プロローグ
処女作で、わからないところが多々ありますが、長い目で、優しく見守っていただけると嬉しいです。
『異世界』
それは男子ならば一度は憧れたことのあるものだと思う。
剣と魔法の世界。
剣を、魔法を、魔物を、魔獣を。
そんなファンタジーは勤勉な現代社会において現実逃避の道具に過ぎない。
それは現実ではない。そんな世界はない。誰もは心の奥底ではわかっている。
手のひらをかざして 炎よ。 なんて言っても、火など出ない。
夏休みが終わってほしくないから、 隕石よ学校に降るが良い! なんて言ったって降るわけがない。
そう、現実逃避の道具に過ぎないのだ。
そう、思っていた。
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一つの国際問題になっていることがある。
この世界は、いわゆる剣と魔法の世界。
誰もが憧れるファンタジーな世界だ。
その世界では、冒険者という職がある。
魔物を倒し、それで飯を食っていく人だ。
そして魔法というものもある。
魔法は、そう、みんながイメージしてるような
火の玉を放ったり、水を噴射させ、風で切り刻み…
そう、それがある。
さっきも言ったが、魔物というものがこの世界にはいる。
推定で人間の200万倍だそうだ。
魔物はゴブリン、オーク、スライム…など
種類は計り知れないほどいる。
魔物を倒すと、経験値が上がる。そして経験値が一定以上行ったら、レベルが上がる。
レベルが上がると、攻撃力や防御力、速さなどが上がる、そしてスキルももらえる。
ごくたまにSPがもらえ、それを自分で攻撃力や筋力などに割り振り、向上させることができる。
SPの割り振りやレベルの確認は、「ステータス」と唱えるとわかる。自分の目の前に半透明の青い板が浮くのだ。
ずっと説明してきたが…その「ステータス」が問題なのだ。ただの問題ではない。国際問題だ。
何が問題かだって?
それは…
『歩きステータス』だ