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オオトカゲのキッス

作者: 塞翁馬

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ボホール島はセブ島よりさらに田舎でリゾート・オーナーの遠〇さんは福井の人。



この御仁、フィリピンが病みつきになってフィリピ−ナ(中国系)と結婚、スポンサーを募り今のリゾートを買ったそうな。



ところがその広い敷地には昔から大勢のネイティブがバンブーハウス建てて住んでいた。 


そこは日本と違って「お前ら出てけ!」と言うわけにもゆかず、みな遠〇さんをオーナーと呼びチャッカリ住んでる。 


まぁ、このパロパロ(現地語でいい加減) なところが面白れぇ。 




去年オーナーハウスに一番近い家に住んでる男の嫁さんが死んだ。


子供が二人いたが、そこへ新しい嫁さんが来た。


そのバンブーハウスはタタミ2畳(大人二人やっと座れる広さ)天井・壁は穴だらけ。


わずかの道具・食い物は湿気や凶暴な蟻が来るためビニール袋に入れて天井から吊るしてある。


高床はありえねぇくらいドロドロ。ここに4人は無理。



おまけに親父は New wife と酒びたり。子供の面倒は一切見ねぇ。


こんままじゃガキ二人死んじまうので仕方なく遠藤さんが子供たちを引き取った。(実の子がひとり居るのヨ!)


今じゃ3人とも遠〇さんに可愛がられてる。


まぁ、おいらにゃとてもじゃないが真似できねぇや。




しかしあのオヤジ、仕事もせず昼間から新しい嫁とイチャついてるらしい。    


アッタマきたので一発でもなぐってやろうと思い、奴の家の前で『やい 出て来い!』って怒鳴ったら、出て来たのが気が弱そうなふやけた野郎。(写真①)


あたかも、芥川の『芋粥』に出てくる主人公の様なツラしやがってヘラヘラしている。


それ見てるとこちとら何だか拍子抜けしちまって、なぜか急に可哀想になってタバコ買ってやった馬鹿なおいら。


やっぱ甘めぇな、日本人って奴ぁ。




アフターダイブにみんなでカラオケやろうと思い、ガイドのマツイ(巨人の松井にクリソツ。写真②)に頼んだら、なんとピチピチギャルを8人も連れて来た。


最初女どもは一ヶ所に固まって、こっち来いといっても恥ずかしがって来ない。


しかし、アルコールが回ってくると最後はチークダンス、へへっ。           



ボホールの人たちはセブ島よりさらに素朴で、感じ良かったなぁ。 




部屋は行きつけのセブのリゾートより小奇麗。 



ところが、ある晩夜中にドアノブがガチャガチャ云う。


さてはマツイだかがイタズラしてやがんのかと思って窓から外を見るけど誰もいねぇ。



不思議に思って次の日遠〇氏に聞いたら、


『ああ、あれはオオトカゲです』だってよっ。


1m以上もあるヤツが、常備灯にたかるヤモリを食いに来るんだと。  


ぶるる〜         



皆さん、オオトカゲにチュウしてもらいたかったら、ボホール島へ是非どうぞ。






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