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自分用レビュー  作者: くーくま
26/224

寂しがりやの人形劇

ファンタジー物。

'最強もの'が好きな方で裏を気にしない方は読めると想います。

裏を気にしなければ平坦に読めるもの。


裏、というか話の原型が悪いものですのでどうしてもそれがチラチラと見えます。

一部の情報を逆にしたり、変えたりして話を作るとどうしてもそのやり方次第で元の話が消えずに見えます。

そういったものを見ないで読めるなら読めます。


第1章まで読みました。


主人公は化物です。外見が醜い設定です。

そのため、酷い目にあわされ、人目を避けて森に住んでいます。

その森に迷子のように表われた子供の姿の転生者がきて話が始まります。

主人公は魔術の達人で、それをその子供に教える、という展開です。


で、この話の裏ですが、主人公が魔術の達人、という設定ですが、元を考えると何かの技術力がある人物、と考えるのがよさそうです。

ですが外見がみにくい、もしくは理由があって人に合わないようにしている、というものです。


で、迷子が森にきて、その子を街まで送ります。そしてその子に「自分の事は誰にも話してはいけない」と伝えます。

その子は後日、またやってきます。そして「弟子にしてください」と言います。

交換条件で弟子にしますが、これは話の展開上のものとしておいてください。場合によっては雑用係程度の事をさせる交換条件、と捉えるべきでしょう。

そして森は危ないから子供を街の近くまえ送るのですが、すでに主人公は裏切られています。

子供は親に主人公の存在を教えてしまっています。

街の近くまで来ると、その親が領主である事が判明します。

そしてそこで主人公は森で住む代わりに納品を要求されます。ここでは武器ですので、その技術があると思っておくのが妥当でしょう。


主人公はその才能で、人間のように動く人形を作っています。これも比喩と見るべきで、小さな子供を育てています、と解釈するべきでしょう。

話の中で、主人公はその自身が作った新しい生命体と読んでいる人形のセシリアを愛し、また、自身の精神も同じ人形に移し変えようとしています。

セシリアとお揃いになりたいがため、もしくはセシリアと伴侶になりたいがため、です。

これが前提です。


ある日、森の住むモンスターがほとんどがいなくなります。

話では主人公が一掃した、という事になっています。裏を見ると、単に街の住人が狩れるだけ狩りつくした、という事でしょう。

そして収入源がなくなった。さあ、どうしよう、と言う事で主人公の出番です。

主人公に物を作らせてそれを打って収入源にすればよいのです。


話の展開で、主人公がとうとう人形に精神を移し変える、という実験に踏み切ります。

ここで裏の解釈が二つでてきます。

表では主人公の今の姿が好きだから止めたい、とセシリアはいいます。

そしてそのために弟子になった子の、特別な目が欲しいといって襲いかかります。

子を襲う事に失敗したセシリアは事情を話し、一緒に主人公の実験を止めにいき、主人公は実験を止める、というものです。


裏です。

一つは主人公よりもその弟子と仲良くなって、弟子と一緒になりたいセシリアが主人公と一緒になりたくない、とごね、弟子とその親の領主を巻き込む、という部分が見えます。

これは小さい部分の解釈です。


もう一つは、収入源のなくなった領主がどうにか主人公からもっと大量に物を手にいれて収入源にしてしまいたい、というものです。

そのために、セシリアを襲って人質にします。

人質を使って、主人公を脅し、大量の武器を作らせてハッピーエンド、が第一章の最後です。。

ハッピーかどうかは読んで決めてください。



私は途中から展開が見えましたので「ああ、これアカンヤツや」で読んでいたので「やっぱりね」「フーン」と言った感じです。


第一章最後で、実験に使い、精神を移す予定だった人形がありますが、これの処分方法に、これも二通りの解釈があります。


弟子と一緒になりたいセシリアの想いで、またもや裏切られた主人公。ですがお人好しの主人公はそれでも事態を受け入れます。弟子とセシリアの関係を了承する意思を示すために、領主の部下である魔術師に、使わなかった人形に新しい精神を込めて譲ります。大事にしてください、という感じで。これでセシリアが主人公を拒否した事を肯定し、自身の気持ちを整理します。


もう一つの裏ですが、話の原型的にはセシリアは年頃の娘です。この話の展開で、主人公の実験が行われる条件が整う、というのはセシリアが年頃の娘になった、という解釈が出来ると想います。だから主人公はセシリアを伴侶にしたいが、人質に取られて、自身の蓄えのほとんど全てを放出します。ですが、それでも領主は欲深く、とうとうセシリアまで奪ってしまいます、というのが話の流れでしょう。


つまりは第一章で主人公は全財産を奪われ、伴侶にするつもりだった女も奪われてエンドです。

あくまで裏側は、ですが。


これをミスリーディングと呼べるかどうかは疑わしいですが、元にあっただろう話をぼかして見えるようにしている部分がグレーです。

あえてしたのか、技量がなくてあからさまに見えてしまっているのか。

ともかく、主人公が'最強もの'設定である事を省くと、弱者故にカモられた話の展開が見えています。



総じて、「読んで悪い」です。

裏の隠し方が単に、話題を求めるために、一部を真実と違う形にして作った話、のように見えるが、その隠し方がどこかぎこちない、と見る事ができます。

そのつもりもない可能性も、ここに書いたようにあり得ます。ただし、それならなぜ最後の展開まで一貫性を持たせたのか、という部分に悪意を感じはしますが。


'最強もの'が好きな方で裏を気にしない方は読めると想います。

個人的には原型にしていそうな話が見え過ぎて読み辛いです。


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