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本気で恋したヒトだから…  作者: 來城 翡翠[らいじょう ひすい]
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あたしの好きなヒト

 あたしは、真田 彩華 [さなだ いろは] 女子バスケットボール部所属の中学一年生(*^^*)


 そして、あたしの隣に居る子は、あたしの一番の友達の、谷 麗 [たに うらら]。彼女も女バス所属の一年生なんだ




 そんなあたしが恋したのは…


 三年生で男子バスケットボール部所属のキャプテン、皇 刀真 [すめらぎ とうま]先輩。


 男子からはもちろん、女子からも人気のある先輩。。。




 だから、麗に相談したことがあって…その時麗は、『初めて彩華が好きになったヒトだもん。絶対応援するよ!いつでも相談して♪』


 って言ってくれた。麗はすごく優しい子なんだ。。。


 麗には、遠距離だけど、とても優しい年上の彼氏が居て夏休みとか長い休みになると遊びに来るんだ(^.^)


 前に一度だけ、麗の彼氏を見た。すごくかっこいいヒトだった。名前は確か…剱 凰呀 [つるぎ おうが]


 その時に彼氏って良いなと思った。










1ヶ月経ったとき、麗の協力のお陰で刀真先輩のメアドを知ることが出来たの!


その夜刀真先輩にメールしてみた。


〔一年の真田彩華です。 ヨロシクお願いします。 〕


すぐに返信が来て…


〔皇刀真。 ヨロシク。 彩華の事は知ってるよ 俺ら三年の間では、バスケが上手くて可愛いって評判良いよ〕


〔ほんとですか?嬉しいです!〕


〔本当だよ。俺も彩華のことすごいと思ってるよ。今度の試合スタメンだって聞いたし。〕


〔それは、人数が少ないから…だと思います! あたしの実力じゃまだまだなんで。〕


〔俺は、彩華の実力で選ばれたと思うけどな…じゃ悪いけどまた明日。〕


〔また明日! ありがとうございました。〕




すごく嬉しかった(*^^*)あたしは、すぐに麗にメールで報告したんだ


翌日、麗と学校へ行くと 、「彩華!おはよう」と刀真先輩が声を掛けてくれた。


それだけですごく嬉しくて午前の授業は全然頭に入ってこなかったけど


昼休み麗とお弁当を食べているときに、麗に鏡を渡されて


「なに?」と聞くと大きな溜め息をつき、「良いから自分の顔。見てみなよ」


そういわれ、鏡を覗いてみると


「……………げ」 「ったく、いつも元気なのに、どしたのその顔」


鏡に写ったあたしの顔目の下に大きな隈があった。


そういえば、昨日は刀真先輩とのメールが嬉しすぎてなかなか眠りにつけなかったんだった。


「何してたんだか…睡眠はちゃんととらなきゃねそんな顔じゃ 刀真先輩に嫌われちゃうよ?」


「うん、気を付けなきゃね…ありがとう 教えてくれて」


午後の授業は、半分寝てた気がする…


夜は、刀真先輩からメールが来た。


〔彩華は、いつからバスケしてんの?〕


〔小学五年生からです。〕


〔てか、敬語じゃなくて良いから。〕


〔でも流石にそれは…〕


〔なら、俺を呼び捨てで呼ぶのと敬語使わないのどっちが良い?〕


〔それは…呼び捨てでは呼べないから…〕


〔じゃあ決まりな、これからは、ため口で。じゃまた明日。〕


〔うん。また明日。〕


とか言って!普通にため口きいちゃってるし!?


でも…刀真先輩に一歩でも近付けた気がして嬉しかった(^o^)v


それからあたしは、刀真先輩と毎日メールするようになったんだq(^-^q)






刀真先輩とメールするようになって、半年が経ったある日のこと…


〔ごめん。悪いんだけど…15時に光ヶ丘公園の噴水の前に来てくれないかな?〕


〔良いけど…なんかあったの?〕


〔ちょっと大事な話があるんだ。〕


〔分かった。じゃあ、15時に公園で(^.^)〕


〔ありがとう あとでな〕




大事な話って一体なんだろう??


今14時だから…約束の時間まであと1時間…


気になってなんもやる気が起きない…


よし、、、寝ちゃえ!!!!


zZzZzZzZzZzZzZzZzZzZzZzZzZzZzZzZ




一時間後___________________________




PPPP PPPP PPPP PPPP PPPP PPPP PP


もう、一時間経ったの??


そう言ってあたしは、待ち合わせ場所へと歩みを進めた。。。




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