目を覚ますとそこはハーレムだった
ここはどこなんだろうか。
知らない天井だ。
いやいや、天井どころかこの部屋自体見たことないけど。
そして俺はなぜ、ベッドで寝てるんだ?
さらにいうと、なんで、ラル、ニル、そしてアリスが俺が寝てるベッドで寝てるんだ?
俺も3人も全裸で
俺はだいたい2時間前に起きた。
そして、この光景見て声にならない絶叫をする。
この状況はどうしてこうなったかをを三十分ばかし自分のなかで自問自答を繰り返していた
が、答えが全く出ず考えることを放棄してボーッとしていた。
しかし、ハッとして一旦ここからでな見ることにする。
俺が卒業してるのかは今は忘れておこう。
なにを?そりゃあ、ねぇ?
してたらしてたで記憶がないのがショックだし誰が最初になったのかが、気になってしょうがなくなるから
ほんとはこのままみんなのこの状態を見ていたいが目が覚めたらどうなるかわからないから逃げておくことにする。
即座に近くにたたんであった服を着てよくわからないこの家から一旦出る。
ガチャ……バタン
「ちぇ、エルムの意気地無し~」
「やっぱり僕たちから襲うべきだねー」
「私も、本格的にエルム君が好きになっちゃってたのか……」
「まずい!エルムが好きなのはアリスだから一歩リードされてるかも!こんな泥棒猫に!!」
「泥棒猫言うな!」
「僕らが先だからね!!」
「な、なにをよ!?」
「エルムを襲うのよ!」
「襲われるのもね!」
「な、なんだか、凄いのね、そういえばあなたたちはエルムと長いの?」
「一緒にいた時間?」
「うん」
「合計2ヶ月ぐらいかな?」
「いや!短っ!!」
「まあねぇー」
「どういう経緯で好きになったの?」
「いやー入学式に始まるギリギリに行って目立ってやろうと二人でゆっくりいってたら5、6人ぐらいのチンピラにナンパされちゃってさーめんどくさかったから一瞬で全員を気絶させようとしたらいきなり目の前にエルムが現れてさ」
「なに!?そこで助けてもらって好きになっちゃった!っていうテンプレじゃないでしょうね!」
「あははは、ないない!」
「まず、僕たちとそのチンピラの間に入った瞬間にチンピラにボッコボコにされちゃって」
「そうそう!殴られながらもあたしたちを必死に逃がそうとしてて」
「そこでちょっとキュン!ときちゃって!」
「さすがに見てられなかったから一瞬でそのチンピラを気絶させたらへっ?て顔してたね」
「そのあと、ちょっと泣きながら「なんだぁー俺なんか要らなかったかぁー」っていったときの顔がもうたまらなく可愛くて!」
「うん!とっても庇護欲を駆り立てられる、もう、ズキュウゥゥン!って感じだったよ!」
「まあ、それでエルムが弱いのはわかったから学院であたしたちがずっと守ってようってことからだいたいは一緒にいるわね」
「エルムを虐めようとしてくるやつを正面からきたやつは一生関われないようにボッコボコにして、影でなんかやろうとしてたやつもボッコボコにして、エルムが過ごしやすいようにしてきたんだよ?」
「あなたたち結構怖いのね」
「あんただって結構すごいじゃない」
「そう、かな?」
ちょっと顔を手で覆いくねくねしている。
指の隙間から顔が見えるがトマトのように真っ赤だ。
相当恥ずかしいのか、嬉しいのか。
まあいいや、ヨイショをしておこう。
「だってあんなに魔術を使えてさ」
「担任よりすごいんじゃない!?」
「いやーそんなことないってぇ、それをいうならあなたたちだって化け物じみてるじゃない」
「へ?なんのこと?」
「とぼけても知ってるんだから!」
「それにしても化け物はひどいよぉー」
「だって、3歳の頃に剣術をならいだしたくせに5歳で教わっていた講師に試合を挑みボッコボコにして、その後、二人一組の地区剣術大会にでてぶっちぎりの優勝、そのまま、国の剣術大会にでてこれまたぶっちぎりの優勝、そしてこの国である、ミルガンド代表に選ばれ世界大会で、これはぶっちぎりではないけど優勝した。しかも、まだ10歳って、これを化け物と言わずしてなんというのか、だよ?」
「よく知ってるわね……」
「え?アリスちゃん、ストーカー?」
「ちゃうわい!この国の人にあなたたちは超有名人なのよ?」
「だったらアリスちゃんも有名人じゃん!」
「なんで?」
「あなたも魔術で似たような功績を持ってるじゃない」
「あんな大会つまんなかったわよ?」
「わかる!みんな雑魚過ぎて!」
「そうそう!」
最強たちの悩みは贅沢なものにしか見えなさそうだ。
っていうか、風呂でもないのに美少女達が全裸で話している光景は見たものを悩殺してしまうだろう。
「っていうか、そろそろエルムを追ってみる?」
「おっけー!」
「いいわね」
ガチャ
「ちょ!まって!そのままの格好で行くの!!?」
「このまんまいった方が面白いと思うよ?」
「エルムのあたふたした顔もかわいいしね!」
「さすがに外には他の人がいるかもしれないじゃん!」
「それもそうね」
「じゃあそれは今度やろうね!」
「ええ……ってやんないわよ!」
「早くいくわよ!」
「あっ、はーい」
「いつの間に着替えたの!?」
「一言分の時間さえあれば着替えなんで終わるわよ?」
「マジですか……」
「アリスちゃんも早く着替えて!」
「ちょ、自分でやるから!大丈夫だからああぁぁぁ!!」
この屋敷中にアリスの心からの叫びが響いた。
一方どこにいるかを確認するために外に出たエルムはなにも言えない状態だった。
「………………」
「エルム~どうしたの……」
「ニルまでどうしたのよ……」
「まあそうなるでしょうね」
「なんで、ラルは知ってるんだ?」
「来るとき見えてたからね」
「「え!?」」
「やっぱり二人には見えてなかったのね」
何やら話が見えてこない。
何が見えてたんだ?
「どゆこと?ラル?」
「いやー来るときに目隠しされて来てさー?」
「うん」
「みんなされてたはずでしょ?」
「僕もされてたよー?」
「しっか~~~し!あたしの場合は、目隠しが透けていたのです!!」
「「なんで!!?」」
「へぇ~~」
「だからここがどことかどうやって帰れるかとかわかるんだよね~」
「じゃあ今すぐ帰りましょうよ!」
「僕ははんたーい!」
「わたしもー!」
「なんで!!」
「だってここならエルムと暮らせるもーん!」
「ちょっとまって?まだ状況が把握できてないんだけど」
「え?なんで?」
「いや、だって俺、変なやつにラチられてここにいるんだけど?」
「変なやつ?」
「えーっと?誰だっけな?」
「もしかして、ビスルトって人?」
「そう!そんなような名前はのやつ!」
「あいつ説明しなかったのかよ!」
「しかもラチられたったことは無理矢理こさせたんだよね?」
「一回締めとくか」
「あなたたちちょっと、いや、だいぶ危ないわね……」
「俺も別に眠らされた以外は何にもされてないから──」
「そっ」
「じゃあいっか!」
二人が暴れたら城一つなんて一時間しか持たないからね
「あなたたちが暴れたらどうなるかわからないじゃない」
アリスも似たような事を考えていたようだ。
「まあ、ここを根城として一回この辺を探索してみようよ」
「そうね」
「エルムは僕が守ってあげるから!」
突然後ろから抱きついてくるニル。
ニルの胸が背中に!背中に当たってぇ!!
「ちょ!ニル!ずるい!」
今度は左からラルが飛んでくる。
そして、腕に絡み付いてくるので柔らかい触感が!!
「私も!ぎゅうぅぅぅ」
へ?
あ、あ、アリスが!俺の腕に抱きついている……
これは夢か?いや!これは現実だ!
「し、し、しあわ、せ……」
「ちょ!エルム!鼻血が!」
「量がヤバイよ!」
「エルム君!エルムくーーーん!」
どーもクロ課長です!
いやはや夏休みをお過ごしであろう人たちはどうお過ごしかな!?
私は受験生なので勉強とこれがたいはんですけどw
さすがに気分転換もしてますよ!
走りにいったり、テニスをしたり!
基本的に運動するの好きですから!
では!私はそろそろ、嫌なこと(勉強)をしにいってきます!
最後までお読みくださってありがとうございました!
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