落ちる
二次創作を読み漁っているので、ネタただかぶりの可能性がございます、注意などもどしどし下さい
かなり長い作品なので、後々まとめて見やすくしたものを別に投稿します
1
~札幌市南区 藻南公園 花魁淵~
「ふーん……ここがい曰く付きの滝……ね」
私は隣に居る女性に問いかける
「うん、らしいよ」
彼女はそれに答える
その曰く付きの滝を降りた所に私達2人は居る。蓮子は川辺の石を蹴り飛ばしながら
「まぁ、明治時代の話みたいだし、嘘かもしれないけどね」
今更、そんな事を言う
「あー今それ言っちゃいますか……」
私の隣にいる同級生の蓮子は、ポルターガイストや、幽霊スポットなどの記事をネットで見つけて行こうと言い出すのだ。
私、マエリベリー=ハーンは、逐一その言動に頭を悩ましながら、日々を過ごしている
今回は休日の日にここに来ている訳だが……
「ねぇ……蓮子……」
蓮子に少々呆れを含んだ問いを仕掛けた
「ん?なぁに?」
「ここに来たは良いんだけど……」
私達2人は懐中電灯を手に、この川辺に立っている
「なんで夜なのよ!」
夜に曰く付きの場所に行くなんて、肝試しをしているとしか思えない。
蓮子は私が幽霊嫌いor怖がりなのを蓮子は知っている筈だ
「え〜だって、ここまで行くのに時間かかったじゃ〜ん」
やけにふざけた口調で答えてきた
蓮子は行く先々で寄り道をしていた
やはりワザトか、この悪女め
「もう……早く帰りましょうよ……」
現在時刻午後10:00。普通に暗い、今は川辺にいるので、水難事故、と言うのも考慮しなければならないかもしれない
「まぁまぁ、ここで一泊しようって思ってるんだ〜」
と、蓮子がとんでもないことを言い出した
「ここで!?絶対嫌よ!宿の予約取ってないの?」
まぁまぁと蓮子は押しを強める。私はこの勢いにいつも競り負ける。今回もおそらく負ける
それ以前に蓮子はキャンプ用の寝床を既に手に持ち、組み立てている。全く、一切人の話を聞く様子が無い
「もう……蓮子ぉ……」
「良いじゃん、野宿も楽しいよ」
2
あっと言う間にキャンプベースが出来上がった、相変わらず手際がいい。
蓮子は「ふぅ」と一息付くや否や
私の手を掴んで引っぱって来た。
「!?」
「来て!」
「ちょっ……ちょっと!」
言われるがままに引っ張られ続けること……約5分
「ここ!」
と、ようやく蓮子の足が止まった。その場所は、崖の上だった、
川を少し上った所にその崖はあった
「はぁ……はぁ……もう……何よ?」
体力のない私はすっかり息切れをしている、たまらず中腰になって顔を下げる
「ここが、花魁淵。多分ここが前にも言ってた、女性が自殺した所」
蓮子の口から物騒な言葉が飛び出す
「はぁ……ふぅ……この崖が………?」
蓮子の感は大体当たる、が
今回はどうなのか
ここに行く前に蓮子に聞いた話だと。
明治時代、ここ付近の村で逃亡者が出たらしく、その逃亡者が思い馳せ、飛び降り自殺した場所がここ花魁淵と言うそうだ。
「蓮子……主語が抜けてるわよ……何して欲しいの?」
別にやって欲しいことは分かるのだが。彼女は話す最中良く大事な部分が抜ける、私は外人だと言うのに日本語について注意できるのは、おかしいのだが
「あ、そうね、スキマ。見える?」
……まぁ、そう言うわよね。
「分かったわ……」
私は頭を上げ、崖下を覗き込むと下に川が見え、滑らかに流れていた
かなりの高い位置に来てしまったようだ、大きい筈の川が、少し小さく見える
「……どう?」
が、目立ったものは見えない。勿論、スキマも
「見えないわね……」
珍しく蓮子の感が外れたようだ
「んー、、、そう、ならいいよ」
なんだそれは
「もー、私は道具じゃないわよー」
と、蓮子が唐突に、抱きついてきた。
「もー!そんな訳ないわよ!帰りましょう!」
これも見慣れた行動である
「はぁ、家に?」
「ベースキャンプに!」
はぁ、さいですか
「もう……行くわよ、蓮子」
ピシッ
何か硬いものが割れる音が夜の景色に響いた。
「ん?」
「へ?」
激しい轟音
私達がいた崖が、崩れたのだ。
「うわぁぁぁ!?」
「キャァぁぁ‼」
私は考えるより先に動いていた。
私の方が気弱なはずなのに、なぜ動けたのか。
抱きついた状態で崩れ始めたので、蓮子は私の体をきつく掴んでいた。
蓮子を引っぺがし、突き飛ばした、無論崩れていない方に
「メリー!?」
「キャァァァァ‼」
私は落ちた、ただ、蓮子は助けられた。
私が意識が途切れる寸前覚えていたのは
蓮子の叫び声と、
水が叩きつけられる音だけだった。
お読みいただきありがとうございます
参考資料:https://matome.naver.jp/m/odai/2139907848173886701




