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またもや、修羅場か、

「はいはーい、」

「どうして二人で抱き合ってるのかなぁ!!」


今回は最近で一番危ない気がする。


「アリス!ちょっとごめん!さっきは浮風ブリーズサンキューな!!」


ちょっとギザったらしくなってしまったがそういい残し全速力で演習場を出る。

出口付近で「修理代はしっかり払えよー!!」という先生の声が聞こえた。

しかし、全力で逃げている俺をいつもなら捕まえに来るラルとニルは来ない。

だが、逃げられるときは逃げるのが俺なのでできるだけ遠くに逃げる。

瞬歩エアーウォーミング使えないから一瞬で捕まる可能性あるけどな。





「ちょっと待って!ラル!」

「早く捕まえないといけないじゃない!」

「エルム遅いからすぐ追い付くから大丈夫だよ」

「そういえばそうね」


ひどい言われようだが本人がいないため何でも言い放題だ。


「先にアリスちゃんから話聞いた方がいいと思うよ?」

「それもそうね……」

「で?アリスちゃん?どういう状況だったのかな?」

「いや、私はエルム君を助けようとしたら助けられただけだよ?」

「それがどうして抱き合うようになるのよ!」

「彼が私に怪我をしないようにしてくれて、嬉しかったなぁ!」

「けっ!泥棒ネコめ!!」

「僕たちを出し抜こうなんて!」

「百年はやいわ!」

「これは、本格的に先にエルムの貞操を二人で奪っといた方がいいかもね!」

「いや、あの、無理矢理はダメだと思うよ?」

「泥棒ネコは黙ってて!」

「なっ!!……なら、泥棒ネコは泥棒ネコらしく私がエルム君を奪って見せるわよ!!」

「それは絶対にさせない!!」

「だって、エルム君の方から告白してくれたんだから!!」


ざわざわざわ


「マジかよあいつ」

「抜け駆けしやがって!」

「あいつには二人いるだろうが!」

「世の中は何でこんなに理不尽なんだ……」

「我らのアイドル、アリスちゃんにまで~~!!」


等々と妬みや怒り等の声が飛び交う。


「あ!」

「その公開処刑はさすがにかわいそうだよ?」

「さすがにないわ~」

「アハ、ハハハ!…………きゃあああぁぁ!!!」

「あ!逃げた!」

「ニル!アリスちゃんをお願い!私そろそろエルムを探してくる!!」

「わかった!そっちにもすぐ追い付くよ!」

「おいラル、ニル!」

「どうしたんですか、先生!」

「どうしたのー?」

「アリスとエルムを連れ戻してくれよー」

「「もちろん!」」


そして演習場からさらに二人が消えた。

二人がいなくなったあとにエルム絶対許さねぇ!!等の怒号が溢れ帰っていた。

今回は内容的に短くなってしまったクロ課長です。

やっぱり修羅場って見てて面白いですよね!

ないものを持っている者の苦労、

そして持ってない俺。

妬んで悲哀して、ザマーミロみたいな!

それを書くのが楽しい!

なあそんなこんなはどうでもいいか、

今話も最後までお読みくださってありがとうございました!

誤字脱字あれば感想にお願いします!

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