0 『プロローグ』から『9 旅立ち』までは細かい世界設定や訓練の描写となります。手っ取り早く異世界に行きたい人はこれを読んで『10 サバイバル経験?』までスキップしましょう。
かなり端折ったので時折違和感が出てくるかもしれません。
何となく脳内で勝手に補完するか、ちゃんと読んで下さい。
それでも不明な点は仰ってください。
色々あって自〇した。
何故かって?言いたくない。
――目を覚ますと死後の世界で裁判を受ける列に並んでいた。
大人しく並んでいたつもりだったのになぜかここの最高神?的な人の前に連れてこられた。
「お前は大罪を犯した。」
「罪を償え。」
by最高神こと、太陽の神
結構フランクな感じだったので和風美女っぽい見た目のこの御方を『太陽さん』と呼ぶことにした。
太陽さんの秘書?的な男性は月の神だったらしく彼を『お月様』と呼ぶ事にした。
俺は何をするかって言うと・・・
異世界で蔓延る悪党を倒して人を救い贖罪をする。
『太陽さん』を信仰する現地の教会が悪党だらけになったらしい。
その影響で貴族も商人達もめちゃくちゃになってるとの事。
「だからお主は現地の信頼できる人と協力してそれをどうにかしろ」
で俺は現地で活躍するために剣と魔法の訓練をする。
それと体と名前は完全に新しくなった。
俺は『ヒロ』
ここは神の国
ーー早速、師匠達に訓練を受ける。
訓練その1
刀と薙刀と和弓とその他もろもろ。
なんか神様は今日本ブームだったらしい。
その影響で俺の訓練は日本古来の戦闘術ばかり。
和風の師匠3人に教えてもらった。
何処の誰なのかは教えてもらえなかった。
基本的に一対多数を想定した訓練になった。
訓練その2
魔法。
なんか耳の尖った爺さんに魔法を教えてもらった。
エルフって種族だってさ。
魔法とは?
体から作られる魔力を操る。
魔力に意思や気持ち、想像力、精神的な感情や思いを込めて発動する。
これだけで体内の魔力から炎を生み出したり。
水を生み出したり出来る。
がしかし魔力から生成した物は永遠に存在出来ない。
魔力を込めた分だけ存在できる。
だから水を生み出して池を作っても時間が経てば消える。
魔力で一部の物を操る事も出来る。
空気とか水が分かりやすいかな?
川の水を魔力で浮き上がらせて丸鋸の形にして回転させると武器になる。
こんな感じ。
後は杖とか魔法陣とかの事も教えてもらった。
杖は補助と強化。
魔法陣は条件付けや規模の固定をするため。
これから向かう王国は貴族しか魔法を使えないって設定らしい。
実際はほとんど誰でも魔法を使える。
しかも貴族は杖と仰々しい無駄だらけの魔法陣を必ず使う。
何故そうなのかは現地で確認しろってさ。
平民が魔法を使っているとまずいから、お前は隠した方がいいと言われた。
魔力と魂の属性。
良い事をすれば魂と魔力が『聖属性』又は『光属性』になる。
聖属性は回復とか生命力アップ的な感じの効果が強まる。
悪い事をすれば魂と魔力が『邪属性』又は『闇属性』になる。
闇は邪悪な魔法が使える様になったり狂暴になったり。
大まかにこんな感じ。
聖と邪の両方に空間系の力が付随する。
だから・・・
道具を異空間から自在に出し入れする【収納】系の魔法はどっちかの属性が強く無ければ使えない。
しかも魔力の量も魔力の操作技術も必要らしい。
要するに【収納】は激ムズ魔法だって事。
つまり、悪い人を捕まえて良い事を無理矢理やらせれば良い人っぽくなるらしい。
ホントかよ・・・
ってか俺もその悪い人の一人だったらしい。
俺は悪い事をした。
だから、無理矢理良い事をさせて改心させようって事らしい。
改心に失敗すれば永遠に地獄行とか魂ごと消滅するとか色々言われた。
こわい。
以上の技を一通り身に付ける事になった。
タダで教えてもらえるなんてラッキーとか思ったらそうでは無かった。
――訓練の直前
俺の体は変えられた。
特別に男女両方の姿に成れるようになり、体は『太陽さん』や『お月様』っぽさもある日本風の美男美女になった。
そしてその体で神様に夜の御奉仕をする事になった。
想像通り・・・いや、想像以上の苦痛を伴った。
昼間は訓練。
夜間は神々に御奉仕。
そんな日々が長ーく続いた。
――訓練は実践に入った。
ここは神の国だ。死んでも死なない。
だからマジの殺し合いが行われた。
師匠らには全然歯が立たないので死にまくった。
そして夜の御奉仕も可逆的な神がいるせいで拷問紛いのプレイも行われた。
俺は頭がおかしくなりそうだった。
と言うか頭がおかしくなった。
――ある日
神におねだりして乗馬をさせてもらった。
その時、俺になついた1頭の白い暴れ巨馬が居た。
それをユキと名付けた。
俺の馬にして良いと言われた。
手に負えないから厄介払いされたのだと思う。
そうして馬術の訓練も増えた。
――お月様に必殺技を教えてもらった。
偶然お月様を見かけた。
かっこいい技を練習していたので『教えて!』とおねだりした。
どんな技か?
『距離』も『対象が何なのか?』も関係なく斬る技だ。
魔法と剣術の融合とか言っていた。
難しかった。
この技を真似しただけで数回死んだ。
この技を考えた奴は頭がおかしい。
でも練習してどうにか形になりそうな段階にまではなった。
――大切な魔法を教えてもらった。
『断罪』の魔法だ。
とてつもなく悪い奴を神の権限で問答無用に裁く魔法。
太陽の神を信仰してる王国や教会では効果的に使えるチートな魔法だ。
今の教会は、この魔法を使える人が居なくなったから腐敗し始めたと言われている。
この魔法が使えなくなっても『まだ使えるよ!』と言っておけば教会の正当性は担保されてしまう。
それで教会も貴族もその他の組織も好き勝手やりたい放題だとさ。
この魔法を使えるようになった俺が転生すれば万事解決って算段なのかな?
でもこの魔法には綺麗な魂と膨大な魔力と魔力操作の高い技術が必要だった。
今の俺には無理。
つまり転生してから人助けと訓練をしつつ使えるようになれとの事。
そうして何か月、何年経ったか分からないくらい地獄の様な訓練をした。
髪は伸びまくってヘアゴムを太陽さんからもらった。
神曰く、切らずに伸ばせとの事。
一通り訓練を終えた。
神や師匠に教えてもらった情報は以下の通り。
・これから向かうのはエステラ王国の西端。
・この王国の王都に『クラーレン』と言う金髪中分ロン毛の神父が居るからそいつに会って協力しろ。
・魔法が使える事は隠すべき。
・今の教会や貴族は相当厄介。
・エステラ王国の東に日本風の武器を作っている国があるらしい。
・異世界転生なので前世の記憶はそのまま。
・その他もろもろ。
――いざ出発の時。
非常食や着替えなどの荷物を【収納】と言う異空間にしまい込む。
武器は何故か刀では無く普通のショートソードとナイフだけ。
欲しい武器は現地調達すべしとの事。
愛馬ユキに日本的な形状で現地風の材質の鞍を付ける。
そしていざ出発。
「そうだ!」
太陽さんはそうつぶやいて指を鳴らす。
パチン!
すると光で出来た鎖が体中に巻き付く。
訓練などによって痛みには慣れたはずの俺に激痛が走る。
俺は苦しみ悶える。
「これは、いわば飼い犬のリードじゃ!」
「多少の悪事は見逃すが、度が過ぎればお前を徐々に絞め殺すぞ!」
「罪を償い切れば、自然と無くなるから安心しろ。」
俺の行動を制限する首輪をはめられたって事らしい。
「では始めるぞ・・・」
太陽さんが何もない空間に指をさすと穴の様な物ができる。
「それをくぐれば異世界じゃ。」
「行ってきます。」
一旦、悶え苦しんだが気を取り直す。
ユキを引っ張って穴をくぐると、目の前は真白になった。
遂に第二の人生、
異世界生活が始まる。
転生までが長すぎたのでこういう感じのを差し込んでみました。
いかがでしょう?




