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2 稽古開始

武術に全く精通していないので、ググった情報です。

間違いだらけかもしれませんが、フィクションとしてお楽しみください。

 ところで、おきずきだろうが、現在私は素っ裸である。

「あの~・・・衣服ってもらえたりしますか?」

と太陽さんに聞く私。

「武術と言えば、袴に道着だろ?」

「着方は知らんだろうから師匠にフンドシの締め方から学ぶといい!」

という事で素っ裸で雲に乗った太陽さんとお月様についていく。しかし何がとは言わないがプラプラと暴れまわっていて、下着くらいほしい。

稽古場についた。そこには数人のまさに武士って感じの人が並んでる。そして太陽さんが紹介する。

「話は通っているだろうが、此度はこれを鍛えてもらいたい。」

「こ奴の名は今日から【真田広之】だ!」

ここでとんでもない事実が判明。この神様は、真田広之さんの大ファンらしい。

なぜなら私の元の名は全く違うのである。

太陽さんは心を読んだのか。

「異世界転生でも生前の名前は使えん。」

「いやなら!自分で考えろ!」

と切れ気味です。

「それではいろいろ問題がありそうなので【ヒロ】としましょうか。」

と冷静にお月様が言う。

私に決定権はなさそうです。

「まあ名前に姓があるのは一部の権力者くらいだから仕方ないか・・・」

と太陽さんはしぶしぶ了承。よっぽど好きな俳優さんらしい。

新たな名を受け入れ挨拶をする。

「という事でヒロって言います。よろしくお願いします。」

真面目に稽古しなければ、異世界であっさり野垂れ死にそうなので。しっかり挨拶しておく。

「私は次男の光の神だ。」

「そして別の区域からお越しいただいた。この三人の客人を紹介する。」

と言い金髪碧眼のギリシャ彫刻みたいなおじさんが三人の武士っぽい人を紹介する

「まずはこのちょび髭武士は、抜刀術剣術短剣無手など、武器や格闘術などを教える。」

と紹介されたちょび髭武士は挨拶する。

「ふむいい体つきだ、これなら問題なく武芸を修められるだろうな。」

「そして次はこの大男だ、和弓のプロだ。」

というと、次に左腕のほうが若干長く、大きな和弓を携えた2m越えの大男が挨拶する。

「弓で船を沈める方法を教えてやる。」

と意味が分からんことを言い出す。

「そしてこの僧侶っぽい大男は長物の使い手だ」

「専門は薙刀だが、ほかも多少教えられるぞ。」

との事だ、なんか名前が分かりそうな人が何人か居るが。誰一人として名前は名乗らない。

「生前の名は名乗らないというのはこの世のルールだ。」

「というか名乗りたくても名乗れないようになっいる。顔見知りでもなければ、その人がだれか分からないい仕様だ。」

とギリシャ彫刻さんが教えてくれる。過去の偉人なんかは恨まれることも有るだろうから、こんなルールがあるのかな?

なんとなく分かっていても、個人を特定できないので過去の恨みを晴らすとかはできないっぽい。

「あとは魔法と神聖魔法を教える者がいるが、それはまた別に紹介する。」

「では私はひとまず戻る。あとの事は任せるから。ヒロは何かあれば会いに来い。」

といったところで、太陽さんが立ち去ろうとする。しかし途中で立ち止まり言う。

「そういえば、この神の国は本来人が住むことを許されない土地。」

「なので滞在を許す代わりに、夜方に少し働いてもらうのでそのつもりでな。」

「なんの仕事ですか?」

と聞く私。

「体を動かしてもらうだけの仕事だ。」

と濁される。少し嫌な予感がする。

太陽さんが去ったあと、ギリシャ彫刻さんは『ではあとはお三方にお任せする。』

と言ってこちらも去っていく。でそのすぐ後にちょび髭の武士が服をくれる。

「お前はフンドシの締め方も知らんらしいな。」

と私の体を見ながら言う。

私は顔を赤らめながら言う。

「はい・・・」

「では着付けから教えるぞ。」

と言って丁寧に教えてくれる。

もちろんフンドシなんて初めて見たので、かなり難しかった。またに通して交差させてねじってひねって交差させてなどなど。

何度かやってようやく覚えた。そして普段着として着流しというスタイルに、

袴の着用方法も教えてもらった。

襦袢を着て、着物を着て、袴をはいて、紐だか帯だかはやたらと多いしめちゃめちゃ着崩れして、かっこ悪くなる。

ちゃんと着れるようになるまでめっちゃ時間がかかった。

どうにか一人で着れるようになったら、刀の持ち方、ではなく基礎訓練から始まる。

走るそして筋トレである。

それがぶっ倒れるまで行われる。その後基礎の基礎。足の使い方(摺り足っていうらしい)を学ぶ。別に地面に足を擦るわけではなく、足を滑らせるように足を運ぶことらしい。

だから屋内だけでなく屋外でも使えるし、でこぼこ道でも基本的な使い方は同じらしい。言葉ではよくわからないのでしっかり見て練習する。

その後は、刀を腰に差す。ちゃんとどこに差すのか決まってる。そして刀の握り方、抜刀納刀などを教わり、ひたすら素振り。

まずは基礎動作を覚えろとの事。抜刀や納刀も適当ではだめで、ちゃんとやり方があるらしい。

切り方にも色々あり。真っ向切り、袈裟切り、一文字切り、突きなど、ほかにも逆袈裟切りや左一文字など、様々あり。ひとつずつ教わっていく。

暫く基礎動作の訓練らしい。

その後は僧侶風の大男が薙刀を教えてくれる、こちらも基礎動作から教わる。

「槍ではなく薙刀なんですね。」

と聞いてみる。

失礼な話かもしれないが、武器と言われて思いつくのは剣、槍、弓であり、薙刀っていまいちピンとこない。

「薙刀は先端に重量があり、振ると遠心力がかかり強い威力を発揮する。習得は難しいがしっかり訓練すれば一体多数の戦闘でも活躍できる。」

「しかし、フルプレートの様な鎧になってくると。薙刀より、鎧の隙間をを正確に突ける、槍のほうが有利ともいえる。」

「集団戦も薙刀集団より、槍衾の方が密集できて、槍のほうが機能を十分に発揮できる。」

と教えてくれる。僧侶風の大男は続けて話す。

「そこで問題になってくるのは、お前がこれから行く場所だ。」

「その国ではフルプレートは高価な物で、大金持ちでもなければ装備していないらしい。」

「それに転生時は一人なのだろう?」

「だから一対多数戦を想定して、薙刀を主に教える。もちろん他もある程度は教えるがな。」

という事で、思った以上にしっかり理由があった。

そしてお次は、2m越えの弓使い。

「おう、とりあえず弓を引いてみろ。」

と言われて。弓をもらい、矢をつがえずに引いてみるが。

「ふんんにぃぃっぃ!!」

びくともしない。

「ほあああああぁぁぁぁ!!!」

数センチ動いた。

そうやって四苦八苦していると、それを見ていた三人はまるで子供を見守るように、楽しそうに笑っている。

「それを難なく引けるようになるのが、最初の試練だ。」

という事で両腕をプルプルさせながら、初日は終わった。

ちょび髭さんが締める。

「では今日はここまでとしよう。」

「ありがとうございました。」

と言い、お辞儀をする。

ちょうどそのタイミングで、太陽さんが来て、私に言う。

「終わったようだな。」

「はい。ちょうど今終わりました。」

「では住まいに案内する。」

と言って住処に案内される。白い壁に木、鉄が目立つ、一階建ての建物。

中は、イスとテーブル、浴槽(ちゃんとお湯が出る)、そしてやたら大きいベッド、明らかに一人用にしてはでかい。そして水洗トイレ。

「文明レベルはある程度お前に合わせてあるはずだ。」

「食事は時間になれば、テーブルに食事が出てくる。食べ終わった食器は、勝手に消えるので放っておいて構わない。」

「着替えもあるから。体を洗い。着替えて。食事が終わったら、先ほどの玉座まで来い。」

というと去っていく。

言われた通り体を洗い、着替え食事をする。洗濯もなんの魔法かは知らないが勝手にやってくれる。

さっき言っていた滞在を許す代わりの仕事だろうか?

そんなことを考えながら向かう。


師匠の登場です。

この三人は別の場所からの客人として来ています。

なので主人公とは扱いが別です。

さてこの後は何が起こるのやら・・・

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