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透明人間になる薬
マッドサイエンティストのドクター・ゲイジは完全に変態だった。
彼の性的欲求は覗きに集約されていた。
変態だったが天才でもあった。
彼はその頭脳すべてを覗きのために使った。
そして30年もの歳月をかけて、透明人間になる薬を開発した。
そして彼は透明人間になる薬を飲んだ。
しかしそれは失敗作品だった。
消化器官に残っている食物や便を透明にすることが出来なかったのだ。
彼の前にある鏡には、宙に浮く消化中の食物が映った。
彼はその失敗に絶望し、発狂して死んだ。
その後、その研究結果から体の一部を透明化して治療する医療技術が発達し、多くの人命を救うこととなった。




