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フィアーゲーム  作者: ユートピア
転生ゲーム編
33/40

転生ゲーム⑬謎が謎を呼ぶ謎

長め

???side


(何故?何故こんな事に…)


誰?こんな事をしたのは?

あの人は違う。裏で操っている人物がいる


誰だ?早急に見つけださなければこのゲーム大変な事になる…


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「しばしの30分の休憩を挟み1日目の最終(だいさん)period。を開始します。甘いおやつを用意させて頂きました。お召し上がり下さい」


俺が驚愕して眉を潜めて見つめる先

その光景とは。1人の男が泣き崩れる様を見ながら

俺はディーラーが用意したというお菓子になんて目もくれなかった


それは他のプレイヤーも同じだ

誰も動こうとしないしないし、誰も喋らない


音は、ピエロが運んでくるお菓子を載せた台車の音と40歳のオッサンのガチ泣きの音のみ


ほとんどのものが2つの音をBGMにしながら泣き崩れる男を見ている


俺はそんな中、初めて周りを見渡す


(5人…かな?)


何の数か?

俺が死者だと思ったヤツだ


あの男は間違いなく死者と考えていいだろう

-3億円を受けて泣き崩れている


「なんでだよぅ…2分の1だろぅ?」って嗚咽混じりの声が聞こえるから第1periodでも人間では無かったのかもしれない


そして、他のプレイヤー第1periodでは平気な顔で明らかに顔面蒼白になったプレイヤーが5名。内2名は確実に死者といえるLv


2人の内1人の女性にいたっては尻もちをついている

腰が抜けたとは正にこの事だろう


他の俺の検討を付けた3人も恐らく死者

隠そうとしているがどうしても顔に出てしまっている感じ

少なくとも人間では無かったのだろう


他は正直わからない

ここにいるものはそれなりにポーカーフェイスが上手いものも多い

死者になって-3億円受けても余裕のあるものかポーカーフェイスが上手いヤツが後、俺の見立て4人いる。見事なものだ


加えて第1periodに1億円を貰ったものがほとんどで

人間でも死者でもない者が6名


プラマイゼロで終わっている人間もいるのだろうな

その顔の方がわかりやすく2人は検討を付けた。その1人はパステルさんだ


ちなみに、スピカさんは悲しそうな顔をしている

正直どんな状況なのかは難しいが死者ではなさそう


という事はプラマイゼロ?もしくは運良く+かじゃないだろうか


俺なりの推測を終えてピーチさんを見る

ピーチさんは目を潤ませて唇を噛み締めていた


(え、なんで?)


っというのが1つ目の感想


(あーこの子は優しい子なのかな?これから苦労しそう)


ってのが2つ目の感想


そんな見つめていた俺に気がついたのか

涙を袖で拭い。ピーチさんは小声で喋った


「…なんで、こんな事をするんでしょうね」

「……さぁ?」


俺は適当に答えた

俺の本当の意見は「金持ち達の道楽」だろうと言う推論

どうせ、このゲームも見て楽しんでいるものがいるというのが推測だ


だが、俺は伝えない

伝えたらピーチさんは取り乱すかもしれないから


10分は経ったか?

ジャバウォックが1番初めに動いた


それにつられて各々動き出すプレイヤー達


「行こうか」

「うん…」


俺とピーチさんも適当に当てもなく歩き出した


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「ねぇフィスコ君。人間が私達を除いて5人って普通なの?」

「…わからないけど、俺は作為的な物を感じてる」

「そう…なんだ」


俺は基本的には聞き手で

ピーチさんを慰めたり疑問に答えたりしながら

頭の中では、またべつの事を考えていた


死者の事ではなく、逆に人間になったのは誰なのか?

コレがかなりの謎なのだ


人間5人の内、2人は俺とピーチさん

後は3人。その1人をイスラと過程すると疑問が生まれる


イスラは俺達と別れた後に3人と接触をした

俺はイスラから目を離さなかったので断言できる。アイツは3人と接触をした。少なくも多くもない3人だ


俺と別れた時、イスラは確実に人間だと確定している

それは俺達2人の結果からわかりきっている


となると、イスラの思惑は人間で神と接触してボーナス+3を得るのを目指したのだろう

となると、数が合わなくなるのだ


全部成功していてボーナス+3を得ていたとしたら人間は少なくとも6人いる筈なのだ。人間と接触した神は人間になるのだから


俺はイスラ以外にも注視している人物が他にもおり

イスラの接触先のプレイヤーまで人常に追えていたとは言い難いが

プレイヤーが接触音をさせる時は1度はソチラを向いたので

確証は無いがイスラの相手が他のプレイヤーとは接触していなかった筈


という事はだ

高確率でイスラは人間では無くなっている?というのが推論だ


そして、他にも有力者なプレイヤー。雪ウサギさんだ


彼女程の人物が黙ってこのゲームをしているとは思えない

だが、俺の見た限り2人としか接触していないし目立った動きがない

相手のプレイヤーも別々のプレイヤーで雪ウサギさんと関わりをもっていた風では無かった


雪ウサギさん。こういう社交性の必要なゲームが苦手とか?

まぁありえるかもしれない。無表情だし俺は饒舌になるシーンを見たが基本的に無口だし今ゲーム最大接触回数を誇っているイスラと一緒に来たということで警戒されているというのもあるかもしれない


そんな雪ウサギさんの成績。めっちゃ気になる

彼女はどう立ち回っているだろうか?


気になるといえば「時間になりました。第3periodを始めます」


俺の思考にわって入ってきたのはディーラーの声

俺は一旦思考を止めて「審判の部屋に入ってください」というディーラーの指示に従い移動する


そして、俺の番がきて。自分の役職を確認する

俺の役職は【神】であった


(コレでピーチさんが神だったら楽なんだけどなー)


正直ピーチさんが神だったら第3periodは何もしない

俺は明日のために行動するつもりだ

今このゲームで何か起きているのなら見極めてやるという心意気だ


そして、俺は少し後

ピーチさんが神であると聞き。安堵した

そして、ゲーム開始!っというディーラーの掛け声の元


ものの5秒程度で「バチンッ」

今回神であったピーチさんと接触して人間になった


俺は第3period

念の為に約10分程、後に確認するが嘘はつかれていないと思うので

高みの見物ができると余裕綽々で定位置と化していた2Fから腰を上げて1Fに向かって探し人を探した


相手は……


「どうも。雪ウサギさん」

「こんにちわ」

「どう調子は?」

「…あなたの方は良さそうね」

「お陰様で」

「流石ね」

「ありがとう」


………


会話が止まった

うん。変わってないなー


あの決闘(デュエル)の時と同じく顔に出ない

そして、そんな相手に中々話題を振るのは難しい


だが、今はそんなことも言ってられない

今状況が知りたいプレイヤー筆筒の雪ウサギさん


俺が大敗した彼女が本当に苦戦しているのかどうかが知りたい

だから、俺は切り込む


「苦戦してるの?」

「……」

「どうなの?」

「……」

「もしも、苦戦してのなら助ける事もやぶさかではない」

「…ホント?」

「え、あ…うん」

「…頼むかもしれない」

「あ、うん。いいよ」


アレ?俺何言ってんだ?

元々はこんなつもりでは無かった


手助け?なんで?

いや、謎だ。自分でも謎だ


ただ、なんとなく。雪ウサギさんの無表情な顔を見ていると言ってしまった


相変わらず無表情だがどこか困っているように見えて

ついつい言ってしまった。


俺らしくないのは自分でも理解している

だが、自然に出た言葉で取り消すタイミングも見つけられず


それに考えて見れば悪くないかもしれないとも思う

イスラと手を組むよりはマシかなどと言い訳している自分に不思議な気持ちになる


まぁ危険だったりデメリットがあるなら裏切ればいい

俺は計画的ではなかったにせよ。雪ウサギさんとの共闘の道を示した


「…これから雪ウサギさんはどう動くの?」

「このゲームを裏で操っている人を倒す」

「え?」


裏で操っている人?やはりいるのか?

そして、それを雪ウサギさんは正体を掴んでいる?


「それは、誰?」


俺は期待に胸を膨らませ聞いた

だが、返答は


「わからない」

「…そっか」

「でも、いる」


いるっか

それはどれくらいの信憑性なのだろうか?


俺と同じ疑念レベルと確証をもっているかで大分変わってくるのだが


「ちなみに、予想を立てるなら?」


俺は聞いた。今度は期待はしていなかった。聞けてもどうせ予想だ

そんな信憑性のない情報にあんまり価値はない


だが、一応と思い聞いた

そして、答えは帰ってくる


「アウラ」

「…アウラさんか」


その答えに、ある程度納得した

それは、俺が納得し得るほどに気になっていたプレイヤーだからだ


彼女はイスラとは別の意味で目立っている


イスラが誰よりもゲーム上接触をしているプレイヤーであるならば

アウラさんは誰よりもプレイヤーと接触しているプレイヤーだ


コミュニケーション能力が異常といえばそこまでだが

それなしても、多くのプレイヤーと話をしている


このゲーム中1人でいた時間が圧倒的に少ない

にも関わらず俺が目撃した接触は最低限の2回という普通さ


普通は、あそこまで個人同士では中々話せない

お互いに金を騙し合う間柄だ。そんな中のあの異常な量のコミュニケーション


彼女が、黒幕というのは不思議ではない


「何故そう思うのか聞いても?」

「…確証は、ない」

「あくまで…予想か」

「……そう」


ふむ…

そうだよな…。ここにきて俺は2Fで俯瞰する立場を取った事はミスだったか?とも思うが思い直す


アレはアレで最善だった筈だ

後悔するのは間違っている


「第3period、10分が経過しました。審判の部屋を解放します。

希望の方は審判の部屋へお越しください」


どうやら一旦話は区切りのようだ


「俺いかないと」

「うん」

「また後で」

「うん」


俺はそんな簡素なやり取りを持って審判の部屋に向かうべく歩みを進める


「フィスコ君」

「うん?」


俺は雪ウサギさんに声をかけられて振り向く


「力を貸してくれるって期待してもいいの?」

「……ああ」

「そっか。嬉しい」

「それだけなら…じゃあまた」

「うん」


俺は少し早足で審判の部屋に向かった

不覚にも雪ウサギさんを可愛いと思ってしまい


自分でも照れているのがわかったから

相変わらずの無表情ではあったが雪ウサギさんは笑っている様な気がした


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


今回、10分の経過時点の審判の部屋解放にて

自分の状態を確認するのは俺とピーチさんだけだった


故に待つ必要は全くなく

二人ともすぐに自分の状態を確認した


俺の結果は【人間】

つまり、ピーチさんは当然の様に神だった訳だ


俺は第3periodは現状維持

接触をしない事がほぼ確定的になった

コレで安心して情報収集に勤しめる事にした


ピーチさんは、お手洗いに行くといい別れた

合流する予定はなく、誰とも接触しないようにとだけ伝えた


俺は俺のやるべき事をするため気持ちを引き締めた


(アレ?どこいった?)


俺は辺りを見渡し雪ウサギさんの姿が見えない事に疑問を覚えた


(まぁ普通にトイレと考えるのが普通か…)


俺は疑問を持ちながらも雪ウサギさんとは話せたので

他のプレイヤーを探す


(時間が経てば戻ってくるだろう)


このperiod内に1度は必ず。定石通りなら高確率で次の審判の部屋の時間には戻ってくるだろうと思い置いて置くことにした


力を貸して欲しいと言われたし

何かあったなら教えてくれるかもしれないし。自分からも聞くつもりだ


なら、今は別のプレイヤーだ


俺は周りを改めて周りを見渡す

色々なプレイヤーが俺の視界に入ってくる

俺は数多のプレイヤーの中で1人のプレイヤーを探していた


「どなたかをお探しですか?」

「っ!?」


俺は後ろから声をかけられて驚き

尚且つ、その人物が探し人であった為

態度に出る位に驚愕した


その人物は【アウラ】さんだ


「うふふ。驚かせてしまいたか?」

「ちょっとね」

「ちょっと…ですか。うふふ」


俺はからかわれているようだ

俺はどんな顔をしていいのか分からずに苦笑する


「それにしても凄いですね。稼いでいらっしゃるでしょフィスコさんは」

「大した事ないですよ」

「ご謙遜を。今1位に1番近いのはアナタなのではないですか?」


「ピーチさんと同列ですよ」

「あなたの功績でしょ?」

「まぁ」

「なら、今1位に1番近いのはアナタよ」

「…アウラさんは?俺はわかりやすいですけどアウラさんも動いているんでしょ?」


「うふふ。なんとか死者にはなっていないとだけ言っておきます」


死者にはなってないね~

アウラさんも読めないな…


俺は第3periodにおいて、2人目の難敵である可能性の高いプレイヤーとの接触を始めた

結果

前回と同じ

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