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後悔
「何の音だ?」
左右を見回しても壁があるだけ、床には何もいなかった。
最後に恐る恐る天井を見上げると
そこには巨大なムカデがいた。
落下してくるムカデを回避すると、ボテッと音を鳴らして地面でウネウネし始めた。
「くそっ!さっきまでいなかっただろ!!」
大声をあげてふと気づく。
ああ、ここはダンジョンだ、当然リポップしてもおかしくないのだと。
そしてそれと同じく、たった総時間が半日程度の探索で
この階層における全ての種類のモンスターを確認したと思い込んでいたことを後悔した。




