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わがままなキミ  作者: 葉月 晶
第一章
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和美と優佳

 和美(かずよし)、通称カズミは背の低くさと童顔と名前にコンプレックスを抱いている。しかも普通の女の子より可愛い顔で女子力も高い。以前、悪ふざけで瑞穂が和美を女子会に連れて行ったことがあった。だが持ち前の可愛い顔と女子力の高さと気さくさで、女子会のメンバーになってしまった。


 男なのに可愛い顔で女子力が高くて女子会に参加していると「好きな男性のタイプは?」なんて聞かれることもある。だけどノーマルだ。


 その証拠に和美には、淡い想いを寄せている女の子がいる。その女の子は女子会で知り合った、中川なかがわ 優佳ゆかだ。和美のことをきちんと「カズヨシくん」と呼んでくれる。優しくていつも笑顔を浮かべているおとなしそうな子。


 優佳は瑞穂の友達アリサと同じ女子大の一年生で和美よりも一つ年下だ。和美の理想の女の子のイメージと一緒で明るい茶色の肩までの髪をふわふわのパーマをかけている。ピンク色が似合いそうな可愛らしい雰囲気を身にまとっていて、たぶんオーラが見えたら柔らかなピンク色だろう……。なんて和美は妄想をしていた。


「やっぱりカズミちゃん聞いてないじゃなーい。お母さんに人の話はちゃんと聞きましょうって教わったでしょ?」と瑞穂は少しだけ唇をとがらせて不満そうに言った。


――やれやれ、今回の別れは修羅場だったみたいだぞ。


 和美は仕方なく瑞穂の話を聞くことにした。


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