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(11)ギルドマスター

ギルドマスターが登場。

クラウドさんは、タイプ的にセインさんに似てます。

メガネキャラ割と好きです(笑)

メガネかけたイケメンキャラって良いよね。

アニメ「K」の宗像さんとか良いよね?

「ふむ、リヒト今日の宿は決まってるのか?」

「いや、まだだ。冒険者ギルドに登録してから決めるつもりだったんだが、ライラックの阿呆のせいで予定が狂った」

「そうだったか。ならば、我が家の食客として暫く滞在するが良い」

「え?でも良いのか?迷惑にならないか?」


流石に申し訳なく思った俺が言うと、オーグは笑いながら言う。


「気にするな。リヒトは私の恩師であり友人だ(笑)遠慮する必要はない」

「けどさ、あったばかりだぜ?不用心過ぎないか?」

「これでも、私は人を見る目には自信があるその私の目から見ても、リヒトは良い奴だ。信用に足る人物だと思っておる」

「え〜っと、ありがとう?そこまで手放しで言われたのは初めでだぞ?何か気恥ずかしいな」


少し恥ずかしそうに言うと、オーグがにっと笑う。


「はははっ、そうやって照れていると年相応に見えるな」

「そうかな?とにかくお世話になるよ。オーグ」

「うむ、勿論だ」


嬉しそうに笑うオーグに、俺も笑いかけ答える。


「そう言えば、冒険者ギルドに登録に行くのだったな。セイン頼めるか?」

「承知致しました。伯爵様」

「クロトも遠慮せず、リヒトを訪ねに遊びに来るが良い」

「ありがとうございます。アウグスト様」

「うむ、では私は執務に戻る。あとは任せたぞ?アレン、セイン」

「はっおまかせを!」

「畏まりました!」


オーグの言葉に頭を下げるクロト・アレン・セインの3人。

オーグを見送った後、俺達は連れ立って屋敷を後にし、冒険者ギルドへ向かう。


「リヒト、ここがキリリカの冒険者ギルドだよ」

「なかなかでかい建物だな」

「中へ入りましょう」

「そうだな」


全員へ中にはいる。

中は冒険者が依頼を受ける為のカウンターと買取用のカウンターがあり、奥に食堂兼ねた酒場がある。

受付カウンターに行き、クロトが受付嬢に話しかける。


「アンヌさん、今日は護衛依頼の完了報告と緊急報告があるんだけど良いかな?」

「あ、クロトさんお帰りなさい!緊急報告ですか?他の方がいないのと関係ありますか?それにそちらの方は?」

「彼が冒険者登録したいそうなんだお願いできる?」

「畏まりました。私の方でお受けします。アンヌあなたはクロトさんの報告を受けてください」

「はい、クラウドさん」

「では、こちらでお伺いします。どうぞ?」


隣のカウンターへと促される。


「お名前をお伺いしても?」

「笠霧理人だ」

「リヒト様ですね?この紙に署名と必要事項を書いてください。その後この水晶に手を置いて魔力を注いで下さい」


にっこり微笑む。


「すまない。まだこの大陸来たばかりで、こっちの文字が書けないんだ。

代筆お願いしてもいいかな?」

「畏まりました」


サラサラと俺の名前を書き込み、年齢、性別、血液型、職業、レベル等基本的なことを書き込んでいく。

書類を書き終えたあと、書いた書類の上に置かれた水晶に触れ軽く魔力を通した。


「ほう、全属性持ちですか。その歳でレベル高いですし素晴らしいですね」


褒められてしまった。

なんか恥ずい。


「では次にこちらのカードに1滴血を垂らしてください」


言われた通りに血を垂らす。

すると、カードが光黒色のカードが現れる。

カードには最低ランクのFの文字が書かれていた。


「これで登録完了です。お疲れ様でした」

「どうもありがとう」

「こちらギルドの規則を纏めたガイドブックです。よろしかったらどうぞ?」

「ありがとう。目を通しておくよ」

「あの〜クラウドさん終わりましたか?」


恐る恐る声を掛けてくるアンヌ。


「どうしました?アンヌ」

「いえ、クロトさんからの緊急報告でそちらの方にもお話をお伺いしたいのですが…」

「ああ、裏切り者の冒険者達の事だろ?」

「裏切り者?」

「クロトと一緒に護衛依頼を受けてた冒険者は、途中で裏切って依頼者のナムルさんと仲間であるクロトを襲って殺そうとしたんだ」

「なんですって!?本当ですか?クロトさん!」

「うん、本当だよ。リヒトが助太刀してくれなければ、僕もナムルさんも危なかったよ」

「そうですか…いつか取り返しのつかない事をしでかすのでは無いかと危惧してましたが、そんな事が…わかりました。ギルドマスターに報告してきます」

「ちょい待ち!これも渡しとく。奴等のギルドカードだ」

「わざわざありがとうございます。お預かりします」


カードを持ってクラウドは奥のギルドマスタールームへ入っていった。


「まさかキリリカの外でそのような事が起こってたとは、重ね重ねリヒトさんにはお世話になり通しですね。この事は伯爵様にもご報告せねば」

「領主がギルドの問題だからと知らないで済ませられないもんな。報告には俺も立ち会うよ。当事者がいたほうがいいだろ?」

「ありがとうございます。リヒトさん」

「リヒトで良いよ。その代わり俺もセインって呼ばせてもらうよ」

「えぇ構いませんよ?リヒト」


セインとそんな話をしていたらギルドマスタールームからクラウドと大柄の男が現れる。

多分あの男がギルマスだな。

ごつい巌のようなおっさんだな。


「お前がリヒトか?」

「ああ」

「俺の前に立っても、動じぬか。中々に肝の座った男だな。話はクラウドから聞かせてもらった確認したいから奥のギルドマスタールームへ来てくれないか?お前さんのランクについても話したい」

「わかった」

「すまんが、クロトとアレン団長殿とセイン副団長殿も同席願えないだろうか?」

「わかった」

「承知した」

「わかりました」

「はい」


ギルドマスターの申し出により、ギルドマスタールームへ向かう俺達。





如何でしたか?

皆さんの生の感想をお待ちしてます。

次回は、ギルドマスタールームにて、事件の顛末などを話します。

理人君のランクもいくつか上がります。

お楽しみに!

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