ニートだけどハロワにいったら異世界につれてかれた
ファンタジー
異世界転生もの
スキャンダルありでそれ以降読み辛い。
評価は「読んで悪いもの」です。
スキャンダルなければ単なるご都合主義のお気楽ファンタジーものだったんですが、なぜか入れたスキャンダルでものすごく読み辛くて大変です。
粗筋は、ニートは主人公がハロワで見付けた求人で異世界にいき、スキルシステムというもののテスターをする、というものです。
主人公マサルは異世界ハーレムを狙います、という展開です。
ですがヘタレです。
徐々に強くなっていく展開ぽいものにしたかったのでしょう。
スキャンダルはエリザベスです。
その前ネタを先に書きます。
マサルは奴隷を買います。
その奴隷と性行為に至った後にハーピーが出てきます。
ハーピーにマサルと奴隷サティは殺されかけます。
これが前ネタです。
どこまで深読みするかになってしまいますが、この時点ではそれほど意味をつけてないようには見えます。
37話『馬牧場の戦い』になります。
ここで馬=マサル、ハーピー=サティを比喩している可能性があります。
ハーピーは馬を襲いに来ました。
マサルはいいように手玉に取られてサティと肉体関係になった、という事を例えている可能性があります。
そして二人とも死にかけます。
それをどう解釈するかが難しいです。
あってはならない行為、という意味で示したのかわかりにくいです。
この作品の展開上として、あってはならない行為、にはならないので。
33話『ファーストキス』でエリザベスが魔境に出発しています。
この時までにエリザベスはマサルと恋仲になってマサルを魔境へと連れていこうとしていましたが、失敗しています。
44話『終わる暁』でもうクライマックスですw
ここでスキャンダルがあった事を示す描写があります。
マサルを魔境へと連れていけなかったエリザベス。
生き残る為の力が足りません。
そのため、幼い頃からの護衛ナーニアの命令も含めて、自身の属するパーティーリーダーのオルバと肉体関係を持ちます。
生き残る為です。
ですが、モンスターの襲撃に対処仕切れず、オルバは右足を失います。
このオルバの表現は、エリザベスとの関係を暗示するものです。
普通はエリザベスの下半身に怪我、もしくは汚れを付着させる描写で表わします。
マサルとエリザベスの再会時に、エリザベスがさも死んでいるかのような描写になっているのはそのスキャンダルを知らせるためです。
ナーニアはここで「わたしの・・・わたしのせいで・・・」と後悔しています。オルバと肉体関係になれ、と指示したのはナーニアだからです。
ここで、マサルはそれに気づいていません。
そんなシチュエーションをしたからといって伝えた事には、実際にはならないのですが、エリザベス達の考えではそれで伝えた事に出来ていると思っています。
それでもマサルがエリザベスの身を案じている事から、許してもらえる、という展開で話を進めます。
オルバは右足を切断しています。
これが罰として与えられたかはわかりません。
生き残る為にオルバとの肉体関係を持ったエリザベスですが、
マサルが砦に来るという事で、エリザベスはマサルの妻になるのが周囲も、その本人も含めて望ましい結果になります。
そのため、その指示をしたナーニアの失敗と、エリザベスと肉体関係を持ったオルバを放置できません。
エリザベスをマサルと結婚させるにはオルバは邪魔です。
そして、マサルに対してその事実を教える必要があるので、右足の切断、という状況になっている、と解釈出来ます。
それが単なる事故、と解釈した場合でも、ナーニアはエリザベスが今後も生きていくための夫としてオルバを選んで肉体関係になる指示を出しています。
ですが、オルバは魔物の襲撃で右足を切断し、冒険者生命を絶たれます。
ナーニアはエリザベスを一生守る、という誓いを立てていますが、この時点で失敗した、という事です。
エリザベスを守る為に必要な夫の選定に介入して、その夫がエリザベスの相応しい相手ではなくなったからです。
なので、エリザベスにはマサルに妻になる選択しかありえなくなりますが、その事実を直接口には出来ません。
エリザベスは貴族であり、貴族の名誉に関わるからです。
まあ、婚前交渉した時点で名誉も何もあったものではないですが。
ですが、それを伝えずにマサルとは結婚など出来ません。だから貴族流のルールで伝えます。
だからといって、'逃げ'ではない事にはならないのですが。
相手が気づかなければ、そのままで済まそうとし、'自分はちゃんと伝えた'という言い逃れのためのものです。
この再会の描写の最後で、何度もマサルが「エリザベスが無事でよかったな。ほんとに良かった」などの言葉を重ねているのは、その事実を示すためのものです。
この後にオルバと会います。
ここでの会話は暗に、エリザベスを貰ってくれないか、という裏が見えます。
オルバのパーティメンバーは引退と、職種変更をして'エリザベスと今後同じようには活動できない'と示します。
つまりは、誰もエリザベスの責任は取らないし、取れない、と言っています。
オルバはマサルにエリザベスを妻に貰ってくれ、という暗示と自身の口封じも兼ねて「ナーニアと結婚したい」という話をします。
ここで一旦このスキャンダルの発生原因を少し別解釈します。
この解釈として、作り話ならではなのですが、マサルがサティと性行為に及んだから、妻になるはのエリザベスも他の男と関係を持った、というものです。
マサルに自身のした事はそういう辛い体験を相手に与えますよ、という事を示すためのもの、としてです。
これはつまり、マサルが監視対象であり、その行動の結果により発生している事象が変わっている、という事になり、周りはマサルを評価しているとも取れます。
ですが。
男の性行為と女の性行為は等価価値ではありません。
アホウドリとカッコウの話がつきまといます。
女性は結婚というものに対して、その処女であるという事実をもって、それ以降の子を成す行為に対しての信頼を示します。
簡単に誰にでも股を開く女性では、男はその女性を信用する事が出来ません。
その女性の子が誰の子か、子種は誰のものなのかを常に疑う事になります。
女性はその信頼を得るために行動して、初めて結婚というものに価値を見出す事が出来ます。
その代わりに、昔の社会制度では男が外に出て働きます。今の制度で言い換えれば、女性が子を成し育てるためにあってはならない危険、または不貞行為などの危険に晒されるような事がないように、そういったリスクのある場所には男性が行きます。それが役割の分離です。
なので、もしこれがマサルがサティと性行為をしたために、その鏡返しとして発生した展開であるなら、'間違い'です。
男性の性行為で失われる価値と、女性の性行為で失われる価値は等価ではありません。
男性が童貞でなくなっても、価値自体は減じません。女性が処女でなくなれば、結婚する価値を失います。
これを等価と考えて、作品などを書くべきではありません。
なので、ここでは、オルバと関係を持ってしまった、もしくは、魔物の襲撃時なども含めてエリザベスをレイプしようとした存在からエリザベスを守る事が出来なかった、という事を示すものと解釈しておきます。
話的にはオルバと、という展開になっているのがものすごく読み辛いです。
ただしこの44話では、ナーニアの態度がエリザベスの態度になるのですが、『マサルに会いたがっていた』や、最後の部分でもう一度部屋を訪れてもナーニアを慰めていた、という描写で、不慮の事故に巻き込まれた、という展開を示しています。
後、エリザベスのスキャンダルを示す描写として、神殿騎士団との会話があります。神殿騎士団が'魔物の襲撃で半壊した'という事で半壊、つまり、エリザベス側が壊れた、なんらかの瑕疵を持った、という解釈が出来ます。
この話の為にここの題名が『終わる暁』です。
この作品で、初めの方の話でまだ序盤、という事を暁で示し、また、朝が訪れる、という表現で、成功していく、という部分を表わしています。
異世界召喚され、どんどん成功していたんだけど、ここでエリザベスがスキャンダルに巻き込まれて、この後はもう、多少は日が昇るように上がるかも知れないが、下って行く一方だよ、という表現になっています。
さて、ここでオルバとの肉体関係を、ナーニアの同意を元に持ってしまった、という事を隠しているエリザベスとオルバ達がいます。
これは後で指摘されます。
49話『禁呪』でオルバの足の欠損を治せるかどうかの話が出てきます。
そこで不可能、となります。それはエリザベスの不貞行為は消えない、という話の展開になります。
53話『説得』で少し解釈が難しい内容になります。
オルバとナーニアの結婚を成就させるには、ナーニアがエリザベスを一生護衛する、と言っている事を覆す必要があり、それをマサルがナーニアに勝負をして勝つ、という方法で示そうとします。
これはマサルとエリザベスの結婚を表わしているのですが、その解釈が少し難しくなります。
エリザベスはオルバとナーニアを結婚させたいがために「あなたはもう要らないの」と言っています。
これがマサルよりもオルバが結婚相手として適当だとナーニアが指示した事に対して、その失敗を糾弾するための発言と見るべきかが問題になります。その失敗で、エリザベスは貴族としての価値を失っているからです。守るための護衛として存在したが、その守り方を失敗した事に対する言葉、と解釈できます。
また、ここでのエリザベスは、実際には結婚したくないマサルを押しつけたナーニアに、エリザベスがオルバを押しつける、という事も示します。
もう一つは、エリザベス自身がマサルの相手として不適格だから「もう要らないの」と言っている解釈になります。エリザベスの発言はナーニア役で、ナーニアはエリザベス役をしている、という事です。
この勝負の決着は、マサルが全身に傷を負いながらも勝利します。ここで負ければ、マサルはエリザベスとは結婚しない、と示す事になり、勝利するとエリザベスを妻にする、という意志表示になります。そして全身傷だらけ、という部分でスキャンダルの不利益を一身に浴びてでも、という表現になっています。
55話『暴露』でマサルと恋人のアンジェラが会話をしています。ここでアンジェラはエリザベスとの仲を取り成しています。ここはスキャンダル展開にそれほど絡みません。まだエリザベスのスキャンダルの真相がはっきりしていないからです。
56話『破滅への序章』でヒラギスという国が亡びます。その国はマサル達がいる国から見て、エリザベスの家のある方向になる国です。
深読みすればこれでエリザベス側が崩壊している事を示している、とも取れますが、それ以前の描写で示しているのでこれはあまり重要性もない気がします。
もしくは、まだオルバとエリザベスはあれ以降に情事をした、という情報提供です。
ここで魔王という発言があります。魔王、で大抵はスキャンダルの相手になる男性、を示します。勇者=マサルが魔王を退治、という話をします。
それに対するマサルの言葉が「勇者もいない、魔王もいない」です。
これはエリザベスがレイプされた、という事実はないよ、と示しています。
つまりは同意の上で起きた事だよ、と暗に示します。
この時点でマサルがエリザベスにとっての理想的な結婚相手なのですが、エリザベスはそう思っていない事が暗に示されます。
マサルに消えて欲しいのか、マサルの安否だけは気にしません。
また、エリザベスの料理修行が始まります。貴族令嬢ならそれはメイドがやる事です。
ですが、すでに町娘同然となっているエリザベスという事をこれで示しています。
57話『ティリカの望みは』でエリザベスのスキャンダルの真相が判明します。
後でマサルの妻になるティリカを使って示しています。
ティリカは真偽官という職であり、嘘かどうかを知る事ができます。
なのでエリザベス達の嘘を見抜きます。
というよりそれ以前で既にばれている、という解釈も出来ます。
あえてエリザベス達にそれを伝える必要があるという事です。
ティリカはここで婚約を申し込まれます。貴族の子息に婚約を申し込まれるが、マサルがいい、と言っています。
エリザベスのスキャンダルからここまでの間にマサルはエリザベスに婚約を申し込んでいます。
これが対になっています。
貴族の子息は『魔法使いで貴族の三男坊でな。少々軟弱ではあるが、お相手としては悪くない。あっちもティリカを気に入ったみたいだ』と表現されています。
これは貴族という部分はエリザベスを表わすためにありますが、性格に関してはマサルを表わしています。
ここでのティリカ=エリザベスで、貴族子息=マサルという事になります。
ですが、ティリカは『絶対に嫌だと』と言い、マサルが良い、と言っています。
この場合のマサル=オルバです。
つまり、マサルがエリザベスに婚約を申し込んでいるが、エリザベスの本音は絶対に嫌で、オルバと結婚したいと思っている、という事です。
ですがエリザベスは不具になったオルバと結婚も出来ないし、マサル以外に結婚して、その目的を果たせるだけの利益をもたらしてくれる存在がいません。
そのため、もうエリザベスも貰ってやってくれよ、という展開になっています。
この後にお泊まりがあるのですが、'ティリカとサティの二人でエリザベスをお風呂で洗います'。
サティは奴隷です。ここでのティリカはエリザベスのポジションを表わします。
そのため、エリザベスは風呂から上がった後に放心しています。
まさかの貴族令嬢から、メイドか奴隷レベルの扱いに落ちるからです。
まああれです。同意の元に行為に至って、それを誤魔化し、かつ自分は悪くない、として逃げようとした事への罰、とも言えます。
エリザベスの作った言い訳は、マサルに会いたかったのだが不慮の事故に会い純潔を汚された、というものでしたが、それがばれている事と逃げようがない事による諦めを表わしています。
'洗い'はスキャンダルを洗うという事でもあり、そのスキャンダルの火消をティリカがやる、という事でもあります。
貴族子息とマサルが決闘をします。
この時、最初にゴーレム同士の対決から始まります。
貴族子息がゴーレムを三体出します。これはオルバ、ナーニア、エリザベスを表わします。
それをマサルが出した巨大ゴーレムが退治します。最初に2体、その後にちょこまかと逃げ回った1体を倒します。
最初の2体が先に観念したオルバとナーニアで、後の1体が最後まで小細工をしようとしたエリザベスです。
その後に、負け惜しみのために貴族子息がマサルを奇襲し、左腕に重傷を負わせます。
これで、エリザベスとの婚約に瑕疵がある、つまりはここまでに書いたようなエリザベスの不貞行為があるよ、と示します。
勝負はマサルが勝って、子息の卑怯な行為に『何よあいつ!貴族の風上にも置けないわね』という言葉でエリザベスにちくりと苦言を呈します。
58話『解放と』で、オルバとナーニアの結婚式も同時にします。これはすべてがそうだとは言えないでしょうが、スワッピングをする2組の夫婦がよくやる手口です。お互いの伴侶を交換しますよ、実はお互いが結婚したい相手は別なんですよ、と示すものです。それで性行為に乱れるかどうかは話は別です。
それが正しいかどうかは別問題ですが。正直褒められたものではありません。
また、男もしくは女の一人が騙されていて、その他3人が肉体関係を持ち、残りの一人が飾り扱いされる時にも行われます。
このあたりは醜悪なので好きではありません。
59話でオルバの義足を作っています。どこまで深読みするかになるかですが、マサルとエリザベスの結婚に何らかの補助をいれますよ、的な表現に見えます。補助をいれるのはエリザベス側です。失った純潔分の対価が必要、という事でしょう。不貞行為を何も無しに許す事も出来ません。
また、マサルが乗り気ではない、という描写がたくさん出てきます。
クルックとシルバーが不在、もその描写の一つになります。どちらもエリザベスとアンジェラと結婚した方が良い、という表現の為に出てきます。
ですが結婚式当日には出てきません。エリザベスは不貞行為とその隠蔽、アンジェラは神殿の司祭の命令、で結婚しますので、恋愛感情なしの結婚だからです。
ティリカと師匠の話の部分で、エリザベスの父などを呼ぶか、という話と'子を産むか'という話に触れます。
町娘と同じになったエリザベスは離縁扱い、そしてマサルに子は作ってもよい、という助言がされていると解釈できます。
また、エリザベスとマサルの結婚について、それで良いのか?と質問しています。
この後のエリザベスの事情ですが、これも若干解釈に困ります。
ざっくり読み解けば、オルバはエリザベスを助ける、という約束をし、エリザベスと関係を持ちます。
ですがオルバは怪我をしてしまいます。
結果として、エリザベスは貴族令嬢としての価値を失い、平民扱いになった、という事です。
そのパーティメンバーの誰も責任を取らない、という所も含みます。
豚領主=オルバ、かも知れませんし、架空人物扱いかも知れません。
ただし、そこにある話の描写は、エリザベスの護衛が陽動されて、エリザベスの護衛がいなくなった所を襲われた、という話を暗に示しています。
この解釈だとオルバがエリザベスを襲った、という解釈で、マサルへの情状酌量を求める言い訳が出来ます。
その場合はなぜオルバは右足を欠損しているのかという部分で疑問を生じる事になるのですが。
場合により、罰として切断された、という解釈も深読みすれば出来るのですが。
何にせよ、マサルは、エリザベスとオルバは同意の上で肉体関係を持った、と思っているしそれが事実だと思っています。
61話『加護』からエリザベスのポジション決めです。
エリザベスが転移魔法、ティリカが召喚魔法を覚える、という展開で裏側を隠します。
使い道の難しい転移魔法を使った事に対しての会話があります。
「でもアイテムボックスを空にしないといけないから、普段の冒険だと使えなくないですか?」
「そ、そんなことないわ!きっとこの子にも使い道があるはずよ!それにアイテムボックスは大きくなったみたいだし、長距離転移もあるしね」
というわけで、'この子'と言っちゃってます。エリザベスの自身の売り込みアピールです。
ここで長距離転移の記録ポイントで、マサルの家、エリーの実家、ナーニア達の住む予定の村、が書かれています。
ここでナーニア達の住む村に転移する事がある、という部分は、不良品を返却します、という意味合いが込められます。
オルバと幸せになってください、という意味です。その時点でエリザベスの将来設計は破綻するのですが。
ここでティリカが召喚魔法でねずみを出します。長距離転移で斥候もしくはお使いが出来る、という案を示します。
同じように鷹を召喚します。鷹は猛禽類です。同じ鳥類を襲います。
これでエリザベスがマサル達に不利益にある、最悪は殺しにかかるかどうかの話し合いをします。
魔力切れで次の召喚が出来ない、という展開でマサルに促します。
次に進めて良いか、です。マサルがそこまでの話を了承したか、という確認です。
魔力を回復させてエリザベスとの会話が続くのですが、ここでマサルの発言は逆さです。
それを示す部分はここにはないですが、ここまでの展開が逆表現である事を示します。
ここで婚約指輪として'貸した'指輪をエリザベスが'譲り受けた'と言った時に、ティリカがまた召喚します。
虎を召喚して、エリザベスを脅します。まだそんな立場にする気はない、もしくはそんな立場にはしない、という意味を込めます。
ここまでの話で、エリザベスは、使い走りと斥候と護衛、そして足代わりの役割だ、と示されます。
その後に、マサル=勇者の話を再度出して来ます。エリザベスにはそれが都合の良い話だからです。
魔王=オルバという事で、悲劇のヒロインだから妻として扱って、というアピールです。
ここでの会話なのですが、
「だってもったいないじゃない。これだけの能力があるのよ。世のため人の為にって思わないの?」
「そりゃちょっとは思うけど、勇者は無理だって。おれが魔境に行って魔王を倒せると思うか?」
「・・・思わない」
という流れになっています。
もったいない、という部分はエリザベスのエリザベス自身の扱いへの主張です。マサル=勇者という事にして悲劇のヒロイン扱いで妻扱いしてください、という部分です。
それだけの能力持ってますよ、という話し方です。
その後の会話は、勇者だと言うなら、魔王=オルバを懲らしめちゃうよ、と言ったらエリザベスは不貞相手であり、自分の男であるオルバを庇います。
その後の話は、スキャンダルが明るみになったらどうするんだ、という話になっています。
エリザベスはオルバと一緒になりたいから、ばらすのもありだ、という話し方もしています。
第4章からは、マサルを排除してオルバと、場合によってはそれ以外と仲良くなりたいエリザベスとそれを諌めるマサルの話になっていきます。
マサルとの結婚で処女でなくとも良い事になったエリザベスはオルバと情事を重ねても肉体関係を持つ、という事だけを取ると、それでスキャンダルになりませんので、マサルさえいなければオルバとイチャイチャできるからです。
まだ全部読んでいません。72話までを書きます。
63話『晴天に霹靂』からはエリザベスの改心を狙う展開です。
ハーピーは以前にサティとマサルの情事の時の表現として出てきました。
ここでエリザベスがハーピーを全滅させますが、魔力切れから気絶します。
これでスキャンダルを共有意識にします。
64話『秘密基地』で、料理の話をアンジェラとエリザベスがします。
ここでエリザベスの失敗、について話していますが、それはつまり、スキャンダルを起こしてしまった原因についての話になります。
エリザベスは交渉下手で、利益に真正直に食いつきます。それがアルバに足もとを見られて、肉体関係を持つ事につながったのでしょう。
アンジェラはもう少しうまく話をする必要がある、という事で'料理'スキルを持て、と暗に示します。
ハーピーを全滅させた、という情報で、エリザベスの不貞行為とそこからの問題はすべてなくなった、という事を示そうとしていますが、門番との話し合いで、'まだハーピーいます'という展開になります。
つまりは問題事残っていて解決していないよ。という事です。
そして秘密基地を地下に作る、という展開になります。
水面下で行動してスキャンダルとその問題を消す、という暗示になります。
ここの会話でエリザベスがマサルに風呂に入るのを勧める描写があるのですが、
「一緒に入る?」
「え、うん。いいわよ。よく働いたご褒美に洗ってあげる」
とあります。妻が夫に愛情を抱いて甘える、というような雰囲気が全くありません。それが二人の関係を示しています。
一緒に入る、という言われたエリザベスはそんな考えすら自身にない事からその発言に一瞬とまどう、というものが表現されています。
65話『とある年のクリスマスイブ』で熊が出てきます。
別で話しましたが、熊は寄生虫のついた鮭を丸飲みできる動物です。
それでマサルを表わします。
熊を倒してそれを退治し、それをマサルが夜に料理することになります。
朝の内に、アンジェラとエリザベスで神殿に出掛けますが、エリザベスのチェックが行われています。
昼にエリザベスが他の妻に勉強を教えています。
この後の妻達の状態がエリザベスの状態を示しています。
他の含みはなしと考え、マサルに一番忠誠を誓っているサティは寝込み、中立と言えるアンジェラはぐったりしています。評価係のティリカはサティを見ています。
それがエリザベスの評価で、まだエリザベスはマサルの事をこれっぽっちも好きではありません。
66話『召喚魔法レベル4』でティリカが今までより1ランク上の召喚を行いドラゴンを出します。
それがエリザベスの状態だという事になります。
表ではしたがっている振りをして内実は騙す、裏切る気満々という事です。
一応ここで、屈伏させて従わせる、という展開でエリザベスが従順になる、という描写ではあります。
ですが、67話『ハーピー戦、再び』でエリザベスは本性を表わします。
エリザベスが従順になったかどうかを確かめる為にマサルとエリーで先行します。
そしてエリザベスの魔法が発動しますが、あえてマサルを巻き込みます。
マサルの危機をサティが助け、エリーをティリカの虎が守ります。
虎はエリーの傲慢な態度を諌めるために脅迫に使ったものであり、それをエリザベスと同じ方向を向かせている事でマサルへのエリザベスの感情を示しています。
エリザベスがマサルの暗殺を目論んだ事で、ティリカはドラゴンであるどらごを召喚して明示します。
この話の最後で、「言ったとおり大物が出てきて良かったね」とエリザベスに皮肉を言っています。
これは、エリザベスのまさかの行動を大物、と言ったか、大物が出てきたらあわよくば巻き添えで殺せるから良かったね、という意味合いです。
68話『森と地下室の一週間』で、エリザベスがまだ懲りていない事が示されます。
「うちに足りないのは前衛だと思うのよ。それも盾職ね」
と言っています。前衛程死ぬリスクが高く、それをマサルがやれば巻き添えにして'不幸な出来事だった'としてしまえます。
オークの集団と出会い、それを殲滅する事でエリザベスの指導を終えたかに見えますが、まだ何かと遭遇します。
69話『オークキング』で別パーティと遭遇します。
このパーティと同行して砦を目指す交渉があるのですが、このパーティは4人構成でマサル達は5人です。
その状況での台詞として、
「どうする?足出まといが居たんじゃ今日中に砦とか無理だぞ」
とあり、暗にエリザベスは切り捨てるべきだろ?と示しています。
この後の会話は、エリザベスがマサル達と一緒に地下室にいたくない、という話と、助け合いの部分の話が行われ、どちらにもティリカが「嘘は言ってない」と示します。
そしてその後の発言です。
「一応怪しいところがないか注意してくれ」
「わかった」
ですが、これはエリザベスの動向を調べてくれ、という事で別パーティを監視してくれ、ではありません。
場合により、エリザベスの共犯者かのチェックです。
ここでオークの集団と遭遇します。
これを撃退するのですが、一匹だけ強いのがいて、それがマサルを負傷させます。
それを助けるのはやはりサティです。
エリザベスではありません。
作戦指揮を取っているのはエリザベスです。場合により、ミスをして状況を悪化させて前衛に立つマサルを殺そうとしている、とも取れます。
また、ここでアルビン達が監視目的でありマサル側であるとするなら、オークの遭遇もマサル側が作り出したものになる可能性があります。誘導して、ですが。
アルビン達はエリザベスを褒めています。エリザベスがいれば冒険は助かるよ、というような。
そしてアルビンのパーティは男3人、女1人で、女はアルビンの妹です。
その妹は他の2人のどちらとも仲良くしている、という設定で、アルビンがそれを咎めると怒る、という話をします。
これで、エリザベスがオルバとマサルの二股をかけようとしている事くらい許せ、という交渉を仕掛けて来ています。
ただしここは別解釈ありです。アルビン達がマサル側と解釈するなら、エリザベスがまだオルバとマサルの両方とうまくつき合おうとしている、という情報を提示している、とも取れます。自分の男であるオルバと、利益をもたらせてくれるカモのマサル、のどちらも手放したくない欲深い行動を表わしているという表現です。
この後に野営をします。マサル達が気を抜く事はありません。
寝首を掻きに来た可能性が高いからです。
70話でアルビンの怪我が重傷だったとエリザベスが言うのですが、69話でサティが、マサル以外大丈夫です、と発言していて、エリザベスの嘘が見えます。
野営の見張りで、マサルは蛇を一匹倒します。
これはアルビン達が寝首に掻きにきたのは知ってるんだぞ、という明示です。
この別解釈は、アルビンにマサル達の現在の状況を知らせているという明示です。蛇1匹=エリザベスです。
アルビン達とエリザベスが共犯でない場合、アルビン達が魔物を使ってマサル達を殺そうとしているなどが考えられます。
アルビン達がどちら側であるかで解釈が変わりますが、その情報が足りないのであいまいにしか解釈出来ません。
夜にエリザベスとマサルの2人で襲撃してくる魔物を倒す、という展開になり、エリザベスはここでもマサルを殺す計画を止めていない事がわかります。
アルビンがエリザベスの共犯者ではない、という場合は、アルビン達が味方の振りをした盗賊、という話の展開で、エリザベスとマサルがそういった奇襲は無意味だぞ、と明示している事になります。
結局はアルビン達の立ち位置次第で解釈が変わります。蛇がアルビンかエリザベスのどちらを表わすのか、という事でそれに関連する行動に意味が変わります。盗賊なのか、エリザベスの共犯者なのか、マサル達の情報提供者か単なる冒険者か、ここでの情報だけでは特定が出来ません。
71話『もう一周!』ですが、ティリカと蛇の話はどこまで深読みするかになります。
アルビン達が盗賊であると仮定した場合には、それを明示してもう同じ事はするな、という牽制になります。
別解釈として、'嘘は言っていない'事はわかるティリカですが、それだけではアルビン達を見極め切れなかった事実をティリカに示した、という解釈も出来ます。
どうであれ、その情報が足りないのであまり深読みしてもここでは特定出来ません。特定できるだけの会話も行動の描写もないからです。
この後のティリカの発言ですが、「ゴーレムは役に立つ」と言っています。これはエリザベスを指しています。
そして、この情報から逆算してようやく、野営時にアルビンの怪我を重傷と言ったエリザベスが、アルビン達を不審に思っている事を告げていたという解釈が出来、そしてエリザベスはアルビンの共犯者ではない、という解釈につながります。まだ全然情報量が足りないですが。
これまでの展開で、アルビンがエリザベスをやたらと褒めていた事が単なる偶然かどうかがまだ残っていますので、アルビン達とエリザベスが無関係だとほぼ確定してもあいまいなままになります。
その怪しいアルビンをゴーレムの上に乗せて監視している状況を作って旅を続けます。
砦につきアルビン達と分かれて今後の行動を決めます。
その際にエリザベスが森をもう一周、と言い、ティリカは賛同します。
このティリカの行動に関してここまでで少ないので結論が出ませんが、エリザベスが嘘をついている時にエリザベス側に賛同する、という状況が存在するかも知れません。まだ回数とシチュエーションが足りないので確定できませんが。
なんであれ、また造反の態度を示すエリザベスにアンジェラが料理の指導をすると言います。料理をされるのはエリザベスなのですが。料理を自分でする=町娘やメイド扱い、です。
エリザベスが覚えている料理は、マサルが教えた唐揚げとプリンだけ、です。
マサルからこんなに愛されているんだよ、と示すものだけ、です。
それで妻扱いしてね、というアピールの為のものです。
その後に唐揚げの料理方法のバリエーションを教える、という事で料理を覚えさせるように誘導します。
つまりは以前にエリザベスに示した妻としての扱いに変わる別の扱い、でかつメイド扱いしない立場を用意するよ、と期待させます。
マサルも結構チョロイ奴だということです。
72話『牛がどこまでも追いかけてくる件』で、エリザベスの行った裏切り行為の明示をしています。
牛の群れを襲い、そのリーダーだけを倒し、かつ、どらごを召喚します。
どらごは、エリザベスの裏切り行為の明示のために召喚されます。
リーダーだけ倒す、という部分でマサルのみを狙った犯行を示します。
この牛を倒す時に、「頭が固い」という台詞があります。これはエリザベスが頑固だ、という表現につながると思われます。
いまだにオルバとマサルの両取りを狙っているという解釈が出来そうです。
また、エリザベスへの忠告も兼ねて、文章内に
『後日判明したことだが、群れに手を出すのは大馬鹿のすることで、普通はなんとかして一匹だけ罠にかけるか、はぐれたのを狙うのだそうだ』
と書かれています。エリザベスの行動は軽率だ、と言っています。
この後の門番との会話をどう捉えるかです。
オルバとエリザベスの情事もこの砦周辺で行われた事で、この砦はオルバとエリザベス側に勢力とも取れます。
なのであえてどらごの存在と牛一匹討伐という結果を残して、計画はばれているぞ、と示すか、そういった計画があった、と示しています。
砦がマサル達の敵側なら警告であり、中立ならそういった事が起きた、という報告です。
ここまででもうスキャンダルばかりの展開に突入になりそうです。
あまり表面に見えてこないし、ご都合主義作品なので気楽に読めるのでだらだと読む分にはいいかと思えもします。
ですが、だらだら読むご都合作品ならなぜあえてスキャンダルいれたの?って思えもします。
総じて「読んで欲も悪くもないもの」です。
展開が軽いのでスキャンダルもそれほどにはダメージにはなりにくいですが、読み辛いものではあります。
一応、先を少し読んだら79話で和解しています。
エリザベスの望む夫役は前衛に立てる強い男で、それをマサルが実行したらエリザベスは従う事にした、的な話のようです。
それとスキャンダルとは別ものの話ではあるんですが、まあこの作品での話なのでこれ以上のツッコミはしません。
全体的にはどうにかしてマサルという存在を自分達の都合よく操ろうとする周囲がいる、というお話と言えます。




