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東方二次創作 東方鬼神慈譚   作者: 放浪者キカイマン
8/14

裏稼業

~1~


「蓮子!帰ろ!」


私がそう促すが


「まだレポートが終わってないから、先に帰ってて」


蓮子はにぱっと笑う

私はその動作を見て「れ…」と名前を呼びかけて、黙った


「うん、分かった…」


そう言い、私は教室を去った


~2~


同僚が居なくなり、教室が静かになる

どうやら残っているのは私、宇佐美蓮子だけらしい


「歯がゆい…」


さっさと終わらせよう、、、




2時間後~


「ふう…」


私はペンを机に置く

存外早く終わった、1人という事もあってか時間経過が早く感じた様だ

所詮脳がそう勘違いしているだけなのだが…

体は実に忠実だと改めて実感した


「……」


大体2cmのレポートの束を疲れた目で見る

やれやれ、今週のレポートは多かった

今日はその提出最終日である


「あぁ、また教授にどやされるなぁ…」


彼はいちいち煩い

別に期限までに返すと言っているのに、煩い


「はぁ、だるいなぁ…」


そう思いつつ、岡崎教授の元へ足を運んだ


~3~


「お、岡崎教授……」

「遅い」


部屋に入るなり、これである

彼女は時間に手厳しい、いや、手厳し過ぎる


「私を2日以上待たせるとはいい度胸ね、その度胸、素敵よ」

「はぁ、さいですか」

「さっさと見せなさい」


さっさとレポートを渡す

教授はさっさとレポートを見て

さっさと判子をレポートに押し付け

さっさとレポートを机に直した

ものの一瞬で動作が完了し、私がレポートを渡す前姿勢に戻る


「他に何か用は?」


忙しそうに問い掛けてくる

先程の勢いに押され曖昧な返しになる


「あ、いえ…何も」

「そ、今忙しいの」


彼女が忙しいと発言する時は大概暇な時である、実際今彼女は机に座っているだけで、何もしていない

何にせよここに留まる道理はない


「あ、失礼しました、おいとまします…」


私は静かに部屋を出た


~4~


私は迷彩を解いた


「あら、何故隠れたのかしら?ちゆり?」

「ふん、あんたのひねくれた性格に嫌気がさしたから」

「あら心外、それに、理由になってないわ」


腹が立つ、それだけだった

と、岡崎が、突然口を開く


「…ねぇ、過去と並行世界、行くのに苦労するのはどっちだと思う?」

「未来という選択肢は無いのかい?」


私が答えにならない答えを答えるが


「未来を知るのは面白くないわ、二択で答えて」


岡崎はおどけた口調で答える

質問を質問で返すとは何事だ

溜息をつき、答える


「並行世界」

「流石ちゆりね、不正解」


岡崎はケタケタ笑う


「悪かったな、で正解は?」

「二択よ?」


そんな事は知っている


「あんたの事だ、たとえ二択で答えろとは言っても、、、」

「正解は並行世界でした~♪」


私が言い終わる前に、ニコニコしながら岡崎は口を開く

私は舌打ちをこぼし、問う


「チッ…で、何が言いたい?」

「私は難しいものをやるより、簡単を優先し、成功率をもぎ取るタイプよ」


その答えを聞いて

ようやく彼の言いたい事が分かった


「蓮子の事か」

「あら?そんな事一言も言ってないわよ?」


岡崎から蓮子の事情は聞いている

マエリベリーハーンを探している事も聞いた


「はっ、いつものついでか」

「実験も出来て、一石二鳥よ」


彼女は、単一的に行動しない

自分のこと以外は全て「ついで」にし、解決してしまう


「ふん、で私は何をすればいい?」

「分かってる癖に」


岡崎は、したり顔で


「空間移動船の準備よ」


そう口を紡いだ


素敵な岡崎教授のストーリーは即席です、ですが筋はしっかり通します

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