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無職は避けたい

現在場所ー警備委員会棟ー士官室


「何であんなことするんですかぁ」


弱々しくまた、ぐすんぐすん、と鼻水すするおとを出しながらこちらをにらみつける。また彼女のいる机にはお菓子が満載でどうやらさっきまで貪ってたらしい。


「もう、私の面子丸つぶれじゃないですかぁ、賠償要求してやるぅ・・・うぇっうえっコレで八回目だよぉ」


「人権損害ンには含まれておりませんよ、ワンフレーズ言っただけでしょう」


「それは時によって乙女のガラスハートを傷つけるのですっていうか反省の色がないのがまた悔しい、もうこれ以上私を虐めない」


「はぁ・・・」


どうして此所にいる理由はまぁお察し、呼ばれたからだ。と言うか司会はしかんだった。それで士官室に入ったら丸めたティッシュ、涙目の先程の金髪司会、使用済みティッシュ、紅葉した顔で睨む金髪少女おっと考えが少しずれてしまった。そう反省なんてしてないさ、だって暇なんだもん、そもそも俺に仕事を与えない上層部が悪い、まぁ半分ニートも嫌ではないが。


「とにかく反省してください、これ以上私を虐めるのはやめなさい、とりあえず処罰は後々に話します、貴方は兵舎棟に戻りなさい」


「はい了解しました」


「ああ、言い忘れたことがありました」


そういうと引き出しを開け、その中から書類をとりだす。


「貴方の部隊所属は?」


「第十戦闘部隊ですが」


「あなたは本日で警備委員会戦闘部隊の指揮官を解任します」


「へ?いやまってください個人の意見から言うと余りにもあらすじからペースが速くて追いつけないのにコレはひっどすぎるのでは?」


「そうですか?まぁ貴方の中ではそうなんでしょうねぇ」

そう言うと司会は、新たに菓子袋を力一杯開け始め、スナック菓子を食べ始めた。


「だいたいいですか?我が人類は只でさえ人口不足、だから貴方は兵士にならず指揮官になれたのです、クローンの兵士化によってね、にもかかわらずこのようなことをいけしゃぁしゃぁとしている時点でもう遅いのですよ、ておくれなんです」


「・・・・貴方が聞めたのですか?」


「上ですよ、上、貴方の任務成績はカスですからね」


「私一様戦闘部隊ナノですが?」


「戦闘部隊指揮官は貴方が入る時より倍率は2.7倍、貴方の編成訓練時いかに優秀であってもそれ以上の優秀君が出てきそうなので問題在りません」


「はぁ、クビですか?」


「さぁ?処分はさっきも言ったように処罰と一緒に報告されます、楽しみにしてください」

そういうとまたスナック菓子を食べ始め、一気にご機嫌な顔になった。とつかの間机の電話が鳴り出す。


「はいこちら警備委員会・・・アア倫理委員会の方ですか、はい警告ですねわかりました・・・・ふう、彼らも暇ですね」


「ああ、まぁ性質上警備委員会の牽制役ですからね」


先程の話ていた倫理委員会とは倫理委員会というシェルター組織の一つ、組織には中には対立関係にある者がある。それは「警備委員会」と「倫理委員会」だ。警備委員会はある一定の警告を倫理委員会からうけると制限しなければ行けないが、またある一方「倫理委員会」の行動監視の任務もある。そのため両者持ちつ持たれつでかわしてきたがここ最近は対立が進んでいる、と言うのも騒動により起きた解決のため、緊急での部隊増設、新型技術の生命への添付などをしなければ行けないのに、倫理委員会が警告する事により対応が遅くなっているのだ。


「全く、せっかくの地上調査が先程検閲対象決定です、クローン開発にピリオド打ちたいのはわかりますがさすがにしつこい」


「・・・失礼しました」


ー連絡通路


今自分は無職寸前、なんでこんなに早く、まだ16歳だぞ?なぜこんな目に遭わなきゃならん?確かに任務は余りいい成績は納められなかった。だが仮にも戦闘部隊指揮官試験合格者、決して無能じゃないはずだ。そうこう思いながら通路を歩き兵舎棟にいく、この通路は分厚いコンクリの二縦二メートル横八十センチの少し狭い通路だ。そのため空気は暖まりやすく、地下独特のじめじめカンを漂わせるだがなぜだろう、決して嫌いではない空気だ、だが地下は嫌いだ、すぐ音が響く、振動する、すると裸電球のような証明が揺れ、ちりが落ちる。また今回もそうだ。この一つ隣の道路はクローン専用道路、クローンは規律高く二列でいつも行進するので相当な振動になるのだ。

「俺もクローンになれば就職楽なんだが」

勿論労働不足の現在職業などいくらでも付ける、ただし、警備委員会は別だ凄まじい競争を勝利しなければ入ることは出来ない。また高給でとても安心的、未来安泰と思い友人と高校中退してまではいって来たのに。


「はは、再入学でキッかな」


ー兵舎ー食堂


「おお、よく替えって来れたな」


「ああ、まぁな」


「しかしおまえがねぇ、まぁ何処でも今は就職できるから」


「何で何も言ってないのにわかんだよ」


「だって必死こいてハロワホームページ見テンじゃん」


そう言いながら佐藤は達観の笑みを浮かべコーヒーをすする。


「ハゲが残ってお前はクビ、こいつは毛根格差社会にしては愉快だと思わないかい?」


「黙れハゲ、えーと何委員会にはいろうかな?」


「なんだ?そんなの沢山アンだろうが委員会なんざ、」


彼が言うようにこのシェルターの機関数はかなりある、だがそれは永久機関の維持のためには当り前の数だと言えよう。シェルターを統治、監視、維持させる機関、かなりの数があるがほとんど人間が動員されている。部落の有力者のようにそれぞれ意識がある。代表的なのは「倫理委員会」「総統委員会」「総合生産委員会」「緊急時対策委員会」「教育委員会」「総合研究委員会」「警備委員会」だがまだまだある。その中もっとも有力なのは「シェルター日本政府協会」という全てを統率している機関だ。まぁ、この中から選ぶ前にもう一度警備部隊受けてみよう。







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