※ハットヒヤリとヒヤリハット
どこぞのダメ子さんかダメ夫さんが、自分が考えた、と主張したいのかハットヒヤリを逆さにしているのですが、これが意図的な誘導である可能性を考慮して違いを書いておきます。
'ヒヤリ'とは、もう少しで失敗して被害する可能性があった、と思い恐怖する事を指します。
'ハット'とは、ヒヤリとする状況が起こりそうだった事に気づいた、もしくは起こる可能性に気づいた、という事を指します。
この言葉は、危険を事前に察知して事故に発展する事を防ぐ、という事を意識させるために使われます。
まず、ヒヤリハットはしてはいけません。
これはチャレンジ・アンド・レスポンスをあえて推奨したい側の策略です。
チャレンジ・アンド・レスポンスが悪いとは言いませんが、どんなものも使いようです。
チャレンジ・アンド・レスポンスは一度試してその結果と経験をフィードバックして次の試行に反映するという手法です。
つまりは、それを行う手法は'失敗する事前提'であり、'それが許される'場合にのみ適用できます。
すべてに適用出来ません。
つまり、'ヒヤリ'してから'ハット'するのは遅いのです。
すでに失敗しており、その結果として、偶然、事故へと繋がらなかった場合に、'ハッと'としてそれを教訓にする、のでは知識を扱う文明人とは言えません。
ほとんど無計画に、楽観的に、行ってたまたま助かった、という行動自体が問題になり、そこから何かを得ても遅いです。
それはつまり、'それ以前の失敗も成功も何ひとつ経験として活かされて教訓になっていない'という事実を突き付けます。
なのでハットヒヤリは良くても、ヒヤリハットは駄目です。
どのようなものも、一回目は失敗するかも知れません。
それはまだ許される事があります。
だからと言って、それがほんとうに世界で一回目かどうかを確認しないで良いという理由にもなりません。
前例があれば確かめて、それが失敗なら同じ失敗をしないようにする。
その知識を得る、という事が重要になります。
その知識を得ている状態で、対象となる行動を行う際に、どのような危険があるかを推測するのが必要です。
それを行い、リスクを下げた状態で行動しようとしてまだ隠されたリスクに気づけていない状態で行動直前に気づいて行動を取り止める、というのが'ハット'です。
この習慣付けが必要であり、ヒヤリハットでは習慣付けが出来ません。
失敗してからでは遅く、死んでから'ああ、一回死んでしまったから次からは気をつけよう'は成立しません。
だからハットヒヤリで習慣付けをしてください。
前例があればそれを知識として吸収し、推測、予測を行う、というのが行動の基本です。
この繰り返しにより、得られるものがあるのですが、それはここでは述べないでおきます。




