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自分用レビュー  作者: くーくま
33/224

賢者の弟子を名乗る賢者

途中止め(続き読む気あり)。

ファンタジーもの。

スキャンダルありです。


節子「スキャンダル・・・、なんでいれてしもたん?」

本当に残念です。

評価は「良くも悪くもある」ものです。


やっぱり更新不定期ですのことよ?

粗筋はVRMMOの世界に入り込んだ主人公。元々は老人キャラを使って渋いロールプレイングをしていたが、少しのミスで少女キャラになってしまう。

そしてVRMMOの世界にそのキャラで入り込んでしまったからさあ大変。

どうしてそうなったのか、調べる所から始まります。


登場する人物は大半はNPCなんですが、同じようにゲームの世界に入り込んだ人物がいたりします。

ソロモン王もその一人で、主人公タンブルフの友人です。

タンブルフはまずソロモンに会いに行きます。

見た目が少女なのでタンブルフの弟子ミラと名乗って旅をします。


この国には9人に賢者がいました。その内の一人がタンブルフです。

ですが、30年行方不明という扱いになっています。

タンブルフを使ってゲームをしていた人物が確認したゲーム内の日付から30年経ってしまってもいます。

そして、9人の賢者も同じように行方不明だったが1人だけ10年程前に戻って来ています。それがルミナリアです。


タンブルフはゲーム内の住居であった塔に出向いて準備の後に、王族専用馬車でソロモンの城まで送迎されます。

この馬車の設定がスキャンダルに絡みます。それが結構私にはダメージになりました。


ソロモンに会うと、少女ミラの容姿からソロモンの婚約者候補扱いされます。

タンブルフの弟子という事も格としてつりあうのでしょう。

設定ではミラ=タンブルフですが、そういったゲームに入り込んだ、などという部分を除くと、本当に弟子でタンブルフの代わりに現れた、という事になりそうです。

そのため、婚約者扱いが妥当という流れなのでしょう。

これがスキャンダル前後の対応に響いて来ます。


スキャンダルに関連する冒険は24〜35話までです。

その影響はそれ以降も話に出てきています。

途中で読むのを止めていますが、先の展開がどうなるか確認したかったので転機点になりそうな部分を先に調べました。

78話『これから・・・』79話「御披露目』で無事、復権していました。

婚約者候補かはわかっていません。まだ全部読んでいないので。


スキャンダルを隠すための騙しの技法ですが、少しだけ古いやつが使われていました。

冒険の場所は迷宮です。行きと帰りが同じ場所になります。

なので、


1 2 3 4


とあるものを



4 3 2 1


と書くトリックが使われています。

ですがそう書くと変な事になるので、


4 2 3 1


としています。


ここで1が迷宮に入る部分、2が迷宮前半、3が迷宮後半(城)、4が迷宮を出る部分になります。


で、これだけでもいいのですがもう少し捻りが入っています。


3を内部で更に分けて、


1 2 1


としています。同じく往復なのでその前後に同じタイミングのイベントの内容を分散させてスキャンダルを隠しています。


迷宮に入るのですが、ミラは冒険者を雇います。

ソロモンの紹介状で熟練者を雇います。

ミラは召喚術士であり、この設定のため、裏の展開では主には護衛に戦ってもらう立場だと言うことになります。裏の展開とは魔法がない設定の場合の話です。

魔法がある設定なので自身でも使える事になっているのですが、話の裏の展開はあくまでミラはほとんど戦えず、護衛任せ、という内容になっています。

その裏が見えてしまうのは、結局はこの冒険が終わるまでの流れでその裏設定で一貫性が保て、その後にも影響があるからです。


まず話の書き方では迷宮を出た後のイベントで、黒猫に風の精霊が追いかけ回される、というものが発生します。

これがこの先の展開の予兆です。

騙しの技法のためにあえて出た後に配置しています。

だから読む時には逆にしないと裏の表現が読めません。


これはビッグエンディアンとリトルエンディアンとも言えます。同じ事をしています。

わかりにくいです。使いにくいです。

そうしたからと言って新しい話を創造したわけでもないですが、その指摘は避けます。


予兆ですが、黒猫が横切り不吉な印象を与えます。美しい乙女である風の精霊が追いかけ回されています。

美しい少女であるミラが追いかけ回される未来が示されています。


塔前半ですが、ここは表面通りなのですが、その後半に鏡の間でのイベントがあります。

26、27話ですが、ここでゼフの頭をミラが撫でて慰める、という描写が入ります。

ここが暗示です。男が女を慰める、にはどのような方法があるか、です。


その後にミラは目的である、最下層の城へと向かいます。

ここで、ミラは護衛に待っていてくれ、と言いますが付いて来ます。

最初はゼフだけ付いて行くと言い、その他もその後に一緒についてくる、という展開ですが、この後の話では裏側ではどうやらゼフだけがついてきたようです。



迷宮の後半部分ですが、最下層に降ります。

この最下層に登り降りの描写ですが、行きが護衛のエメラとゼフの追いかけっこ、帰りが悪魔の出現です。この二つで、ここで何が起きたかを表わしています。

出現した悪魔は1体です。なのでゼフだけでしょう。ですが、他の護衛は上の階にいて、誰もゼフを止められません。

熟練の護衛がやらかしたスキャンダルです。


悪魔が伯爵3位と行っています。3位が何を表わすかわかりませんが意味ないものとしておきます。

公爵、侯爵、伯爵、子爵、男爵の階級で伯爵です。

ミラは話の中で公爵3位までは自力で倒せる、と行っています。これは逆表現でしょう。

伯爵がランクCの冒険者を表わすなら、ミラが自力で倒せるのはランクEまで、という事を表わしていると思われます。

なので、ミラはゼフに凌辱されます。

話の表面上はミラが盛大に活躍しています。


次に'1 2 1'の部分の2です。

ここでミラは数多くの氷漬けのメイドの死体を見ます。そして玉座に座る氷漬けの女王、だがまだ死んでいないが氷が溶ければすぐにでも死んでしまうかもしれない状態です。

これがミラの現状を表わしています。ソロモン王の婚約者候補で妃になる予定のミラを表わしています。

氷漬けの女王は背中に死の刻印を施されており、一見怪我をしていないように見えていた、という所がポイントです。

その刻印は氷漬けを解いてしまうと女王を殺してしまう、という設定になっています。


ゼフにレイプされたミラは泣き寝入りしません。

32、33話で冒険者ギルドの長と話をします。


「精霊を襲う者達の事を知っておるか?」


から話を始めます。

次に


「時に、お主は悪魔が全滅したと思っておるか?」


と続けます。悪魔の発生と場所、それとその前の話の前振りで何が起きたかを伝えています。

その時の内容についての話でミラはこう言っています。


「わしが、大丈夫じゃ無さそうに見えるか?」


です。これは逆さ表現です。無いを外して読むと「大丈夫そうに見えるか?」と読めます。

これは後はミラのその状況次第ですが、展開からはそう読めます。

それに対して冒険者ギルド長は


「・・・そうか。そうだな」


と答えます。更にギルド長からの質問です。


「それで、その悪魔はどうしたんだ。もしかして・・・倒した、のか?」


「うむ、良い経験になった」


「そうか・・・、倒したのか、流石だ」


です。これは逆さ表現です。悪魔に倒されたのか(レイプされたか、もしくは害されたか)という問答です。

ギルド長にとってはとても深刻な問題です。

護衛に派遣した熟練の冒険者がその依頼主を加害しています。

冒険者ギルドの存続に危機です。そして相手はミラです。王の婚約者候補です。

ただでは済みません。


ミラが受けた損失を補填してあまりあるものをギルドとして提供できなければギルド毎終わりです。

王国にも居られない事態です。


その後に33話でミラはゼフ達に会いに行きます。警察庁所属の警備兵を連れて行きます。

これでゼフ達の顔を覚えさせています。


ここから断罪イベントですw。

エメラやゼフ達を許す気もないのでとことん叩きます。


まず、冒険で得たものをエメラ達はミラに渡す事で、許してもらおうとしますが、そんなはした金ではミラの損失補填は出来ないので、等分しようと話をつけます。

その話の後に、同行したタクトという少年について乾杯します。

冒険から無事帰還して乾杯、ではないです。

タクトという存在は恐らく空想です。裏設定でミラは弱い存在なので、ミラがどう扱われたのかを示すための存在だと思われます。

つまりはミラは冒険から無事帰還して乾杯などとは言っていないという部分だけが見えて来ます。


そして、事態を聞いたエメラ達の属する傭兵団のリーダー、セロが駆けつけます。

この後の会話は文章上には出てこないやり取りが見えます。


セロが「うちのメンバーがお世話になったみたいですね。ありがとうございます」と言えば、

ミラが「礼を言われる事ではない。一人で行くより随分楽しくなったしのぅ」と答えます。

「礼を言われる事ではない」です。前提に犯行がなければ肯定的なのですが、前提があるので否定的な解釈になります。

それに対して同行した冒険者達のリーダーであるエメラが「ミラちゃん、そんな風に私達の事を!」って言っています。

表面上は褒められて嬉しい、ですが、裏ではそこまで恨まれているのか、という事です。

そして、フリッカという魔術師が「私も楽しかったよぉー!」と言いながらミラの足にすがりつきます。

ミラは許す気がないのでそれを蹴飛ばします。


その様子に対してセロが追加で質問をしますが、これは同性であるフリッカの過度なスキンシップの範囲なので不問とされます。

そしてもう一度取得物の分配の話になります。

冒険者側はこれで勘弁してくれ的な話のもっていきかたをしますが、当然そんなものでは足りないのでミラはあくまでこれは分配だ、と言います。

また、手にいれた、悪魔が持っていた禍々しい鎌をエメラ達に譲ります。高額の品です。

これはマーキングです。こいつらがやりました、的な不名誉なブレゼントです。

これを持っている限り、「それどうやって手に入れた?」「悪魔から」という展開から逃れられません。

そして悪魔が持っていたとされる鎌を持つ傭兵。つまりは「おまわりさん、こいつです」って感じで常に主張をし続ける事になります。

王族かそれに近い人物からの贈り物です。身につけていないなどが出来ません。ほぼ呪われた装備です。

ミラはこう言います。


「確かに(一緒に居た期間が)短いが、わしはエメラ達が好きになったのでな。それと万が一にも何かあれば、わしが責任を持って回収しよう」


と言っているので、ミラが回収に来るまでちゃんと大事に使って持ってろ、周りに分かるように、という事になります。

それにセロはこう答えます。


「私の仲間をそこまで信じてくれて、ありがとうございます。これについては私が責任を持ちましょう」


セロは贖罪に協力的です。


34話でまだイベントは続きます。

ここで鎌を使う事が出来るセロの仲間が登場します。彼が鎌を見せびらかす損な役割をする事になります。

セロの傭兵団がスキャンダルをやらかした、という広告塔です。

鎌を渡したやり取りの中でこういった会話が出てきます。


「どうだ、嬢ちゃん。こいつなら使えそうだ。それにこいつの人格は俺が保証する。見た目は暗いが、孤児院に寄付するくらい情に篤い男だ」


「え・・・アスバルさん、何で知ってるんですか!?」


別段普段はそう言った事はしていないでしょうが、こういった譲歩ではミラを納得させる手段を彼等はもう持っていません。

ミラに与えた損害は、エメラ達が死ぬか、王国から追放されるか、ミラが殺すのだけは勘弁してやると言わない限りは死ぬ事になる程の大きさです。

まあ普通に考えて、王妃様レイプしましたテヘペロが通用するわけもないです。


その話をミラは了承します。一段階、エメラ達の13階段は後退しました。

ですが、まだ足りません。

そこでセロはミラの手伝いをすると提案します。

ミラはそれも了承します。


その後に、タクトが退場するのですが、ここでミラは賢者達のいる塔に来たら歓迎する、と告げます。

これの内容で、ミラの身分がかなり高位であると告げる事になっています。

この情報を加えて、悪魔から手にいれた素材の分配の話になります。

その素材の中で、ミラは角2つを貰います。恐らく傭兵団のセロとエメラを表わすか、セロだけを表わすかわかりませんが、頭の部分を取った、と解釈できると思います。


素材分配の後に、


「私達が生きているのはミラちゃんのお蔭だから、改めて御礼を言わせてもらうね。ありがとう」


「ありがとうな。嬢ちゃん。命だけじゃなく、こんな物まで貰っちまってよ」


「ありがとうございました。ミラちゃん。受けた恩は必ず返すから。出来れば連絡先教えて・・・っ」


と同行したメンバーは言います。そしてゼフはこう言います。


「オレもさ、お蔭で色々吹っ切る事が出来たからさ。ありがとな」


もう自棄になっています。彼の今後は多難でしょう。休む暇も無い程に。

周りも大変でしょう。王妃になる事で得られる利益と等価の対価を稼がないといけません。

冒険者にはまず無理です。


35話でもう一度セロと話します。

ここでスキャンダル関係での問答は、ギルドに入って欲しい、という所からです。

ここでミラがギルドに入る、と言えば仲間だよ、って事でまだ許してもらえる可能性がある、という事です。

ですがミラは断ります。ミラをリーダーにする事で、自分の負債を抱えた傭兵団だよ、って事になればその負債は不問になる、と言っても良く、それならセロ達も過度な重労働から解放されるという事になります。

ミラからすれば、それが王妃になる事と等価と言われて納得も出来ないという事です。

なので、とりあえず追加注文です。


「うむ、そうじゃ。だがまあギルドには入れんが、道すがら助けを求める者には出会ったら助力すると約束しよう。それでどうじゃ?」


と言ってかなりの無理難題を突き付けます。これは逆さ発言で、セロ達に「やれ」と言っています。

相手が払う事ができる金銭がない時は無償で奉仕しろ、と言っています。


この時点でセロの傭兵団はブラック企業張りの働きをしないといけなくなりました。



この話の最後で、ミラは店売りのタンブルフのローブのレプリカを買います。

これは町娘になった、という表現です。



スキャンダルは終わりましたが影響は残っています。

36話でソロモンに悪魔の報告をします。

そして、口止めと称して、実行犯をソロモンに教えます。


ここでの会話でソロモンはミラが着ているレプリカのローブを「似合っている」と褒めます。

これが町娘扱いするよ、という意志表示になっています。

風の精霊が襲われていた、という情報も追加して、ほぼ何が起こったかをソロモンが推測できるようにします。


ここからミラの扱いが変わります。

37話になり、ソロモンが「王の仕事に興味ないかい?」とあえて聞きます。

それにミラが否定的な意味を込めて「わしに出来ると思うか?」です。これで確定させます。


その後にミラは話しを終えます。話の最後にソロモンが欲しい素材を要求されます。

部屋から出るとメイドのリリーと出会います。

以前から作っていたソロモンとミラの趣味を会わせたようなミラ用のローブが出来たと言われて案内されます。

そこにはメイド服も飾られており、それに見惚れます。

するとリリーが


「ミラ様は侍女服に興味がおありですか?」


と聞いてきてミラはドキッとします。すでにソロモンの王配として相応しくない事まで知っているのかと思ったからです。

それを断り、ローブを見せてもらいます。

試着するのですが、その時、侍女には手伝ってもらいません。すでにその資格がないと思っているからです。



そして城を出て、学園に行きます。恐らくは庶民になったら学園に通うつもり、と見た方がよいのか話としての展開か、というところです。

学園の展開は割愛します。

学園を出る時に、塔で仕える高官の一人のアマラッテと出会います。アマラッテはミラのローブをめくり、公衆の面前で下着を晒す、というスキャンダルを行います。

そして、自身の召喚魔法で呼び出した物に乗って去ります。

これはもうソロモンの婚約者候補ではなくなったので、ソロモンから移動用馬車は用意して貰えない、という事を表わします。

なので自分で召喚魔法を使って乗物を用意して移動する事になります。


44話で、かつての住居である塔に戻り、補佐のマリアナとクレオスにスキャンダルについて話します。


「わしは、(タンブルフの)弟子ではない。タンブルフ本人なんじゃ」


と言って、以前までの自分じゃない、と告げます。次に、


「妖精の加護じゃ」


という話でスキャンダルの内容を告げています。

妖精、という事で、どこか隠し事を秘めた怪しげな女性、などの比喩に使われます。

そして大抵はこういったスキャンダル絡みです。

この事を伝える事で、起きた事件を伝えます。


45話で、ようやくミラは周囲に顔見せをします。

塔の権力者としてです。王配としてではありません。


46話で、マリアナにボディチェックの為に風呂と寝床を共にします。

その結果として、出発前に純白のコートを着ます。

ぶっちゃけて書けば妊娠の危険はなかったよ的なものでしょう。

また、ソロモンの要求の素材を持ち出します。

移動はクレオスの召喚獣と馬車の代わりになるワゴンです。


47話から次の冒険の話ですが、ここまでで読み止めています。

78話『これから・・・』79話「御披露目』で無事、復権していたと先に書きました。

それ以外確認していないので王配に復権したのかはあまりわかりません。

但し、ルミナリアがミラにセクハラしてソロモンの前でアピールしていた事と、ソロモンがミラに泊まっていくか、と聞いていた部分から復権はしたのだろうと推測できます。



スキャンダル部分を除いて、考えると全体的にはよい作品に見えます。

ミラという存在を愛でてほのぼのしたい方向けです。


また、個人的には読んだ所までに見付けた、召喚魔法の台詞が良いと思います。

43話でアイゼンファルドなんか雰囲気が出てます。



総じて、スキャンダルで評価は下げたいですが、背景設定は良いので

「良くも悪くもある」ものです。


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