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フィアーゲーム  作者: ユートピア
決闘(デュエル) 編
11/40

決闘⑩ 俺「私」は負けない!

予約投稿出来てないやつ…

「正直ガッカリだよ。俺は雪ウサギさんだけは同じ境遇だと思っていたのに」


こういう風に突き放すと、内気な子との関係修復は難しい

こっちから話しかけても怖がられて話にならない


まぁ今回に限ってはわざと突き放したし

質問の返答次第ではもっと歩みよったんだけどな


「アナタは勘違いしている」

「勘違い?」


何かまだ情報をくれるらしい

俺は終わったと思っていたのでラッキーという感じだ


このパターンはまた仲良くできるフラグ

相手から歩み寄ってきた場合はその手を取れば関係修復もできる


「そう。私は「ちょっと待って貰えるかな」」


雪ウサギさんの声をアンセムが遮った


「今何を言おうとしたか私に耳打ちして貰えるだろうか。

耳打ちして言っても問題ないと判断したら伝えても構わない」


どうやら注意勧告のようだ


「もしも、ダメと判断したのに伝えたり、私の許可なく言葉を続けた場合は。事前に警告した通りの処罰を与える」


事前に…ね…

分かってたけど関係者確定じゃん


ダメじゃないかアンセム

プレイヤーに確信を持たせちゃ


「……伝える事を変えるわ。耳打ちするから確認お願い」

「かしこまりました」


雪ウサギさんは何やら俺に伝える事があるらしい


「いいでしょう。しかし言葉には気をつけて下さい」


今の言葉的には規約ギリギリの言葉って事か?


「このゲーム。アナタには負けて欲しい」


なるほどねー


「もちろん理由を聞かせて貰えるんだよね?」


雪ウサギさんはアンセムの方を見た

そしてアンセムは首を横に振った


「言えないわ」

「流石に、それは分かりました負けます。とは言えないな」


当然だよな

むしろ負けたら何かあるんじゃないかとさえ思ってしまう


「ねぇ。アンセム。負けても何もないんだよね?」


俺は確認する。少し勘も交じるが恐らくコイツはこういう質問で嘘はつかない


「はい。言葉に嘘はございません。今まで貴方が住んでいた家に帰れる。そして我々運営は一切手を出さないと誓いましょう。」


一応この言葉を信じる事にする

ならば何故か?


「あーやっぱり不味かったかもしれない。この会話は今後禁止でお願いするよ。まーた怒られるかなー」


アンセムがそういってきた

どうやらこの会話終わってしまうようだ。もう少し情報が欲しかった


だが、まだ少しだけ続きがあったようだ


「わかった。ならアタシは貴方を倒す!」


へぇーいいじゃん

そういう目もできるんだ。無表情だった顔が嘘だったかのように


今は俺を決意に満ちた目で睨みつけている


望むところだ!多少は躊躇のあった今までだがもう心残りはない


「悪いけど。負ける気はないよ」


ゲームが再開する

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