3/849
誰だ!
納屋からツルハシを持ち出し、釣用具品のBOXの中からヘッドライトを持ち出した。
そう、俺はこれからこの大穴を調べに行くつもりだ。
「婆さん、これで死んだらまた遊ぼうな・・・」
そう呟いて階段を一歩一歩下っていく。
当然死んでやる気なんて全くないのだ・・・
十数分歩いただろうか、ついに最後の階段が照らされた。
そして、下を向いていた顔を上げると
地面で蠢く何かが居た。
「誰だ!!俺の家の床に変な穴あけやがって!!ぶっ殺してやる!!」
犯人だと思った俺は、大声で叫んだ。