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自分用レビュー  作者: くーくま
22/224

乙女ゲームの悪役令嬢に転生したけど、もうすでに詰んでいる?

このあたりで真実に気づきました。

悪役令嬢ものという恋愛ジャンルでギミックが入るから私が嫌いなスキャンダルが盛りこまれると言う事を!

「嫌なら見るな」に従うつもりもありませんが、話題性の面でスキャンダルが必要なんでしょうね・・・

納得もしませんし、承服もしませんが。


24話で途中止め。

二箇所に醜聞あり。


地雷と呼べるほどの地雷でもないです。

表面の話としては成立させているんですけど裏側にちらりと見えるスキャンダルがどうにも私には解せません。


あらすじは、悪役令嬢だが、バッドエンド回避のためにヒロインいじめを止めて、自分の能力を高める、という展開です。



15、16、17話のお話で二人の男性が一人の女性を転がす展開の話がされます。

男性の一人は男性Aは女性の婚約者候補です。女性はガードが固いです。その女性が他の男性のなびくかという話になり、もう一人の男性、ここでは男性Bにしますが、男性Bが女性を口説きます。この結果、女性はころりと転がされます。

この理由の一つとして、男性Aの友人として男性Bが登場する事で信用してしまっていた、というものがあります。もっともガードが固い部分を男性Aの信用度という部分で通過されてしまっています。男性Aはまだそれほど仲が良いとまで言えない関係であるところに、そして男性Aはそれ以上の関係になると明言もせず、男性Aに許可を貰った男性Bが猛烈アタックしてきます。そして男性Aがそれを静観しています。これで女性は勘違いしてしまいます。

そして肉体関係を持ったのでしょう。場合によってはそれは必要な事実ではないです。ここでは女性が深く傷ついた、という事実が必要です(ただし、ここでの過去の描写での婚約者話で肉体関係を匂わせています)。

後日、自分がその二人の話合い、というより賭けの対象でしかなかった事実を知った女性は自害しようとします。男性二人はばれた事実を元に男性Aが謝罪に出向きますが、1ヶ月通い詰めてようやく面会できます。

面会して男性Aは衝撃を受けます。単なる遊びのつもりのものが、女性が自殺未遂を起こすまでの問題である事をここでようやく気づきます。

また男性Aに裏切られた事によるその行為が、情の深さを表わしてしまっています。男性Aにとっては犬に噛まれた程度のもの、と認識しているものが女性にとっては生き死にに関わる大問題である、という事をここで男性Aは知ります。

その責任を取り、結婚しよう、と言います。ここで、女性を'背後から'男性Aが抱きしめます。逆さ表現です。


つまりは信用できる人物の友人という事で信用した相手が猛烈な求愛をしたのでそれを受け入れたら、結果的に単に騙すためだけの演技だった、というものになった、という事です。

これは女性の側が悪いのではなかったりします。頭が軽いというわけではありません。周りの交友関係があるために、それを壊さずに求愛するということはそれだけの誠意をもって口説いている、という解釈が普通はされます。もし嘘ならそれらすべてを裏切る、という事であり、それがその求愛の信用度を高めてしまっています。

まあ、こういった頭の軽い男というのはどこにでもいますが。

そして、男性Bは恐らくそれがわかっていて行動している確信犯です。



22、23、24話の誘拐の展開ですが、国の規模がわからないので判断が難しいですがまずあり得ない展開ですが、御都合主義の小説なのでまあそういう事にしておくのが恋愛小説では良いのではないでしょうか、となります。

主犯がある領主なんですが、王子と主人公を同時に拐い、王子が目当て、と言っています。そして主犯は没落貴族らしいので、ここがそもそもおかしいです。そんな連中の私怨に巻き込まれる形で護衛やパーティの日程の情報をリークしたり支援するような奴なんていません。どれだけ金を積まれても。今もっている全てを代金にして挑む博打なんてつき合うはずもないです。

ここで主人公は脱出の際に自分で用意したナイフなどを使います。この設定だけが、ここで主人公がレイプされなかった、という事実の根拠になります。ただし、話の展開はレイプされた事実で展開が進みます。一番わかりやすいので、レイプされた事実の損失補填です。主犯の縁者の領地を貰い、かつ王子自ら褒美を与えようとします。ナイフなどの使った雑費をくれ、と言ったら札束を持ってきます。要は手切れ金代りで何か渡そうとしています。話の表面はレイプされていないにも関わらず、その後の写実描写や展開はレイプされた場合の描写になっています。

この手の描写ではこういったものが多いです。これが良くない場合は、その後の展開も'なかった'ものとして書きはじめて話が読みづらくなります。


24話において、王子は逆さ表現を使います。事実を知っているのであえてここで話さなくても良いはずの内容を話す事で、逆のニュアンスを伝えます。主人公の親戚も話の中で事実を探ります。その反応を見て事実を知ります。その後に、ジークという主人公の甥で、主人公に恋をしていた人物と話しますが、ここで噂を匂わせ、友人である事を強調します。後の展開などここでわかります。表面上の偽装のために後でハッピーエンドするかもしれませんが、事実はそうだった、という事です。

この親戚も最初は「ジークと結婚したらよい」と言っていますがここではもうそういった発言が出てきません。


まあ、ごった煮ですからここでこの話は'なかった'事にして続くようです。

ただ、27話で王子と一言も会話せずに過ごす、という部分がこのレイプ設定の補強になってしまう可能性があります。責任を取るため、もしくはスキャンダルの火消のために会うのだが好意はないよ、でも会っておかないと体裁が悪いよ、って解釈が出来ます。

会話をしているのは密室で二人きり、もしくは情報漏洩しない側付きがいるだけの場所で、会話をしていないのは庭園などの周囲監視がある場所です。部屋の話は創作ものの定番で、単なる脚色とも取れます。


総じて、なんでそうあくまで汚れた話をぶっこむのかな、となります。

なくても、その後の展開などをレイプがなかった事で進めて裏側がない事にしても話は成立するんじゃないですか?と言いたくなります。

スキャンダル、レイプ、不倫などがなければ恋愛小説ではない、とでも思っているんでしょうか、と言いたくなります。また悪役令嬢ものだからそれが必要だとでも思っているんでしょうか、とも言いたくなります。


評価としては読んで悪いもの、です。

人気が出たのか知りませんが話題を求めてスキャンダルをいれたのかな、と思え、また、最初に示した展開を壊す内容に見えます。それがどうにも期待した読者を裏切っているように見えます。


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