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フィアーゲーム  作者: ユートピア
転生ゲーム編
22/40

転生ゲーム④ 裏切りと信頼のゲーム

ルールの書き方少し編集


デバイスのあった位置改正

各々の部屋(ルールブックの近く)

「このゲームでは、皆様を2つのグループに分けます

内訳は神10人・死神10人の半分ずつです。


内訳はperiod毎にランダムに決めさせて頂きます。このゲームは合計7periodで行います」


神と死神か

扉の彫刻に掘ってあったが示唆していたんだな


「では、どうすれば人間になれるのか?

ここから特に重要です。よくお聞き下さい」


俺は一言一句漏らさないよう集中する


「神が人間になるには、自分以外の神と接触し力を合わせれば人間になる事ができます。


死神が人間になる為には神殺しを達成する必要があり死神は神を出し抜き神と接触すれば人間になれます」


なるほど

つまり、真か偽か人を見極めるゲームか


「それでは人間になれなかったものはどうなるのか?

死者となりペナルティーが発生します」


隣でピーチさんが息を呑むのがわかった

不安なのだろう。ペナルティーと言われどうなるのか?

可能性は無限大にあるだろう


「ペナルティとは-3億円です」


マジか

ある程度予測はしていたが、3億円ときたか


100万円かそこらか精々1000万円だと思っていた

俺やピーチさんの他にも動揺してる風な奴がちらほらいる


「ペナルティについて加えて追記事項です。もしもperiod終了後に神か死神であった場合にも-1億円となります。積極的に接触して頂きたい」


このルールで借金なんてしたくないから接触しないという考えを否定される


「ゲームのルールの続きです。


もしも死者になってしまった場合

死者からゲームに参加するには、つまり-2億円を回避したいなら

神か死神の手により転生しなければなりません。


つまり、死者は神か死神と接触しなければなりません。その際、接触した神と死神は人間へと転生する事が出来ますので両者Win-Winの関係ですね」


いや、Win-Winとは言ってもゲームが進み神と死神がどちらも減っていくであろうこのゲーム


上手く死者がどちらかに転生できたとしても、人間になるには

もう、ワンステップいる。つまり人間になる為にはもう一度誰かと接触しなければならない


関係性は確かにWin-Winだが、死者になった時点で相当キツいと思い重く受け止めておくべきだろう


「しかし、ペナルティばかりでもありません

1period終了時点で人間だったプレイヤーは最低+1億円となります」


なるほどな


「そして確定+1億円に加えて、先程ペナルティの話が出ましたが、逆にボーナスも用意しております


ボーナスを得る方法は単純。人の身で有りながら神に接触すれば良いだけです。


しかしお気をつけ下さい。逆に人の身で死神に接触してしまうとペナルティとなります」


つまりは…


「人の身で神と接触すると1億円につき接触できた神に接触した回数×1億円を差し上げます。


しかし、死神に接触してしまうと、そのperiodで得た賞金は全額没収の上死亡時のペナルティの-3億円となります。


もしも死者から人間に生還しても-は消えますが賞金は+1億円からになります。増やしたい方はまた神と接触し直してください」



ボーナスに釣られて欲をかくと足元を救われるわけか


「ゲームでやって貰う基本的なルールは以上です


接触の仕方はこちらの腕時計と同じ要領で付ける本ゲーム専用の端末を貸し出します。


破損や紛失した場合替えを用意する事は可能ですがペナルティ-1億円となります。各々のデバイスは各部屋のわかりやすい所に置いてありますのでゲーム開始時には持ってきて下さい」


紛失や破損もペナルティか。キツいな


「ここまでで質問があった場合やこの先に問いたい事があったとしても、今は控えて頂きたい。後ほど、時間を取らせていただきます。もう少し待っていただきたい」


ジャバウォックや他の名の知らぬプレイヤーの何人かは質問したい事がある様だったが釘を刺される形となり


説明が続く


「本ゲームは1periodは1時間となっております。これが6periodですので、かなり長い時間を有するゲームとなり今晩は本屋式に泊まって頂きます。予定終了時刻は明日の16時~18時を予定しております」


マジか。泊まりかよ


思ったより長いな

1時間か…


「1periodの内訳は10分経過・30分経過・60分経過の3段階に分けさせて頂きます。


つまり、60分経過時点の貴方が人間かそれ以外なのかボーナスはどれくらい得ているのかが決まります


60分経過時点で結果発表となります


各区切り毎に、今の自分が神なのか?人間なのか?などを調べる事が皆様から見て右側に審判の部屋と呼ぶ扉の中で確認できます」


確かに、審判の部屋と表札が埋め込まれたドアがある


「審判の部屋に入れるのは合計3回。先程お伝えさせて頂きました

3つの時間毎に確認できます。


各時間毎に1度ゲームを止めて皆様に

今の状況を確認して頂きます。スムーズにゲームを進行させる為に1分程を目処に入退出を行って下さい。


中での情報は至ってシンプルなものです、10秒とかかるものではありません」


うわ…断言できる

この審判の時間が1番荒れる。誰でも予想がつく事だろう


「ここで注意点です。あまりにも過剰に審判室に居座った場合警告の後、従わない場合ペナルティ-1億円となりますのでお気をつけ下さい」


中で項垂れてる時間は無いってことだな


「その他にも、1period内で同じ人と接触するのには制限を設けます

審判の部屋に入れる時間を一区切りとして、最大2回まで接触する事ができます。これを守らず接触しても結果が反映されませんのでご注意下さい。

審判の部屋に2人以上で入るのは禁止です。入れるのは1人だけで、自分が何なのか?映像を見て確認できるのも当人だけとなります。


この場合、ペナルティを受けるのはコンマ数秒であったても後に足を踏み入れたプレイヤーです。


加えて、審判の部屋に電子機器を設置する事も禁止します。スマートフォンなどはゲーム終了まで預からせて頂きますが、その他には感知致しません。


ただ、それに甘えて審判の部屋にカメラなどを設置した場合は重大なペナルティとしゲームから即退場-10億円となります。


他にも1periodで誰とも接触しない場合も-3億円とさせていただきます。お気をつけ下さい


重要なルールはこれ位です


その他注意事項が細かくありますが基本的なものばかりです

各自で部屋に備え付けてあるルールの書かれたプリントを参照して下さい。一例だけ上げると、暴力行為は例外なく禁止。判明した場合は即1億円のペナルティの上1period内の参加権利を失うなどですね」


まぁ破ろうとしなければやらないものばかりだろう

さほど気にする事項ではない


「泊まる場所については、ここと別室に用意してあり

個人個人に部屋を用意してあります。


そちらにお泊まり下さい


監視カメラは私室には設置しておりませんしオートロックで合鍵も1つです。紛失すれば、運営の者に言っていただければ元のカードは使用不能にした上で新しいカードを渡さして頂きます」


様々な考えがプレイヤーの中で交差している事だろうが

俺が気になったのは監視カメラ


つまり、逆に言えば俺達は私室意外は監視されているという事

恐らく運営の者と観客達に


「食事はバイキング形式で食堂を解放いたします

お気に召さない方には私室に料理を運ばせていただきますので何なりと」


容易に想像ができる事は、このゲームはコミュニケーションが大事になるゲーム


ゲーム中や食堂。そこで誰とどんな情報を共有して、信頼関係を作れるか

そして、その人物を見極める必要がある


「その他生活に関する伝達事項、細かい禁止事項などはゲームの説明書と共に同封し各自の私室のテーブルの上に置いてあります故ご確認下さい


それでは質問タイムと行きましょう。今回受け付ける質問はゲームに関係する事のみとなっております。


私が不適切だと結論した質問ひはお答えしませんので悪しからず」


アダムは質問を俺達に促す

その質問の促しに即座に反応したのはジャバウォックだった


「質問がある。ルールで禁止されていない事。禁止事項に書かれていない事以外は何やってもいいんだな?」


何とも危険を匂わせる質問だな


「ふむ。YESかNOならYESです。ルールに見落しがあるという事は無いと思いますが基本は禁止事項に触れなければ自由とします

但し、度が過ぎた場合や屁理屈の場合は即座に警告を入れ

無視すれば…分かりますね?」


ジャバウォックの曖昧な質問に正確な答えを返すアダム


「OK。把握したぜ」


ジャバウォックは回答に満足したのか

ニヤリと笑う


その後も2人質問をしたが、特筆すべき内容ではない

少し考えれば分かる質問とルールの勘違いによる無駄な時間だった


演技なら大したものだが、俺は周りと比べて2人の警戒心を落とす

同時に異質差を放つジャバウォックの警戒心を上げる


「質問は終わりの様ですね」


質問が無い事を確認し。質問の終了を宣言する


「1つだけ言っておきたい事があります」


声質は全く変わらないが何処かピリッとした面持ちに変わった気がする


「皆様、初めてのゲームでは訳が分からず参加させられて戸惑いがあったかと思われます。しかし、今アナタ方は自らここにいる事を選択してここにおられる事と思います」


ふーん

やはり、ここにいる人物達は俺と同じ立場なんだな


ディーラーを信頼する訳では無いが、まぁ間違いないと思ってもいいと思う。ただ、詳しくはわからないが、このゲームについて何らかの情報を持っている雪ウサギさんの様な例外はいると思って警戒はする


「皆様にはこの場で覚悟を決めて頂きたい

皆様がこれから生きていく事になる【フィアーゲーム】によって生涯を決める覚悟を」


フィアー…ゲーム


「フィアゲーム。フィアーとは、恐怖という意味です

恐怖に打ち勝ったものこそが正義であり、巨万の富や名声を手にすることが出来ます。皆様の覚悟と結果にはマネーをお渡しする事で全力で答えさせて頂きます。どの様な金額になろうとも必ず勝ち取ったマネーはお渡しすると確約いたします」


今まで気を引き締めていたつもりであっても

何処か現実離れしたこの場に、足が着いていないきがしてい


だが


「しかし、逆に敗者には容赦しません。必ず借金は取り立てさせて頂きます」


ヤツの何処か重みのある言葉に重力があるかのように

地に足が付いた気がして、覚悟が固まっていく


「さぁ~この先始まる新たな世界。その初めの一歩目のゲーム

このゲームのコンセプトは信頼と裏切りと言う表裏一体のコンセプトだそうです」



「存分にお楽しみ下さい」


今ここから動き出す

俺の第2の物語(じんせい)が終わりなき(バトルロード)

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