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今日もいつも通りに仕事するテッサナ。その姿を商品達がいつも見ていた。


商品達は知っていた。

自分達がいくら泣き叫んで助けを乞うても、あの女は振り向きもしないことに。


唯一振り向くのは、この店を取り仕切っているリヤーに名前を呼ばれた時だけ。


商品達は全員知っていた。テッサナがリヤーが好きなことを。


商品達はその想いをなんとか利用できないかを考えていた。


そして1人の商品がこんなことをテッサナに言った。


「なあなあ、お嬢さん。俺をこの檻から出してくれたら、あの男との仲を取り持ってやるよ」


商品はできるだけ悪魔のように甘く優しく囁いたのだったが、テッサナは振り向きもしなかった。


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