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(17)パーティー結成【レーゲンヴォーゲン】

パーティー結成!

ようやく冒険者として活動始めます。

パーティー名も決めました!

本編を見て確認してください。

「はぁ…なんでこうなった?」


ギルドに向かいながら独り語散る俺。

何故か鍛冶屋のおっさんドワーフに刀鍛冶を教える事になった。


「なんだか大変な事になっちゃったね」

「もういいさ。その話は。決まった事だし、物作りそのものは嫌いじゃないし、条件さえクリアすれば鍛冶の設備を使わせて貰えるんだしな。悪い話じゃない。そんな事より、ギルドに行こうぜ?クロト」

「うん、そうだね」


他愛ない話を交わしつつ、ギルドに向かう。

到着して昨日ぶりに足を踏み入れる。

相変わらず賑わってんな〜

あ、クラウドのとこが空いてるあそこに行くか。

「クラウドお疲れ様」

「リヒトさん、クロトさん、いらっしゃいませ。本日はどのようなご用件でしょうか?」

「パーティー登録をしたいんだけど、メンバーは俺とクロトの二人だ」

「畏まりました。パーティー名はお決まりですか?」

「パーティー名かどうするかな?」

「リヒトが決めてよ。僕よりネーミングセンス良いんだし」

「またかよ。仕方ねぇな」


ぼやきながら外を見ると美しい虹が見えた。

確かドイツ語で虹はレーゲンヴォーゲンだったな。


「レーゲンヴォーゲンってどうかな?ドイツ語で虹という意味なんだけれど」

「レーゲンヴォーゲンね。良いじゃん。みんなの架け橋になるって意味も込めて、その名前にしよう」

「ではレーゲンヴォーゲンとして登録しますね?…はい登録完了しました」

「ありがとうクラウド」

「リヒト依頼を見に行こう?今日の内に受けといて明日すぐに依頼に行けば手間が省けるでしょ?」

「まあ確かにな。じゃあ依頼を幾つか物色するか」

「うん!」


二人で依頼ボードを見に行く。

それを微笑ましげに見るアレンとセイン。


「リヒトこの討伐依頼ここから近いしいいんじゃない?」

「そうだな。これと後この採取依頼も受けよう」

「何で採取依頼?」

「ポーション用の薬草を俺も確保したいから」

「リヒト調薬のスキルあるの?」

「まあな。スキルのレベル上げるのに調薬スキル自体を使い続けるしかないからさ。その為に薬草がいるんだ。それに作っておいて損はないだろ?」

「そうだね」


2つほど依頼の紙を剥がし受付へ持っていく。


「すまない。この2つの依頼を受けたいんだが、良いか?」

「はい承りました。こちらが依頼書になります」

「ありがとう。クロト、依頼の受注済んだから飯食いに行こうぜ?腹減った」

「酒場で食べてく?ここの酒場は安くてご飯が美味しいんだよ?」

「んじゃ、ここで良いか?二人も構わないか?」

「私は構いませんよ?」

「私もだ」

「じゃあ決まりだな」


酒場に移動する。


「いらっしゃいませ〜ご注文お決まりですか?」

「シェフのお勧めディナーを人数分頼む。後ミードの水割りをこっちの二人に一杯ずつ、俺とクロトには蜂蜜酒の水割りを頼む」

「畏まりました〜少々お待ちください。オーダー入ります!シェフのお勧めディナー4つにミードの水割りを2杯、蜂蜜酒の水割りを2杯でーす」

「あいよ!」


元気の良い店員だな。

感心してみてると、クロトが変な事を聞いてきた。

「リヒト、ああ言う子がタイプなの?」

「ば、違うし!ただ元気いいなあって思ってただけだ!変な勘違いすんな!馬鹿!店員さんに失礼だろ!」

「あ!ごめん」

「たくっ…相棒が済まないな」

「い、いえ////」


恥ずかしそうに頬を染め俯くウェイトレス。

「後できつく注意しとく」

「はい、お待たせしました〜シェフのお勧めディナー4つでーす。それとミードの水割り2杯と蜂蜜酒の水割りを2杯でーす。ごゆっくりどうぞ」


料理が運ばれてきた。

付け合せの小鉢のサラダに温かい野菜スープ、ボア肉のステーキにパン。

美味しそうだ。


「いただきます」


俺は手を合わせて食べ始める。


「美味っスープもサラダも最高だな。ステーキも柔らかく下処理されてて美味い。少し硬いけどパンも美味い.どうした?みんな食べないのか?」


食べずに固まっている3人を見て怪訝に思う俺。

するとクロトが聞いてきた。


「ねぇリヒト、食べる前に手をあわせてなにか言ってたよね?あれってなに?」

「何って飯を食う前の作法だよ」

「作法?」

「俺の国では、食事をいただく前と後に必ず(いただきます)(ごちそうさまでした)って挨拶するんだ。日々の糧になってくれた動植物やそれを育ててくれた農家の方々にありがとうって感謝をしてからいただくんだよ。食べ終わったら、命を分けてくれてありがとうって気持ちを込めてごちそうさまって言うんだ」

「へぇ、リヒトの生まれた国には、そういう礼儀作法があるんだね。僕もやってみようかな?いただきます」

「私も!いただきます」

「私も倣おう。いただきます」


3人も食べ始める。

見ると、周りで俺たちの話を聞いてたらしい冒険者達が俺たちの真似をして、いただきますって言ってから食べ始めていた。

異文化ってそんなに物珍しいのかね?

まあ。異世界の文化ですけどね。

その後、俺達は楽しく夕食済ませ、それぞれ家路についた。

如何でしたか?

パーティー名決まりましたね。

【レーゲンヴォーゲン】ドイツ語で虹を表す言葉だそうです。

ドイツでは、虹は縁起の良いものとされているようです。

ウィキペディアを検索してて偶然見つけました。

良いな〜と思い採用させていただきました。

クロトの意見は完全に後付で考えた物です。

そうなったらいいな〜的な意味で考えました。

さてさて次回は初依頼に行きます!

余裕があれば、初の刀鍛冶をあげます。

乞うご期待。

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