3. [なろう] あらすじにおける頻出語と共起ネットワークについて (累計ランキングTop30)
本稿では累計ランキングTop30の"あらすじ"について、考えます。
前回は、タイトルにおける頻出語と共起ネットワークについて記しました。
今回は、"なろう"における累計ランキングTop30についてみていきます。
お題は "あらすじ" です。
あらすじ。
皆さんどうでしょうか?
前章でも書き連ねましたが、
私はタイトル命だと思っています。
では、あらすじは?と言われると。
うーん。
見ないわけでは無いよ。
本で言うオビみたいなものだし。
考慮しないわけでもない。
とはいえ。
そう"オーラ"を感じるのはやっぱりタイトルなんじゃないかな?
はい。
それでは、"あらすじ"に関して、その語句についての知見をGetしたいと思います。
前回も出てきました、KH Coderを用いて、頻出語の抽出をしていきます。
タイトルは50作品見たけれど、あらすじは気力が保たず、30作品に縮小しました。
研究室時代だったらありえないですね。こんないい加減な解析してるのばれたら、教官に絶対タコ殴りにされたんじゃないだろうか。そう思えてなりません。
30作品あらすじの品詞の分解・抽出し、そして頻度については下記のようになります。
順位 ワード 回数
1 発売 33
2 異世界 32
3 書籍 30
4 彼 30
5 世界 20
6 コミック16
7 主人公 16
8 魔法 14
9 召喚 13
10 魔王 11
11 お願い 10
12 俺 10
13 死 10
14 私 10
15 転生 10
16 物語 10
17 アニメ 9
18 剣 9
19 自分 9
20 人生 9
21 聖 9
22 冒険 9
23 完結 8
24 国 8
25 人 8
26 魔物 8
27 勇者 8
28 予定 8
29 ボタン 7
30 押す 7
31 街 7
32 賢者 7
33 女 7
34 迷宮 7
35 様 7
36 スキル 6
37 レベル 6
38 金 6
39 最強 6
40 作る 6
41 持つ 6
42 少女 6
43 存在 6
44 本 6
45 力 6
46 連載 6
回数5以下は棄却。
またしても定番ワードの数々。
ただし、出版関連ワードも多数見られる。
いや、寧ろ多くない?というのが私の所感だ。
とりあえず、出版関連ワードから見ていこう。(8キーワード)
書籍・コミックの発売。
アニメ化
完結後の連載の予定に関して云々…。
…お願いします。
"お願い"に関しては、タイトル由来と神様由来もあるみたい。
他に出版に関連するのは"様"だ。
ただし用法がいくつかある。
(女性ファーストで書いていく。)
1お嬢様
2王様
3神様
4出版社様
これでは流石に"様" = 出版ワードとまでは言えない。
次、内容に移っていきます。
ここで前回の内容に戻る。
前回扱った、タイトルでの主要キーワードは、異世界に転生して俺、最強だった。(4キーワード)
上記、表をよく見ていた方は気付くかもしれない。
実は、"最強"だけ、あらすじに於いて大きく順位を落としているのだ。
これでは異世界に転生した俺になってしまう。
死活問題じゃないだろうか?
何が悲しくて、異世界に転生した只の俺を読まなくてはいけないんだ・・・。
ということで、"タイトル"で示されていた"最強"。
実は別のワードで表されていないか、表を上から順に確認していく。
まず安定の魔法。
魔法があったら確かに強い。
正直、物理法則とか深く考えなくてもいい。
次は剣、剣技。
これも安定。
バスターソードでも振り回してください。
そして聖、即ち聖なる力。
あー、知ってます。
あの荘厳な建物で"神よ"とかやるとチートになるやつです。
回復されたら、いつまでたっても終わらない。
シゴトみたいだね。
それぞれ賢者、勇者、聖者(聖女)が対応します。
つまり、賢者・勇者・聖者(聖女)となってチートパワーで敵をビートダウン(タコ殴り)する。
ライフを削り切れば俺の勝ち。そういうことなのか?
これぞ、"最強"と言う事らしい。
次に各ワードの共起ネットワークを図示します。
大きい円ほど出現頻度が高い語です。
また、線の太さはネットワークの強さを示しています。
では詳しく見ていきましょう。
下記の関係性が見えてきます。
まず、出版関係。
これは密接だ。
書籍・コミックの発売は、異世界に、彼が転生して、その世界で生きてく内容が多いらしい。
発売されると連載の予定について、そしてアニメお願いね、という告知になる。
(そりゃそーだ)
次、魔王。
世界の物語には魔王が欠かせない。
魔王いるところに、魔物・迷宮・街がある。
次、召喚。
王様のいる国によって召喚される。
召喚されるのはやっぱり、勇者・聖女。
彼ら彼女らは、何故か(身寄りのない)少女を連れて冒険に行く。
そして持ち前のスキルで戦闘を行う。
ここで、レベルと魔法が重要となるようだ。
(いつの間にか、少女もツエーになっている)
翻って、国王に目を向けると面白い。
どうやら彼は前世の記憶を持った賢者を欲している傾向も見られるからだ。
もしかしたら、勇者・聖女をさしおいて、賢者が活躍することを示しているのか?
うーん。
正直イミフだ。
そして最後。
お嬢様の私、人生を送る。
以上
マジかよ。最後のありかよ。
ちなみに
本ー作る
剣ーボタンー押す
については特徴的な以下の2作品について表している。
(一億年ボタンを連打した俺は、気付いたら最強になっていた~落第剣士の学院無双~)
(本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~)
正直、"あらすじ"にはどうも"オーラ"が足りない。
しかし、"タイトル"における最強とは何なのか。
著者らの意図している内容が本稿でつかめたのではないだろうか?
なお、出版関連ワードが関係図に悪さをしていないかなと思い、除いてみたバージョンもやってみた。
杞憂のようで、出版関連ワードに関わらず、関係性に違いはないようだ。
データ取得は2019/06/13です
オーラを感じるなと思ったら評価・ブックマークしていただければと思います。
そうすると筆者のMotivationが更にUpします。
次回は最大1週間程空くかもしれません。
ではでは。