妹ですみません
恋愛もの。
評価は「良くもなく悪くもない」ものです。
粗筋は、女性不信の義兄と平凡な義妹が同居する事になる所から始まります。
義兄は義妹がいままで自分が接してきた女性とは違うという事から義妹にだけは心を開く、という内容です。
やがて成人し、ようやく義兄と義妹でお互いの気持ちを伝え合い結ばれる(20170306現在)展開になりました。
もうすぐ完結のようなのでここでレビューとしました。
裏はほぼないです。
なので最初を読んでみて問題ないなら読める作品です。
あえて裏があるなら、'ひとり暮らしはじめます'の急展開が怪しいです。
それ以前にも、義兄視点からの義妹を使った美人局的な内容がチラッと見えていましたが、それが少し強めに見える展開になっています。
10話『兄の異常』で妹の首筋に噛みつきます。吸血鬼をイメージさせます。
11話『妹のXX』ではスポーツジムからの展開が兄に関しては、空想をイメージさせる内容になっています。
ここでの兄のイメージが美人局を暗示するなら、スポーツジムでトレーナーに言い寄られた時の兄は空想の産物になります。
このスポーツジムには、兄へのプロポーズの条件である'富士山の山頂でプロポーズしたら受け入れる'を満たすために通っています。
この条件を満たせそうにないためにトレーナーが'個人コーチ'を申し込んでいるようにも見えます。
また、無理なプロポーズに時間をかけるより、他の男性に目を向けろ、的な発言もされています。
そしてペンションに行くのですが、妹は
「無謀だなんて、思いたくなかったんですよ」
と独り言を言っています。ペンションまで兄が追いかけて来るのかどうかを確かめるという行動からペンションに泊まる女性の言葉ではありません。
その後に兄が登場しますが、これも空想でしょう。
その時、兄や妹の部屋の真向いの部屋にチェックインしているという描写があるのですが、これも兄が空想なら単にそこにいた誰かを誘って性行為に及んだ、という解釈が出来ます。
失恋からの自暴自棄、とも取れます。
ペンションでの一言さえなければ、その裏を見ずに済んだのですが、あえてそこに微妙な言葉を入れて裏をほのめかしているのが読み辛いものにしています。
もしそこが空想でなければ、じっと兄が来るのかどうかを待ち続ける描写があって良いものになると思います。
ペンションで会った男性、ですが、空想だとするなら場合によってはジムのトレーナーという解釈もありになってしまいます。
やはりペンションでの一言が、読み辛い内容にしてしまっています。
ありえなくもない発言なんですが、それまでの兄の行動がそれ以降の展開の根拠を薄くさせています。
ただ、裏をあえて読んだらというだけの事なので単なる恋愛ものとして読むのが一番妥当だと思います。
裏を無理矢理こじつけるにはその情報量が足りません。
総じて評価は「良くもなく悪くもない」ものです。
全体に関してですが、社会全体で伴侶の押しつけを行う馬鹿共が居るよ、とも見えるように書かれています。
兄も妹も、押しつけられる配偶者を拒絶しているようにも見えます。
そういったドロドロした部分を見ないで読んだ方が読み易いです。
個人的に展開と書き方が、過激ではなかったので好感を持っていたのですが、何か残念なクライマックスになったなぁ、と感じています。




