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詩❲情景❳

空の海の底には

作者: 日浦海里

昼の空の海の底には

眩い明かりに隠されて

小さな星が沈んでる


海の波間に浮かんでる

丸い大きなお月さまと

ほんの少し深くに沈んだ

火や金の星は時々顔を覗かせる


空の海の底は見えないけれど

変わりに地上の底はよく見える


白い煙に霞んでいるけど

光が眩く射し込んでいる


山の波間に浮かんでる

丸い大きなお日様は

ほんの少し深く沈むと

火や金の色して恥ずかしそうに顔を隠す




夜の空の海の底には

真っ黒な波に揺らめいて

小さな星が浮かんでる


海の上で輝いている

丸い大きなお月さまに

ほんの少し姿が隠れてる

青や銀の星も時々顔を覗かせる


空の海の底がよく見える時は

変わりに地上の底は真っ暗になる


人の作った輝きも消えて

海から射し込む光だけ


山の波間に浮かんでる

ひときわ輝く金の星は

ほんの少し深く沈むと

お日様に向けて目覚めのキスをする

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― 新着の感想 ―
[良い点]  火星や金星が普通に目視出来る事を知らない人は結構居るんですよね…★  太陽に向ける金星の目覚めのキス♪  情感的な表現が素敵です…★
[良い点]  決して特別な景色ではなさそうなのに、描かれるひとつひとつを追うと、とても広大に。  柔らかな言葉遣いもあり、絵本のようなイメージもありますね。  向き合う底は、合わせ鏡のようにどこま…
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