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オンラインノベルに於ける傾向分析を科学的にしていく  作者: undecane
2章 オンラインノベルの解析[なろう:累計]
8/22

5. [なろう] プロローグにおける頻出語と共起ネットワークについて (累計ランキングTop30)

今回、ちょっと暗めの話。

抜かしちゃってもいいよ。


6/16 日間エッセイランキングに入ったよ。我ながら驚き!

   応援ありがとうございます。


前回は話数と語数の関係について記していました。


何か書きたい、そう思うんですが…。



ネタが。ないぞ。


そんな感じで悩んでいた時にひらめきました。




良し、プロローグだと。





はい、どうも。undecaneです。



今回は"プロローグ"について、見ていきます。


タイトル命の私ですが、あらすじをチェックすると、本文に移ります。


そうすると、意外とあるんですよ。

この作品とは相いれないな、みたいなやつ。



皆さんないですか?



私はそのままワンギリなんてことも、多々あります。


ですから、プロローグ。大事です。









はい。


それでは、"プロローグ"に関して、その語句についての知見をGetしたいと思います。


毎度おなじみ、KH Coderを用いて、頻出語の抽出をしていきます。




タイトルは50作品見たけれど、やっぱり気力が保たず、30作品に縮小しました。



30作品プロローグの品詞の分解・抽出し、そして頻度については下記のようになります。



順位  ワード 回数

1   俺   385

2   世界  124

3   子   117

4   全   115

5   自分  95

6   彼   95

7   私   94

8   目   91

9   前   87

10   今   84

11   女   81

12   死   75

13   国   73

14   男   72

15   食   69

16   人   69

17   剣   68

18   魔法  68

19   無い  65

20   手   63

21   王   61

22   サラ  56

23   ハジメ 55

24   勇者  55

25   人間  54

26   魔力  54

27   ゲーム 51

28   話   51 

回数50以下は棄却。



一位 "俺"。


流石、"俺"でございます。

"さすおに"ならぬ、"さす俺"でございます。


やっぱり、"なろう"って言ったら"俺"でしょう。


そんな感じです。



昨日まで"僕"と言っていた坊ちゃんも、いつしか"俺"というのでございます。

ちょっと強がりたい、(イキりたい)心の表れでございます。


かく言う私も日常では"俺"でございます。

断じて"私"なんて…弱弱しそうで使いません。


一人称は


俺 > 自分 > 私


の順です。


戦時中は自分が強いイメージだったそうですが(軍隊用語)

今では"俺"です。



そして、もう一つ、注目したいこと。



<<"最強"どこ行ったよwww!>>



私、日常のみおちゃんみたいに叫んでしまいました。



異世界に転生して、俺最強。



しかし、あらすじ同様、パワーワードが含まれておりました。


剣、魔法(魔力)なのでございます。



これ以外に、"最強"となり得ない。

そう、今回のデータは語っております。



ちなみに、"最強"は10回です。

見る影もありません。





次。世界。


主要なワードです。

プロローグの段階で、この"世界"と彼らは言います。


それは、何処でしょう?


私達が"異世界"という場所です。


タイトルでは"異世界"なのにプロローグでは"世界"になります。



適応、早過ぎね?


そう思うのは私だけでしょうか?


私だったら"この異世界"と言います。断じて"この世界"とは言わないでしょう。




そう考えると、ある考えに繋がります。


彼らはこう言いたいんじゃないかと。

自分たちは、


「本当は異世界(この世界)の住人なんだよ。」


「今までの世界は違ったんだ」



そう言っているように見えます。



次。"転生"。

消えました。


その代わり、パワーワードが登場。


"Death死"



転生するためには、死なないといけない(らしい)。

(↑自殺の助長になりそうな文章ですね。)




人生生まれ変わって、再スタートをしたい。


著者と読者の心の表れなのかもしれません。







次に各ワードの共起ネットワークを図示します。

挿絵(By みてみん)


大きい円ほど出現頻度が高い語です。

また、線の太さはネットワークの強さを示しています。


いつもとは異なり、中心性で色分けされてます。


青色程中心的要素があるということです。




"思う"の中心度、パネェということです。




この世界の物語は、()()()ことから始まります。


俺"思う"。故に"俺"有り。


そんな感じでしょうか。




では、詳細に見ていきましょう。



まず何と言っても気になるのが、

彼・彼女・女性との隔たり。


人間関係で阻害され、コミュ障の傾向がある不器用な男。


そんな感じがします。



今、見る、前、人、子(男子・女子)、目、等人間関係キーワードが"思う"と結びつきます。


きっと転生して、人間関係の悩みが深まりつつあるのでしょう。


しかし、心配いりません。


主人公の"俺"は、昨日までの"自分"とは違うのですから。


"チート"さえあれば何でも解決できるのです。



ちなみに、右上部分、

話、手、出る、は異世界に来る前の活動、死に至った原因です。




人生生まれ変わって、再スタートをしたい。

ここは、"俺"の世界じゃない。

別の世界があるはずだ。


(幸せの青い鳥を求めて。)



"なろう系"のスタートには、この心境が必要なのではないでしょうか?



流石にネタ切れしてしまったので1週ぐらい投稿無理かもしれません。


データ取得は2019/06/13です


オーラを感じるなと思ったら評価・ブックマークしていただければと思います。


そうすると筆者のMotivationが更にUpします。


追記:ノクターンでR18作品「転生したら、貴族の子息だった。その名をサド侯爵という。」を開始。悪徳度合いで右に出るものがいない方向で頑張ります。



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