大公妃候補だけど、堅実に行こうと思います
女性向けファンタジー
スキャンダルあり。
評価は「読んで良くも悪くもない」です。
続編まで読むと「読んで悪い」です。
自分のは正直地雷踏みすぎて精神的にこたえたので書いてません。
ゴメンナサイ。裏に地雷埋設したら何かすごいことしてるとか思ってるんでしょうか・・・
スキャンダルはありますが、見た目見えないようになっています。
その結果においてのみ、見えて来る、というものです。
粗筋は、大公が妻を娶らないので、30人の婚約者候補を呼び寄せて彼女達の中から決めようとする、という所から始まります。
主人公テレーゼは貧乏貴族家の令嬢で、大公の妻になれるなんて思っておらず、その選考から漏れても場合により女官としての働き口があるかもしれない、という所に魅力を感じ、候補者として参加します。
話の表面上は、テレーゼにつきしたがっていた女官リィナと大公が結婚します。
裏側を見れば、これは恐らくは、責任を取った、という形になるのでしょう。
別ルートとしては、初めから平民リィナを妻にする計画にテレーゼが協力した、です。
この30人の候補者の中から1ヶ月後に婚約者を選ぶ、という話になってます。
テレーゼは質素に暮らし、また、婚約者候補としての争いに参加せずに自己啓発に励みます。
そこが好感が持てる原因になったのかリィナと遭遇するイベントを介して、リィナを付添人にします。
これは大公からのお墨つきとも言える配置だと思われます。
しかし、他の令嬢にとっては、大公に声をかけられたテレーゼが邪魔です。
なので誘拐します。
ここで、作品上は害していない事になっています。
ですが、その後の、褒美の面で慰謝料とも言える額を支払っています。
ここでのスキャンダルですが、貴族社会では基本的に起こりません。なぜなら、従者は当主に雇われているのであって令嬢に雇われているのではないからです。
さて、裏側ルートが正しいと仮定します。
そうなると大公にとっては大きな問題になります。
自身の選ぶ予定だった候補が害され、候補者がいなくなります。
また、それを行ったのが他の候補者です。
そこから選ぶわけにもいきません。
そこから選ぶという事は、今後、例えば30人の中で一番能力も低く、容姿も優れていなくとも、他の29人さえ排除してしまえば婚約者になってよい、という前例を作る事になってしまいます。
また、これはゲスな方法ですが、集められた30人の中で、スキャンダルに巻き込まれれば責任を取ってもらえて婚約者になれる、という前例も作るわけにはいきません。
また、大公が行った企画です。失敗は許されません。
だから、落としどころとしてテレーゼの侍女のリィナが実は対象だった、という事にします。
それであればテレーゼと会おうとした事も話として通ります。
そして、周りにも暗に、選ぶのはテレーゼだったと知らせる事ができます。
まさか集めた令嬢がそこまでの暴挙に出るとは思わなかった事からの苦肉の対応策になります。
さて、大公は自身の失敗の対応をします。
テレーゼには多額の慰謝料代わりの礼金と自身の側近である伯爵家嫡男のジェイドを夫として結婚させます。
その方法でしか、失ったものを補填する事が出来ない大公の行動になります。
別ルートは、初めからリィナが婚約者になる計画を告げられて、多額の報酬のためにテレーゼは参加した、というものです。
どちらであれ、スキャンダルに巻き込まれる事には変わりありません。
総じて「読んでよくもわるくもない」ものです。
スキャンダルはありますが、ほぼ見えません。その結果において見えるだけです。
ですが、続編はその展開のまま進んでいるようなのでそこまで読むなら「読んで悪いもの」です。
私は続編の展開が本編最後の結末から読めたのでそこで読むのを止めました。
一応確認だけはしましたが、やはりそうなっています。




