復興名家の仮名目録 ~戦国転生異聞~
評価は「読んで良い」です。
時代ものを苦手とせず、コメディタッチなものを読みたい方にはお勧めです。
粗筋は戦国時代の今川家の領内の一農民に転生した主人公が戦争を嫌って出家したが、転生チート知識を使って目立ってしまい目を付けられ武家の争いに巻き込まれる、という展開です。
96話「黒衣の継承者」までで一区切りで、そこまでは作者も充分練り込んでいた様で読んでいて面白いです。
問題は書籍化が絡んだのか、それ以降が若干水増し気味になっていて面白さが半減しています。編集辺りからこういうのが良く売れる傾向だから要素を追加しろ、だとかゴーストライターが書き始めたのか知りませんが残念な展開になってます。
96話以降、付け焼刃的なそれ以前の話にある様な内容の繰り返しで、展開そのものが主人公のその場しのぎに見え始め、なろう転生ものによくありがちなご都合主義的成分を多分に含み始めていて、歴史ものを読む読者からするとなんともリアリティが薄らいだものに見えると思います。
多分、そのあたりから読者数が減って、更新停止、なのかも知れません(<-ここは私の個人的な見解)。人気が落ち始めたらそれ以上減らさない為に更新を停止して、今ある人気で書籍を売ってしまおう、とするのがビジネスだと思うので、効果がなくなるまでは停止か最悪はエタるのではと思ってます。
作品としてはコメディ要素を入れながら展開するので読みやすく、でもだからこそ、それを続けられるかにストレスがかかって続けるのが難しくなっていく、という問題があるなぁ、と感じました。同じギャグを繰り返して毎回同じ様に笑ってくれる相手というのは居ませんので、どんどんアイデアを出していかないとダメというのが、笑いの神様に微笑んで貰えない私としては共感してしまいました。
総じて「読んで良い」です。
時代ものを苦手とせず、コメディタッチなものを読みたい方にはお勧めです。




