転生ゲーム20 雪ウサギの足跡
前回のフィアーゲーム
す、凄い。私には理解するので精一杯なイスラさんとフィスコさんの会話
二人とも凄い考えていたみたいです
イスラさんのあの接触の多発はメンタリズム
人の試を誘導し操ったり人の心理を読む能力
しかし、それは+10億円という数字を叩き出したXに阻まれてしまったようです
そして、第3periodイスラさんが接触した人物は……?
「接触した人物は…」
イスラは視線を俺の方から雪ウサギさんに目を向け
「バニー君だよね。君今は人間っと言わなかったかい?」
「それはお互い様。私はあなたは神と聞いた」
「それは悪かったね。しかし、僕にとっても予想外だった」
「そう」
「信じてくれるかい?」
「信じない」
「…ハハ、だよね」
「でも」
「?」
「信じる余地はある。何故なら私も嘘をついたつもりは無かったから」
俺は笑うしかなかった
蚊帳の外で何も知らずゲームを投げやりになった自分を
俺は静かに傍観して
「という事は、君も?」
「えぇ」
何やら結論が出た風なので
「ん?どういう事?」
質問した
「実は「私が話してもいいかしら?」」
イスラの回答の途中雪ウサギさんが割って入ってきた
「私としてはイスラの現状は概ね把握したわ。
今回の結果も含めてだけど私の第1periodからの行動と合わせて説明してもいいかしら」
「ああ。僕はいいよ。むしろ興味がある」
「…俺もいいよ」
俺は少し付いていけていない部分があるものの順序があるというのなら気にはなるが
それが2人がわかりやすいというのなら従おう
まぁここに来てイスラが逃げるという事はあるまい
それくらいイスラの現状は芳しくはなさそうだし
問題はないだろう
今まで俺とイスラ中心だった会話の主導権が
雪ウサギさんに映る
それに俺も興味あるしな。
「一応…まず、どうしてイスラを死人にしたのか?だけれど」
雪ウサギさんが語り始める
俺が本ゲームで1番警戒していたプレイヤーが何をしていたのかを
「あれは完全な不可抗力。私はイスラ。あなたと接触した時自分は人間だと思っていた」
「そうかい。ちなみにだが、僕はそれを信じるよ。ありえる話だ」
「一体何故…?そんな事が?」
俺には情報が少なすぎて全く推測も建てられなかった
ここにきて俺は本当に何をやってたんだっと後悔する
しかし、俺は前向きに捉え
遅れている分を取り返すべく真剣に雪ウサギさんの話に耳を貸す
「まぁ裏を描いたつもりがXは私の想像よりもゲームをコントロールしていたという事ね」
「つまり、雪ウサギさんっとイスラは…いや、ピーチも含めてか
みんなXに嵌められたっと言う事?」
「私はまだ彼女の事を聞いていないから判断できないのだけど…
聞かせてもらえる?」
俺はピーチの事を話した
そして、
「なるほど。おそらくXでしょうね」
「まぁ僕も同一犯だと思うね」
「なら、やっぱりXの正体は…」
ピーチさんが苦い顔で1人のプレイヤー名をあげる
「ジャバウォック…さんなんですかね?」
「アイツが仲間だろうってのは確かだけれど…」
「うん。フィスコの言う通り僕も違うと思うな」
「そうね」
俺、雪ウサギさん、イスラは違うと否定する
まぁ俺の推測なんて2人に比べれば浅いものなんだろうけどな
俺の最大の根拠は周りの目だ
ジャバウォックに対する周りの目
ほとんどのプレイヤーがジャバウォックを頭として見ているという風ではない
むしろ、煙たがっていると感じる
まぁそんなプレイヤーが第3ピリオドで動く
それが不自然なんだがな
「まぁ黒幕探しについては、私なりの答えをもっているのだけれど
その前に私がこのゲームでした動きを共有しときましょう」
「頼むよ」
「まず第1period。私の結果は死人」
「え?死人?」
それはおかしい
何故なら
「雪ウサギさんは第1periodで1回接触して部屋から出てきた人と接触してたよね?」
俺は2階からその様子を見ていた
100パーセント覚えている訳ではないが雪ウサギさんと接触したプライヤーは1回しか接触をしていないはず
いや、第2回の確認タイムまでで1回以上接触したプレイヤーはイスラ達と俺達しかいなかった
第1periodから2回の接触をしていたプレイヤーなんて目立つに決まっている
そこを重点的に見ていたのだ
間違いはない。という事はだ
「雪ウサギさんは人間か。死人と接触したはずだよね?」
「ええ、私は結果を聞いて死人と言った人と接触したわ」
「どうして雪ウサギさんが死者になったはのか。わかってるの?」
「ええ。色々動いたわ。そして導き出した答えは端末の交換」
交換…か
恐らく…これは…
俺は雪ウサギさんの推論を聞きながら自分の考えをまとめ始めた
「話は次の第2periodからね」
「うん」
「私は第2periodの時点で、私は第1periodの結果から
一体何人のプレイヤーがこの交換というのをやっているのか?
それが、気になった。だから調べたわ」
雪ウサギさんは紙ナプキンを取り
ポケットから出したボールペンで何か描き始めた
「少し時間を貰えるかしら?第1periodと第2periodの接触したプレイヤーのパターンを書いてるから」
「え、全部覚えてるの?」
「ええ、目で見たものはね。記憶力はいい方なの」
いや…いいなんてレベルじゃ…
信用できるのか?…しかし、まぁするしかないよな…
少なくとも雪ウサギさんが嘘を着いていると思えないし
ここで嘘をつく方がマイナスになりそうだ
「一応確認。2Fで接触をしたフィスコ達は直接確認していないから想像なのだけど接触パターンはこれで当たってるかしら
「当たってる。それ推測?」
「ええ。フィスコはわかりにくかったけど他3人から大体割り出せたわ」
(よく見てるな…)
「なら、第1periodと第2period接触した人のパターンはこうね」
そう言うと雪ウサギさんは紙を見せてくる
「名前のわかるプレイヤーとわからないプレイヤーがいるから
わからないプレイヤーはその人の特徴を書いてるわ」
「ほとんど分かってるんだ」
雪ウサギさんの書いた20人のプレイヤーの内
埋められた名前は17名。そして…その内の1人はパステルさんだったので
「第1periodで俺のチームにいたプレイヤーはパステルさんだ」
「そう。なら18名が判明ね」
「どうやってこんなに名前を?俺の見た限りほとんど他プレイヤーとの接触は無かった筈だけど?」
「まぁ私の強みって所かしら」
強み?
まぁ今はいい。それよりも話を進めよう
「で?この接触パターンが何だというんだ?」
「もう少し時間を貰うわ」
そう言うと雪ウサギさんはまた何かを描き始めた
俺は覗き見て驚いた
「これが第1periodと第2period。不確定だけど私の行動予想した各プレイヤーのパターン」
先程書かれた名前の横に【1 死人 2 神】 という風にperiodが終わった時の状態であろう予測が書かれていた
「これは、どういう根拠があって?」
信じられない。そんな事が可能なのか?
俺はもちろん。人の心を読むスペシャリストだと言うイスラですらそんな事ができるかどうか
「私が見ていたのはプレイヤー。特に見ていたのは
periodの最初。そしてゲームが進み審判の部屋から出た時の顔」
「ふむ。それだけじゃ信じられないね」
イスラが意を唱えた
「僕は全員の役職を割り出すという事は諦めた
それは、必ず何処かで綻びが出ると思ったからだ
それくらい、顔だけの情報で全員の役職を割り出すのは難しい」
「ええ、これは私の自己判断も混ざっているわ
だから無理に信じようとしなくてもいいわ。ただ、それなりの自信があるのは確かね」
「それは君の武器にも関係するのかい?」
「……」
雪ウサギさんの武器?さっきからそんな話がチラホラ出てるが…
なんの事だ?もしかして俺が負けたのにもここに理由が?
「不本意。だけど、協力関係になった以上は教えるわ」
「フッ。この同盟で僕は払うものもあるが得られるものの方が多そうだねぇ〜」
「……私。超記憶症候群。いわゆる完全記憶能力をもってるの」
「…ほぅ~ということは…」
完全記憶能力って
見たもの聞いた物を全て覚えられるっていうあの?
二次創作でも色々と題材にされる憧れの脳力じゃないか
「私はプレイヤー全員の平常時の顔を記憶して。
審判の部屋から出てきた時の顔の変化を見た。そして、私が見てきた数万パターンの落胆の顔や歓喜の顔の特徴と照らし合わせて神と死神を判断したわ。それだけでは誤りがあるかもしれないからプレイヤーの視線や発汗。聞こえてきた会話とその声音を加味して判断したのがこの結果」
「この結果」と言った所で雪ウサギさんはコンコンっと書いた紙を小突く
「いやはや、脱帽だね。想定の範囲内ではあるが…驚きだよ
僕と戦った時もその驚異的な脳で見破ったのかい?」
「ええ。そうね。」
「顔に…出てたかい?」
「ほとんど変化は無かったわ。でも、決定打のカードを置いた時の
チカラ強さとまばたきの回数。後は、メンタリズムをかけようとした時の視線誘導のパターンや本で1度読んだメンタリズムの手法を思い出したわ」
「ハッハッハ!完敗だよ。あのゲームでは僕が完全にやられてたわけだ」
「俺の時もそれを使って勝ったんですか?」
「ええ。フィスコの時は手札の場所の配置の癖。後は視線移動なんかが主な情報だったわ」
つまり、情報戦を一方的に仕掛けていたつもりが
相手からも仕掛けられていて上を行かれたという事か
ハハ…ホントにイスラじゃないけど完敗だな
しかし、それを聞いた俺は落ち込んでいない
恐らく何処か吹っ切れたのか【次の対決では何とかして勝ってやる】というやる気に満ち溢れているからだろう
「僕達やフィスコが相手から情報を引き出すのなら
バニーは拾ってくるというかん感じかな」
「そうね。私はあまり人を操るというのは得意じゃないわ
人望を集めるタイプではないし、1人で色々動くタイプかしら」
「フッ。だってさフィスコ。僕等とら違う強さみたいだ。良かったね。」
「何がだよ」
「だってキミも僕もバニーに苦汁を飲まされた仲だろう?
そして、もちろん何時やり返すつもりなんだろう?
戦い方が違うのなら別のアプローチで有利に立てるかもしれないじゃないか。僕は見つけたよ。バニーの弱点」
弱点か…
さて、考えている事は同じなのか?
まぁそれをここで話すつもりもはないが
「雪ウサギさんだって人を操ろうと思えばできるんじゃないか?」
「かもしれない。だが、僕は少なくともその点では負けていると思ってないいない」
「だが、今後成長して覚えるかもしれないだろう」
「その時は、僕も君ももっと成長していればいい」
イスラはニヤっと笑い
「ここはそういう場所だろう?それくらい貪欲でないとトップに立てないよ」
俺もイスラに釣られてニヤッと笑う。笑ってしまった
やべ、楽しい。イスラの言っている事は完全に同意だ
俺はイスラと同じ答えを持っていた。
だが、それに乗るのが嫌であえて質問した
ただ、それに愚直に答えてきたイスラに共鳴してしまったのだ
そして、そんな俺を見て
「あぁそんな顔ができるなんて…君とは次のゲームで決着を付けたいね」
「…フィスコ。貴方はやはりフィアーゲームに向いてるわ。
そう…だから…来るべきでは無かった…」
「フィ……君…た…け……みんな…る…も」
イスラの声は俺に向けたものなので聞こえ
雪ウサギさんの声は小声だったので聞き取れず
ピーチの声は俺は気づく事すらなかった
「クックク。話を戻そう。あまり悠長にもしていられないよ
ゲームの時間はすぐそこだ。まずはこのゲームXを叩き落とさないと」
「そうね」
イスラの提案にもちろん意義はない
俺は話の中で出た当然の疑問を雪ウサギさんに聞く
「結論から言うわ。私の確認できた範囲でだけど第2periodの役職とプレイヤー動きは一致しなかったわ」
「えっと…それなら…やっぱり間違ってるんじゃ?」
まぁピーチの言うことはもっともだわな。普通は
「いいえ。ピーチさん。それなりの自信があるわ。
私の人生経験全てを掛けた情報だもの。
信じる信じないは勝手だけれど。でも今回の特殊な状況に限っては私も自分の知識が通用しない所があるかもしれないわね。
私の見分け方は知識であってイスラの様な身につけた技能ではない
こういう事を意識したのはフィスコとの戦いの時が初めてで2回目だしね。
デバイスが交換されているという状況下では今後私の知識は無駄かもね」
雪ウサギさんは淡々と言った
「ただし、交換という事を加味しないで表情や行動パターンで役職を当てはめるだけならある程度の自信はあるわね」
雪ウサギさんは自分の知識を武器として信じているのか
そこには、揺るがない自信が見て取れた
そして、話は続く
「第2periodの私の結果なのだけど私は人間。
狙い通りと言えばそうだけど。色々不本意な結果ではあった」
不本意?
その疑問は雪ウサギさんによって解決される
「まず、私が第2periodで注意深く脳に焼き付けたのは
全プレイヤーの行動パターン。まぁフィスコとピーチさんに限っては見ていないけどおおよその推測とイスラとのさっきの会話を聞いて穴が埋まったわ」
プレイヤー全員の行動パターンって…
完全記憶能力をもっていたら可能なのか。やっぱり凄いな…
この能力敵に回るとやっぱり厄介そうだ
「今思い返してみても。2人の違和感通り。このゲームスムーズに進み過ぎている。私が第1periodで死者だと判断したプレイヤー達も不安を抱えている風であってもゲームを進行していた。
この時は分からなかった事だけど第3periodまでそれが続いたというのは異常ね」
まぁそうだよな
これは胸痛認識のようだ
「私は第2periodの途中からデバイスの交換という仮説を
有力な説としてゲームを考える事にした。そして第2periodを見ててこの説に少し付け加えた。
ゲームを進行する所かプレイヤーによっては談笑までする余裕。そして、1番は迷いのない接触。プレイヤーの誰しもが途中で他プレイヤーと談笑をしつつも接触の素振りも見せずに、いきなり接触し始めたり、次に話したプレイヤーと接触したりと不可解すぎる事が多い
確信を得たのは第2periodの終わり
私には、第2periodも2回目の審判の部屋を終えた時間帯からできる事は少なかったから無接触ならどうせ-3億円なら適当に検証も兼ねて今度は私は死神だったから
考えても仕方ないからあえてリストアップしたプレイヤーの中から
適当に声を掛けて言って結果的には4人目と接触をしたわ
その結果はさっきも言った様に人間
ただ、そのプレイヤーは1度も接触しておらず
私の見立てでは、死神だったプレイヤー
イスラ達も言っていたけど騒ぎらしい騒ぎが起きた。
しかし、それも小規模でありながら私がリストアップした
交換の作戦を実行しているプレイヤーでは無かった
つまり、彼等彼女等はXにカモにされた。っと考えべきでしょう
そして私のリストアップした人数は、私の見立てはイスラ。貴方と同じ9人よ。
第3periodで起きた事を合わせれば
このゲームは私達の話しているXによって管理されていると考えるのが妥当でしょうね」
雪ウサギさんの話は1度区切りだろうか?
雪ウサギさんはカップに入ったものを啜る
「ハッハッハ。ホントに愉快だ」
そんな雪ウサギさんの話を聞いて堪えられなかったのか
イスラが手を叩いて笑い出す
「一緒だよ。僕のメンタリズムが破られた訳。
それはデバイスの交換の可能性が高いね。
そうであれば全ての辻褄が合う。つまり、僕が神だと判断したプレイヤーは確かに神ではあった。
しかし、デバイスは神ではなかったという事だ
いや~バニー同じ答えにたどり着いてくれるなんて嬉しいよ」
ふむ。やっぱり…知らないんだな
言うべきか……
俺は少し考えた
この事を言うということは。それは2人とこのゲームを戦いぬくという覚悟を示せる。
それくらい今後を動かす情報だ
…もう少し考えたい。俺が何も得られなかった第3period
このperiodで何が起きたのか?それを知ってからでも遅くはない
ゲーム開始まで後1時間
何か説明難しいかも?
一応ある程度筋書き通りなんですけど
こういう説明回ってのはどうしても長くなってしまう~
後、イスラVS雪ウサギの初戦も
番外編的なので書きたいなー
矛盾とか誤字とかあったら報告お願いします




