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6月○日
またポストに封筒が入っているのを見つける。
「ジュース5本に果物、人参、お菓子にチーズにロースか」
・・・・・知り合い?
財布の中のレシートで確認したらやはり昨日買ったものだった。
6月△日
意味が分からない。
「夕方ルンルン魚かな?お安い鱈に椎茸ね、いいな」
なぜ私が買ったものを知ってる?
店内で一応周囲を確認したけれど、誰も見当たらなかった。
7月△日
また届いていた。
今日初めて夫に見せた。
「子供のいたずらだろう。気にするな」と言われた。
さすがに4枚とも別々に届いたとは言えなかった。
「栗にプルーンか。週刊誌読んで昼寝していいね、主婦」
ストーカー?
一体誰が?
7月○日
警察に被害届を出すべきか否かで悩む。
でも、こんなものを届けたところで、何をしてくれるというわけでもないだろうし、
実際に危害を加えられているわけでもない。
俺は日記帳を閉じて、和室の部屋に有る仏壇を開き、心江の為に線香を3本上げた。
白く細長い煙が、らせん状に立ち上る。
何故こんな事なってしまったのだろうか。
家の前に立つと、心江の作る料理の匂いが換気扇から外に漂い、
空腹で疲れ切った会社帰りの俺を癒し、
ドアを開けると「おかえり」と大きな声で言う心江の姿今はもうない。
もう一度、心江の笑顔に会いたい。




