世紀末夏休みラジオ体操伝説 『スタンプの件』 ゲラゲラコンテスト用
最後のゲラゲラコンテスト用
コンテストのおかげで
今までと違う感じで書けて楽しめました。
あと他のもヨロシクw
(ナレーションスタート)
西暦199X年…
夏休みのラジオ体操は…
絶滅したかと思われた…
しかし…
ラジオ体操は滅びてはいなかった…
そのあり方は腐敗の一途を辿り。
少子化の煽りを受けながら
班長から班長へと受け継がれる。
一子相伝のカードスタンプ押しを廻り
悲劇は…繰り返…される…
(オープニングテーマをはさむ)
Y口県UB市ある子供会、夏休み初日
兄「じゃあ、順番にスタンプ押すよ」
暗転して最後尾の弟にスポット…
弟 子供会4班の班長の兄は、ラジオ体操のスタンプを押す係になった。しかし、兄は極度のあがり症で、ラジオ体操で前に出る段階で中身は緊張しまくっていた。
兄「はい、最初の押すよ~」
受け取ったスタンプカードにスタンプを押し損ねた。
兄「あっあれおかしいな…ちょとそこの台の上で…」
プルプルと緊張で、軽やかに震えながら、タン…タン!タン!タン!タン!タン!タン!スタンプカードがスタンプで無秩序に汚されていく…
弟「ああ、あんなに叩いてるのに全然枠に入らない!!」
タン!タン!タン!
タン!タン!タン!タン!
タン!タン!タン!
兄「( ´Д`)=3 フゥ…あらかじめ押しといたのと交換するよ」
弟「結局おせんのかーい!!」
自宅で昨日押しておいたのを渡した。
この交換が上手くいったことにより、ときに失敗しながらも後続を落ち着いて処理していった。
…かに見えた…
兄「ゲゲェェェ!!」
なんと!スタンプのインクが尽きてしまったのだ!!
兄「なんということだ!!前の晩あんなに練習したのにこんなことで終わってしまうのか!!」
スタンプを高く掲げ膝まづく
弟「昨日あんなに練習した&ミスり過ぎでしょうがぁぁぁぁ!!」
兄「しかし残りは後二人!後二人!なんとか乗り切って見せる!!」
深く…深く…呼吸をした。
兄「ハァァァァ~~~~~~~~~~……」
弟「めっちゃスタンプにハァ~って息吹きかけてるぅ」
兄「ハァァァァ~~~~~~~~~~……」
弟「もう一回いったぁぁぁあ!!」
目を閉じ膝をつき、両手を広げながら天を仰ぐ。
兄『南無八幡大菩薩願わくばこのスタンプの陰影をしっかと残したまへ!!』
開眼&跳躍!!
高く掲げられたそれは、必要以上の勢いをもってインパクトされた。
兄「そおおぉぉい!!」
深く強く長く、ラーメンの湯きりのようにしっかりとしっとりと押された。
兄「…よっし成功、ハイ次!!」
弟「これで最後だね」
兄「よし…」
インク台(赤)にスタンプを押し付けて出来るだけ色を取りたい。
弟「あっ押してあるのが残ってるね♪はい!」
交換で対応した。
カランと、スタンプを落とす音がする。
兄「きっ貴様、この兄を差し置いてスタンプを授けるか…」
怒りに打ち震え、コブシを握りしめ、今にも振り上げそう。
兄「スタンプ係は一子相伝!たとえ血を分けた弟であろうとも…決っして…決してあって話ならぬ!!許さぬ!!ゆるさ…」
弟「あっ兄ちゃん、俺もまだだった。」
兄「あっはいは~い、あ~やっぱつかねぇな~」
弟「俺は家でもいいんじゃんw」
兄「そうだな」
仲良く家に帰りました。
(ナレーション)
女子の一人が朝から家族旅行に行くから、前倒しでスタンプをくれって色仕掛けを仕掛けてきた。果たして兄弟はスタンプを押してしまうのか?
次回 スタンプの件 旅行とスタンプ
スタンプもサービスサービス♪
この話は続けて書くこともできそうな内容だが出落ちな気もします。
たぶん書かないしw
兄弟は仲良くしよ~う
じゃーね~