主人公の伯母です
女性向けファンタジー。
内政もの?
スキャンダルあり。
評価は「読んで良くも悪くもない」です。
スキャンダルのない女性は大抵は平凡な結婚生活を満喫するから、変わった人生を送る人物は大抵スキャンダルなどを発生させている、という観点からかこの手の作品にはスキャンダルがつきものになっているようです。
あえて、「この作品いいね」と言わせて、スキャンダルをさも望んでいるかのように受け取りたい方がいるかも知れませんが。
スキャンダルは9話『お忍び観光中』に起きます。
この少し前に、兄との決闘に勝っている、という部分でこの展開の根拠が変わってしまいますが、スキャンダルは起きた事になっています。
「まるでおとぎ話の世界に迷い込んでしまったみたい」
から始まり、途中に
「それは平気よ!」
と不可解な発言を挟んで、裏にスキャンダルをぼかしています。
分かりにくいと言うか伝わらない書き方ですが、あった事にしてこの後の展開が進んでいっています。
ここでは、走り->アイス->隠れる、という展開で追われている部分をぼかしています。
その後にオディールというメイドに会いますが、これがスキャンダルを匂わす情報になります。
この後の話ですが、11話で、オディールは結婚して王宮を退いたのです、という発言があります。
これでスキャンダルを匂わします。
また13話で、お忍び観光につきあった護衛ノアは守れなかった責任の為に、主人公がしようとした事をするために旅に出ます。
また、その前に王子達に、夜にも関わらず、主人公の部屋に訪れて良いかを訪ねます。
これで何が起きたかを王子達に暗に示しています。
15話『共犯者獲得』での文章ですが、
『ここにいるロゼはただの一般人だ。彼女も王宮を退いている』
というものがあり、ここで主人公は'平民扱い'、'町娘扱い'という表現をしています。
ここまでで、すでにスキャンダルがあった事をわかります。
この根拠の補強ですが、37、38話での展開で、すでに主人公がスキャンダルに巻き込まれた、というのを周知するための展開になります。
皇子が主人公に婚約を申し込んだからです。
そのスキャンダル自体は公に出来ず、していないので、ここであえて明示する形で示し婚約の成立が出来ないようにします。
また、この展開は、そのスキャンダルに関与した刺客が皇子の国の干渉であり、その黒幕が大臣だった、という結末も少しだけ示しています。
以前に主人公を害したが、その後に国が繁栄して国同士の関係を改善したいが、過去の因縁を償ってからしか出来ない、から黒幕であった大臣を差し出した、とも取れます。
がしかし、そう判断できる情報が足りないです。
その方法では主人公は何の救済にはなりませんが、この話には両国の和平が絡んでいますので、それが救済の代わりになります。
その功績は主人公のものとなり、失った役割の代わりになる実績を示した事になります。
総じて「読んで良くも悪くもない」ものです。
スキャンダルが読みたいのではないのですが、どうしてもスキャンダルがきっかけに通常とは違う行動をする、という展開で話を進める必要があるのでしょう。
読んでいて読み辛いです。




