表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
フィアーゲーム  作者: ユートピア
転生ゲーム編
25/40

転生ゲーム⑤ ゲーム開始

次回から本格的に始まります

まず、ゲームの流れを知ってもらう為に話をした通りリハーサルを行います。審判の部屋は合計5つあります。皆様には既に役職を振り分けていますので、ご確認下さい」


そう言われると、ゾロゾロと動き出すプレイヤー達


そんなプレイヤー達を俺とピーチさんは遠巻きから眺める


「あの子…かな?」

「うん。同意見」


俺の経験上、率先して今のような状況で動く積極性を持っている奴ら特に真っ先に動き出したジャバウォックなんかは何か考えがあるのだろう


そういう奴は、仲間に引き入れても裏切られる可能性が高い


仲間にするのに理想の人物像は

「ねぇ。ちょっといいかな?高確率で人間になれる策があるんだけど乗らない?」


「え、あの…」

「あ、嫌ならいいんだ。他の人に声をかけるから」

「い、いえ!どんな作戦か聞いてから…」

「それはできないな。仲間以外に知られて模倣されたくない」

「そう…ですか」


どうしたらいいのか分からず。オロオロしている自信を持ってなさそうな子。そうこんな子だ


「正直、俺の策に乗るメリットはあってもデメリットはないよ

そんでもって余計なお世話かもしれないけど、このまま1人で戦おうとしてるなら間違いなくカモにされるよ」


「ど…どうしてですか?」


「答えは単純の事だよ。全プレイヤーをみて俺が声をかけようと決めたから」


俺とピーチさんは条件付けをして、仲間を探した

そして、この子にする事を即決した


それ位この子は不安そうだった。そしてその心につけ込むの後騙す側


「あのね?私達はアナタと一緒に勝ちたいの。不安なんでしょ?

私もだよ。でも、大丈夫。フィスコ君のアイディアは凄いんだから!」


ピーチさんの役割はコレ

第三者の意見というのは思考を鈍らせる


よく詐欺などで、体験者の感想やインタビューなんかがある

この一手間を取ることで、かなり詐欺に騙される人が増えるそうだ


「わ、わかりました。仲間に入れて下さい」

「よろしく。俺はフィスコだ」

「ピーチだよ!よろしくね」

「はい、スピカといいます。よろしくお願いします」


こうして、スピカさんを入れて4人のチームができた


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「パステルさん」

「あ、フィスコ君」


俺はくたびれたおじさん【52歳】のパステルという男性プレイヤーに声をかけた


「紹介するよ。俺が仲間にスカウトしたパステルさんだ」


「よろしくお願いしますね」


とピーチさん


「よ、よろしく…おねがいしま…す」


とスピカさん


「はい。年上ながら恥ずかしいですがフィスコさんの言う通りにこのゲームでは立ち回ろうと決めております。みんなで勝ちましょう!」


パステルさんは、陽気なおっさんという言葉がしっくりくる


チェックの服とズボンに同じ柄のハットで色は肌色で統一されている

タレ目にメガネなこともあり穏和そうな人だ


だが、俺はこの人は表面を偽る人だと判断した

恐らく内面は、臆病で抱え込みやすいタイプ

BARで一人酒をしている様をみて判断した


こういう人には、策を余すことなく教えてあげて

有用性を理解させる。そして危険がない事を理解させる


スピカさんの場合は、即決即断を強いた。気弱な優柔不断な子にはこれが効果的面


パステルさんのポイントは安心させる事

どこまで安心させられるかがポイントになる


言葉選びや気配り、そして仲間のメンツ


俺が女の子を仲間にすると、決めた理由の1つがパステルさんも関係する


例えば、極端な話。ジャバウォックを仲間に引き入れる事に成功したとする。しかし、パステルさんは余計な不安を覚えると思う


パステルさんの様な、とにかく助かりたいという人にとって

仲間とは対等か下でなくてはならない


まぁ、要は女の子だから下に見るだろうという浅い考え

しかしこれは男女平等が掲げられて数年が経つが消えないのが現実


特に50代から上の年代は、その傾向が強い

本当にバカバカしいなと思うが、事実なのだ


そして、恐らくこの反応パステルさんは全く2人を警戒していない

俺にとっては、思惑通りであり好都合だ


「そろそろみんな役職を見終わって空いてくると思うんでボチボチ見に行きましょうか」


俺の掛け声に皆が同意を示す


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「皆様役職は確認されましたね?では、この人だと思った人と接触してみて下さい。尚、リハーサルの結果は本番の結果に全く関係ありませんのでご安心下さい」


「リハーサルは適当に。ゲームの流れを把握する事に務めましょう」

「わかりました。では、スピカさんでよろしかったかな?接触をしませんか?」

「は、はい。お願いします」


どうやら、この2人が接触するようだ


「じゃあピーチさんやろっか」

「うん。いいよ」

「ちなみに俺は神なんだけど。ピーチさんは?」

「私は死神だったよ」

「そっか。接触ちょっと待って。少し試したい事がある」

「ん、何かな?」


俺は耳打ちで、その試したい事を伝える

そして、ピーチさんの了承を得て試してみる事にした



接触をすると

ピピッと割と大きめな音がした

これが接触成功の合図だろう


「接触した際に音が鳴れば接触したと見なされます。

本番では次に審判の部屋に入れる時間帯まで、審判の部屋に入る事はできませんが、リハーサルでは短縮して接触された方から今の状況を確かめて見てください」


俺も含めて皆が審判の部屋に並ぶ

やがて俺の順番が回ってきて部屋に入る


俺が審判の部屋に入った

中は服屋の試着室の様な狭い空間。試着室と違うのは鏡である場所が大きなモニターであること


数秒ののちモニターに動画が移りだす


空の背景をバックに黒いシルエットの人が映し出されている


黒いシルエットの頭上にJUDGEジャッジという文字が浮かび


黒いシルエットは……徐々に色味を帯びていき


白人の男性になった


という流れの動画を見せられた

つまり


動画上部に文字が浮かぶ文字「YUER HUMANヒューマン

この画面を見る限り俺は人になったということらしい


俺は自分の状態を確認したので、部屋を出た

外に出るとちょうどでできたピーチさんと出くわす


「どうだった?」

「死者だったよ」

「そっか」


俺は接触についての仕組みを理解した

俺達はチームの二人と合流して先ほどいた場所に戻った


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「皆様、接触のやり方はわかりましたね?本番は今の状況を鑑みてアクションをしていただきます

これにてリハーサルを終わります。今の一連の流れと接触の仕方は覚えておいてください」


これだけ丁寧にリハーサルをやれば、わからない奴はいないだろうな

念の為チームを組んだ他3人にも確認したら問題はなかった


まぁそんな難しい事でもないしな


「それではこれより本番。第1periodを始めたいと思います。皆様の状態は既にランダムに神か死神かに変更されています」


いよいよ始まる。何となくこのゲーム一筋縄では行かない気がする


ジャバウォック、アウラさん、雪ウサギさんと一緒に入ってきた男、そして雪ウサギさん当人

まだ見ぬ敵もいるかもしれないし油断ならない

だが、俺は負けない。もう雪ウサギさんとの勝負の時の様な無様な醜態は晒やしない



次回予告

俺たちは無事チームを組み、ゲームの本番に臨む

俺の策は機能するのか?そして、俺たちは人間になり賞金を得る事ができるのか?


次回

蠢く敵の影


というのを書いてみる

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ