接言わないのはその後に不測の事態で状況が変わる可能性があるからです。

ここでのワインは、モアネットに相応しい伴侶を見付けるから、と取れます。

チーズは「チーズ・ファイヤー」のチーズで良いと思います。


チョコレートは、糖分で頭を蕩かして、か、甘い提案を受け入れて、と思います。



6話『護衛騎士の真夜中の奇行』でパーシヴァルがモアネットを抱きしめて撫でたりします。

作品途中に良く出てきますが、登場人物の年齢が分からないのがなんとも。

社交界デビューが出来る歳の女性にこれをするとアウトなのですが、この時点でアレクシス側はパーシヴァルを伴侶する気で動いている、と取れます。

ですが、隣国の街での会話まではまだパーシヴァルはその提案に賛同していないのでこの描写はどうなのだろう、と疑問は持てます。

すでに展開が決まっているから、その展開になる状況が発生する前にも同じ描写を入れたような形になっています。


8話『気まぐれでわがまま』で、モアネットが隣国の魔女に会いに行く話をします。

アレクシス達だけなら魔女に会うのは難しいが、モアネットも魔女だから、会ってくれるはず、と言っています。

これは、呪いの本質が、モアネットへの酷い言葉が原因であるから、モアネットがこの国からいなくなれば、噂も流れる事もなくなり王子の呪いもじきに消えるだろう、という事をモアネットが提案しています。

アレクシスの起こした事でモアネットはほとんど全てを失いましたが、それでもまだモアネットは失う事によって、アレクシスの立場を回復させようとしています。

ここまでのアレクシスの態度ですが、王族や貴族の態度とは言えないものになっています。

頭を下げる事で、それも何度もする事で、権威によって脅迫しています。アレクシスは私が読んだ限りでは行動に問題のある人物のように見えます。

だから、モアネットと会い、モアネットに対する発言を逆手に取られ、周囲が望んだように廃嫡されようとしている可能性があります。

モアネットに対してここまで頭を下げる、という事はモアネットには断る方法がない、とも取れ、呪いが解けない限りは何度でも王子は訪れるでしょう。

それが分かっていてアレクシスは来ているとも言えます。

モアネットさえいなければ噂も立たなくなるのです。しかしアレクシスの側から言う事は出来ません。

例えば、死んでくれ、などと言えませんし、修道院に入ってくれ(この世界でその方法が一般的かはわかりません)、などは自分の間違いが原因だから言える事でもありません。

でも、呪いは解除したい。だからモアネットにそれとなく、そういった行動を取ってくれ、と言っています。

そしてモアネットは隣国に行く事で、この国から居なくなる事を選び、そうすれば噂も出なくなるから呪いは解けるでしょう、と提案しています。


この解釈にすると「ワインとチーズ」はどこに行ったのか、になります。

ただ隣国でその提案通りの内容になる、という選択はまだ残っています。

アレクシスの為に、しかも自分をこの立場に追いやった人物のために隣国に行くのですから、せめてその間だけでも贅沢をしたいからと約束をさせています。

これは場合によっては呪い消しの一環です。呪いの原因になるモアネットの性格がとても悪く、王子に同情的な意見が出るならそれだけ呪いも薄まります。


「それでも良いなら、私が隣国の魔女に会いに行くのに着いて来てもいいですよ」


>と告げれば、アレクシスとパーシヴァルが目を丸くさせ、・・・そして安堵を交えた泣きそうな顔を浮かべた。


なぜ泣きそうなのかは先ほど説明したようにモアネットがアレクシスの為に隣国に行くと言ったからです。



10話『前途多難な出発』で、先の展開を臭わす内容があります。


「異性を連れ込まないようロバートソンと約束したんです」


「健全だね」


「目の前で捕食とかされたら辛すぎるし」


「・・・あぁ、蜘蛛だもんね」


隣国の最初の街で、モアネットがスキャンダルに巻き込まれるのに関係あるかどうか、です。

アレクシスに牽制したのか、その展開がある事がアレクシスとの間で共有されたのか、などと深読みできます。

どうであれ、スキャンダルが気分の良いものではありません。



11話『パンとワインと妹』で、アレクシスの状況が分かる描写があります。

この描写が以前にモアネットが受けたであろう状況と同じだと思われます。

パンをパーシヴァルが、で、今後の展開でパーシヴァルが夫になる、という事を示唆している可能性はありますがこれは深読みでしょう。

モアネットがワインを売って金に変える、でこの国から居なくなる、を表現している可能性はあります。


12話『姉と妹』で、感の鋭い読者なら真犯人が分かるでしょう。

先の展開は読んでいませんが、登場と描写から妹だな、と私は判断しました。

多分そうなっているとは思いますが違うかも知れませんので先を読む方が確かめて下さい。


20話『気まぐれな魔女と魔女殺し2』で魔女殺しという存在について話します。

その後に、魔女の側が勝ったと言ってアレクシスを脅していますが、そうする気がないと言ってお菓子を食べる振りをしてそれを落とします。

その行動で、アレクシス達はそこまでの会話でされた内容と同じような事をモアネットが実行する気がない、と知ります。



24話『風変わりに慣れた街で鞘当て』。

ここからスキャンダルです。

ここでの王子の行動が良くないものなので、スキャンダルは王子が計画犯のように取れます。

アレクシスは御者と宿に向かいますが、この後の展開から考えるとこの時に何か企んで指示を出したかも知れません。

パーシヴァルとモアネットが露店で髪飾りを見て会話をしていますが、この髪飾りをモアネットは買いません。

ですが、パーシヴァルに合流したアレクシスがパーシヴァルに強引に買わせています。

この辺りが裏側で企んでいそうな根拠になります。

モアネットへの責任の取り方でパーシヴァルをあてがう、と考えた場合、モアネットの身分が問題になります。

高位貴族令嬢です。パーシヴァルとつりあいません。

そして、「ワインとチーズ」でつりあう男性を見付ける約束をしたと考えるとアレクシスはかなり高位の貴族男性と約束をとりつけなければなりません。

そうしないで済む方法があり、それはモアネットを傷物にする、という事です。

高位貴族令嬢としての価値がなくなれば、それにつりあう男性を探すのは簡単で、パーシヴァルも対象になります。

だからスキャンダルを仕組んだ、とも取れます。

自分が加害する事も出来ないから、自己を装って実行し、隣国なのでそれを止める周囲もいない、という解釈です。


結局、この裏側にあるスキャンダルの更に裏側がどうだったかがここまでの展開にはないので分かりません。

作者の頭の中だけかも知れません。

モアネットはそうなる覚悟で来たか、どうかです。


25話『魔女と猫の月の月光浴1』で、モアネットの部屋をパーシヴァルが訪れます。

髪飾りをプレゼントしようとするのですが、これでパーシヴァルをモアネットにあてがう事と、それをモアネットが受け入れる、という事を表わしそうです。

ですが、モアネットは「明日に受け取る」という返事をするだけです。

そして湖に行きます。


この湖での出来事の解釈が二つある、と最初の方で書きました。

入水自殺とレイプ、です。


入水自殺のほうはパーシヴァルからのプレゼントを受け取らなかった、という事と違和感がないです。

対人恐怖症のモアネットにとってはパーシヴァルと一緒になるより入水自殺のほうがまし、とも取れなくもないです。

また、表側の設定の魔女と魔術という存在がなければ、こうするために隣国にまで来たのだからそうしないわけにもいかないです。

対人恐怖症の人間が今までの支援もなく隣国で新たに暮らせていけるか、という部分があります。


また、レイプ、という解釈部分ですが、前話の最後にモアネットが猫を口説いている、という部分の解釈が微妙です。

モアネットが街の住人にナンパされて夜の湖が綺麗だから見に行かないか、と言われている、と取る事も出来ます。

この解釈自体が難しいです。

表の設定では全身鎧を来ていますが、その設定を外した場合は対人恐怖症の令嬢で多少多めに衣服などを来ている、という事になるのでしょう。

どちらであってもこの展開は予想出来ません。

全身鎧ならまずナンパしません。対人恐怖症ならナンパなどされたら恐怖で逃げます。

なので、単に湖でそういった展開になる、という事にしておきます。


辻褄の合う解釈は王子の犯行で、また、その王子の立場を考慮するためにモアネットも仕方なく騙されて提案を受け入れた、と取れそうです。


ただ、やはりごった煮に見えるので、入水自殺しにきてレイプされたからショックで宿に戻ったという変な展開にも見えます。



なので、王子の犯行、としておきます。

作品の最初からそうですが、この王子の駄目な所ばかりが目立ちます。

自分の起こしたスキャンダルを消すために、貶めた対象を更に貶めてもみ消す方法を選んでいます。

そんなアレクシスだから、最初の発言をし、そして周囲に疎まれる、と言えます。

「不貞の王子」という不名誉をモアネットが実は不貞だったとしてもみ消そうとしているようにも取れます。



この時点でもう読み辛いので少しだけ読み進めて展開を確認し読むのを止めました。

「湖畔の乙女」「水の妖精」などと言う言葉もここでは醜悪にしか聞こえません。

この作品の魔女殺しはパーシヴァルのようです。

モアネットを引き取る男性がパーシヴァル、と取れます。


最悪な王子に振り回される周囲の迷惑な話、と取れます。


メアリー・アルバートのように続編くらいから苦みがあるのかな、と思って読んで見ましたがそこまで辿り着けませんでした。



評価は「読んで良くも悪くもない」です。


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