表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ウェアウルフで魔女な彼に  作者: MRS
第一章
1/37

プロローグ

 ───薄明かりの灯った一室。




 夜。冷たい夜風、月明かりの零れる町の、とある家屋。

 その一室では少女が椅子に腰掛け机に向かい。


「……」


 黙々と作業をこなして居た。

 机側にはランタン。中には火とは違う明かりが灯り、机の上を照

 らしている。机の上には幾つかの本と硝子板、硝子板には文字が

 表示され、少女が指でスクロールしては。


「(現代での───)」


 本と見比べノートに何事かを書き込んで行く。

 そうして少女が暫く作業をして夜を過ごしては。


「(……時間だ)」


 部屋の時計を一瞥し。開いた本を閉じノートを引き出しに仕舞

 い込み。硝子板の上で手を小さく振っては、硝子板が光を失い。


「……」


 光の消えた硝子板をベッド横のサイドテーブルへ置いては、少女

 はベッドの上で横になる。その動きは規則正しく、毎日と繰り返

 されてきた反復行動。昨日を今日になぞるかの様な動作。


「………」




 少女は何も考えない。考えるべき事が無いから。だからと直ぐに

 瞼を閉じ、今日も夢を見ずに眠って行く───

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ