ブラックミラー
◆
通学電車の規則的な揺れはもはや日常の一部と化していて、意識に上ることもない。僕はつり革に掴まるのも億劫で、ドアの脇に身体を預け、ただスマートフォンの画面を指でなぞっていた。タイムラインを埋め尽くすのはどうでもいい日常の切り抜きと、誰かの承認欲求を満たすためだけの自己顕示的なポストの羅列。その中にふと面白いものを見つけた。
匿名希望 @user_g7f5h4
スマホの画面が暗転するたびに不細工がこっち見てくるの、そろそろやめてほしいんだけど。
思わずふっと息が漏れた。わかる。わかりすぎる。僕もそうだ。ページを更新しようとして読み込みに失敗した時、アプリを切り替える一瞬の暗転、スリープボタンを押した直後の漆黒の画面。そこに現れるのはいつも決まって、寝癖のついた冴えない自分の顔なのだ。
僕はそのポストに「いいね」を押し、そのまま学校へと向かった。
教室のドアを開けると、すでに大半の生徒が席に着いていた。自分の席に向かう途中、窓際でスマホをいじっている友人、織田の姿が目に入る。
「お、織田。おはよ」
「ん……ああ、おはよう」
気のない返事はいつものことだ。織田は低血圧らしくて朝はちょっとぶっきらぼうなのだ。僕は自分の鞄を机に置きながら、さっき電車で見たネタを早速披露することにした。
「なあ、面白い投稿見つけたんだけどさ。スマホの画面が暗て……」
「暗転するたびに不細工が映るってやつだろ」
僕の言葉を遮り、織田は顔も上げずに言った。その声には「何を今更」という響きが多分に含まれている。
「え、知ってんの?」
「知ってるも何も、それ、ネットミームとしては古典の域だぞ」
古典、と来たか。僕は少しだけ気恥ずかしさを覚えた。得意げに話そうとした自分が滑稽に思える。織田は「ほら」と言って、自分のスマホの画面を僕に向けた。
SNSアプリ「XXX」の検索画面。そこには「画面に映る スマホ 不細工」という、実にストレートな単語が並んでいた。そして、その検索結果として表示されたポストの数はスクロールバーが米粒ほどの大きさになるくらい、膨大だった。
「うわ、マジか。こんなに?」
「もうず────っと擦られ続けているネタだよ」
織田はそう言うと、満足げに自分の画面に視線を戻した。
「ふうん……って、そういえばスマホ変えたんだな」
織田のスマホが新品になっている。前のスマホは確かブルーのカラーリングだったはずだ。今はシルバーになっている。
「ああ──まあね。ちょっとこの前、スマホを落として画面が割れちまってさ……」
そんなことを言いながら、織田はにやっと笑った。その笑い方がなんだか薄気味悪く思えたのはなぜだろうか。いつもの笑い方じゃない──そう思ったが、何がどう違うのかよくわからない。
まあ気のせいか、と僕は自分の席に着き、改めて自分のスマホで同じように検索をかけてみる。本当にあるわあるわ。同じような自虐ネタが、無限に湧き出てくる。
何となくそのポストの群れを遡ってみることにした。最新のものは数分前。昨日、一週間前、一ヶ月前……。指をスワイプさせる速度を上げても、投稿が途切れる気配はない。2025年、2024年、2023年……。まるで地層を発掘していくような感覚だ。そして、驚いたことに十年以上前のポストまで見つかった。
まったり大学生 @uni_life_2012
携帯の画面が真っ暗になると映る俺の顔が残念すぎて泣けるw
2012年5月18日
ネコ派 @catlover_nya
わかる。スマホの中に知らないおっさんが住んでる藁
2013年11月2日
ひな @Hina_p_q
授業中にスマホの画面に映った自分と目が合って気まずい
2015年7月22日
十年以上も前から人々は同じことで笑ったり自虐したりしていたのか。そう思うと何だかおかしいな。だがそうした膨大なポストの海を漂っているうちに僕はふと、あることに気がついた。無数のジョークの中にごく僅かだが、毛色の違うものが混じっている。
J @J_logic_
画面が暗くなったとき、そこにいるのが本当に自分なのか、時々わからなくなる
2016年3月9日
ユキ @snow_drop00
気のせいかな。画面の向こうの「私」、今、こっちに一歩近づいてこなかった?
2018年10月30日
名無しの権兵衛 @noname_xyz
スマホに映る俺、俺じゃない。だってあいつ、笑ってるんだ。俺は笑ってないのに
2020年1月17日
ミカ @mika_33_
違う。違う。私じゃない。あの部屋は私の部屋じゃない。誰。あなたは誰なの
2022年8月5日
彷徨う魂 @lost_soul_jp
もうやだ。画面のあいつ、指でガラスを内側から叩いてる。お願いだから、誰か
2024年12月21日
僕は思わず身震いした。創作だろう。誰かが面白がって書いた短編ホラーみたいな。140文字小説とかちょっと前に流行ったじゃないか。そうに決まっている。でも──
──本当に創作か?
そんな想いがどうにも拭えない。
「……気味わるいな……」
なんだかこれ以上見ていたくなくて、僕はアプリを閉じた。
◆
その日の夜、僕は自分の部屋でベッドに寝転がりながらまたXXXを開いていた。日中の奇妙なポストのことはもうほとんど忘れていた。くだらない動画を眺め、友人のどうでもいい日常報告に「いいね」を押す。義務いいねだ。馬鹿みたいだけど、こういう積み重ねが良好なコミュニケーションのなんちゃらだってどっかのインフルエンサーが言ってた──気がする。
「お、また打ったんだ」
メジャーリーガーの剛谷選手の53号ホームランの動画が上がっていたのでタップする。だが不意に指が滑ってしまい、動画が全画面表示になった。まあいいやと思ってそのまま視聴していると数十秒後、動画が終わる。だが中々復帰しない。
僕のスマホも大分古いので、ちょいちょい処理に遅延があるのだ。
そろそろ機種変しどきだろうか。そんな事を思っていると画面が暗転した。これも良くあることで、この暗転は長くて数秒といった所だ。画面に映っている見慣れた僕の顔。天井の照明を背にした、間抜けな表情。
(……不細工だな)
例のポストを思い出し、自嘲気味にそう思う。だが、その時だった。
ほんの一瞬、画面に映る僕の顔が違う表情をしたように見えたのだ。無表情だったはずの顔が微かに口角を上げて、にたりと笑ったように……。
「え?」
思わず声が出た。慌ててスマホを顔に近づける。しかし、画面はすでに次の動画のサムネイルを表示している。
(見間違いか……)
そうに決まっている。疲れているのだろう。昼間の気味の悪いポストを読んだせいで、変な先入観が生まれているだけだ。僕は自分にそう言い聞かせた。馬鹿馬鹿しい。あり得ないと。
だが、一度芽生えた疑念の種はそう簡単には消えてくれない。それからというもの、僕はスマホの画面が暗くなるたびに無意識に身構えるようになった。自分の顔が映る、ただそれだけのことなのに心臓が妙に早鐘を打つ。
もちろん何も起こりはしない。画面に映るのはいつも通りの僕だ。気の抜けた、少し疲れ気味の顔。あの夜に見た不気味な笑顔が再び現れることはなかった。
◆
そんな日々を何日か過ごし──
「なあ、織田。スマホの画面に映る顔が、自分じゃないみたいに見えることってないか?」
数日後、昼休みに弁当を食べながら僕は織田に尋ねてみた。できるだけ、さりげない口調で。
「はあ? 何言ってんだ、お前。疲れてんじゃないの」
織田は呆れたように僕を一瞥し、唐揚げを口に放り込んだ。
「いや、だってさ、ほら、この前見てたポストにもあっただろ。自分じゃない誰かが映ってるとか、笑ってるとか」
「あんなの、全部ネタに決まってんだろ。お前、ピュアかよ」
「……だよな」
やっぱりそうか。僕が気にしすぎなだけなのだ。織田の言う通り、あれはただのネタ。そう割り切ってしまえば、楽になるはずだった。なのに心のどこかに小さな棘が刺さったまま、ちくちくと痛みを訴え続けている。
──だって、本当に見たんだ。気のせいかもしれない。いや、気のせいなのだろう。でも僕は見た
その日の放課後、僕は図書室で調べものをしていた。参考書を机に広げ、ノートに要点を書き写していく。でも集中しようとすればするほど、別の考えが頭をもたげてくる。あのポストのことだ。
僕は誘惑に負け、ポケットからスマホを取り出した。そして、再びXXXで「画面に映る スマホ」とだけ検索する。今度は「不細工」という単語を入れなかった。
検索結果はやはり膨大だった。自撮りをアップする者、画面の反射を利用したトリック写真を投稿する者。その中に僕が探している種類のポストも、数は少ないながら存在した。
リョウ @Ryo_4567
最近、スマホの電源オフにしてるのに画面に部屋の中が映ってる気がする。光の加減かな。
2025年2月11日
かな @kana_ neko_
画面の中の私、いつも同じ服着てない? 私、昨日違う服着てたはずなんだけど。怖い。
2025年4月3日
S @SSS_round
これ、言っても誰も信じてくれないだろうけど。スマホの画面に映る俺、俺の部屋にいない。知らない場所にいる。
2025年6月28日
心臓が嫌な音を立てる。僕はごくりと唾を飲み込んだ。
(俺の気のせいじゃなかったら……)
もし、あの夜に見た笑顔が、本当に見間違いではなかったとしたら?
その瞬間、図書室の窓の外がにわかに暗くなった。分厚い雲が太陽を覆い隠したらしい。室内灯だけの薄暗い空間で、僕は手元のスマホに目を落とした。スリープ状態の、真っ黒な画面。
そこに僕の顔が映っている。窓の外の景色が暗くなったせいで、いつもより鮮明に。僕は息を詰めて画面の中の自分を凝視した。
動かない。笑わない。表情も、僕と同じ。
(……だよな)
安堵のため息をつき、顔を上げようとした、その時だ。
画面の中の僕の背後。つまり、現実の僕のすぐ後ろにある本棚。その一角が、ほんの僅かにぐにゃりと歪んだ。まるで水面に石を投げ込んだ時のような、小さな波紋。
「……!」
僕は弾かれたように振り返った。もちろん、背後の本棚に異常はない。整然と本が並んでいるだけだ。もう一度、スマホの画面に視線を戻す。そこに映る本棚も、もう歪んではいなかった。
何だ? 今のは。目の錯覚か? 薄暗いせいか?
いや、違う。確かに歪んだ。
僕は震える手でスマホを掴み、ホームボタンを押して画面を点灯させた。壁紙の当たり障りのない風景写真が表示される。スリープ状態にしていたくなかった。
家に帰る道すがら、僕は何度もスマホの画面を確認した。ロックを解除し、すぐにスリーpさせる。その一瞬の暗転に何か異変が起きないかと。しかし何も起こらなかった。図書室での一件はやはり僕の勘違いだったのだろうか。
自室に戻り、鞄をベッドに放り投げる。制服を脱ぎ、ラフなスウェットに着替える。いつも通りの行動をしていく中で、少しだけ心が落ち着いた。
「あ、そうだ。今日母さんが帰ってくるの遅いんだっけ」
僕の母はシングルマザーで、昼は働きにでている。今日は確か残業で遅くなるかもといわれていた。
そういう日は冷蔵庫の食材で適当に何かを作る。
「何があったかなあ。足が早いものをさっさと──」
献立を思案していると、机の上のスマホが不意に短いバイブ音を立てた。織田からのメッセージだった。
『例のやつ、また新しいの見つけたぞ』
そのメッセージの下にXXXのポストへのリンクが貼られている。僕は一瞬ためらったが、結局、そのリンクをタップしてしまった。好奇心は恐怖に勝るらしい。
??? @noname_0000
やっとわかった。あいつは俺と入れ替わる気だ。俺が画面を見ているんじゃない。画面の向こうから、あいつが俺を見ているんだ。
2025年9月21日(今日)
背筋が凍りついた。今日の日付。投稿者は匿名を意味するような、記号の羅列。このポストはまるで僕に宛てて書かれた警告のようだった。
──画面の向こうから、あいつが俺を見ている。
僕はハッとして、手の中のスマホから目を離した。机の上に伏せて置く。心臓がドクドクと脈打っているのが、自分でもわかる。
もうやめよう、こんな事を気にするのは──そうは思うのだが、なんだかやけに気になってしまう。
母さんがいてくれたらな、と思うが仕方ない。僕は逃げるようにしてベッドに潜り込んだ。
食欲が一気に失せ、もうお風呂も入る気にならない。
ベッドに入ったまま漫画を開いて読んでみるものの、いまいち集中ができない。
机に伏せてあるスマホが気になる。電源を切っておくべきだっただろうか?
『あいつが俺を見ている』
あの投稿者のポストの内容が何度も頭の中をリフレインする。そうしているうちにこの前の夜の事や、図書室での事を思い返してしまうのだ。
僕が画面の中の自分を観測していたように画面の中の僕も、こちらを観測していたとしたら?
図書室で見た空間の歪み。あれは向こう側からこちら側に干渉しようとした痕跡だったのではないか。
考えれば考えるほど、恐ろしい想像が膨らんでいく。僕は耐えきれなくなり、ベッドから起き上がった。慎重に部屋の中を見回す。見慣れた自分の部屋。本棚、クローゼット、勉強机。何も変わったところはない。
──いや、あれがあった
机の上に置かれた、裏返しのスマホ。それがこの部屋で唯一、異質なものに見えた。
僕はゆっくりと机に近づき、震える手でスマホをそっと手に取った。そして意を決して、画面をこちらに向ける。
真っ黒な画面。
そこに僕の顔が映っていた。恐怖に引きつった、なんだか情けない顔だ。
僕は食い入るように画面を見つめた。動くな。笑うな。歪むな。心の中で、必死に念じる。
一秒、二秒、三秒……。
何も起きない。画面の中の僕は僕と同じ表情で、こちらを見つめ返しているだけだ。
(……もう、本当にやめよう。なんだか本当に頭がおかしくなっちゃった人みたいだ)
疲労と安堵がどっと押し寄せる。僕が馬鹿だったのだ。僕はスマホを再び机に置こうと、手を動かした。
その瞬間だった。
画面の中の僕が動いた。
僕が手を動かすよりも、僅かに早く。画面の中の僕が机にスマホを置く動作をしたのだ。僕の意思とは関係なく。僕の動きを先回りするように。
「あ……」
声にならない声が、喉から漏れた。時間が止まったような感覚。僕の手はスマホを机に置く途中で、空中に静止していた。
画面の中の僕はすでにスマホを置き終え、その手を下ろしている。そして──ゆっくりと、顔を上げた。
目が合った。
画面の中の僕と現実の僕の視線が交錯する。
画面の中の僕は無表情だった。感情の読めない、ガラス玉のような瞳で、ただじっと、僕を見ている。それは鏡に映った自分自身を見ている者の目ではなかった。明らかに自分とは異なる、別の存在を認識している者の目だ。
恐怖で身体が動かない。指一本動かせない。金縛りにあったように僕はその場に立ち尽くす。
やがて画面の中の僕が再びゆっくりと動き出した。彼は僕が着ているスウェットではなく、学校の制服を着ていた。そして、彼のいる場所は僕の部屋ではなかった。昼間僕がいた、あの図書室だった。
彼は図書室の机から立ち上がると、こちらに向かって歩き始めた。一歩、また一歩と、画面の奥から、手前に。ガラスを隔てた向こう側から、僕に向かって近づいてくる。
足音は聞こえない。ただ無音のまま、その姿だけが着実に大きくなっていく。
やめろ。来るな。
心の中で叫ぶが、声にはならない。身体も、意思に反して動いてくれない。
もう一人の僕はすぐそこまで来ていた。画面いっぱいにその上半身が映し出される。彼は僕の目の前で足を止めると、すっと右手を上げた。
そして画面の内側からガラスをゆっくりと撫でた。
その指先が触れた部分のガラスが、また、ぐにゃりと歪む。図書室で見たあの現象だ。歪みは水面の波紋のようにゆっくりと広がっていく。
「うっ……」
僕はその場にうずくまった。立っていられないほどの、強烈なめまいがする。スマホを持っている事さえ出来ないようなふらつきで、僕はたまらずスマホを床に落としてしまった。
なんで急にこんなに頭が──でもスマホから目を離す事ができなかった。だってもう一人の僕が、手をガラスにめり込ませてくるからだ。まるで、水の中に手を入れるように。画面の向こうの僕の手がこちら側に伸びてくる。
ヤバい。何がヤバいかよくわからないけれど、このままだと本当にヤバい。きっと、きっと取返しのつかない事になる──そんな本能的な恐怖が僕の身体を動かした。僕は最後の力を振り絞り、床のスマホを手に取って、壁に向かって思いきり投げつけた。
ガシャン! という、けたたましい破壊音。
スマホは壁に叩きつけられ、床に落ちた。画面は蜘蛛の巣のように粉々にひび割れている。
「はぁ……はぁ……っ」
僕は肩で息をしながら、床に転がったスマホを見つめた。やったか? これで、終わったのか?
震える足でゆっくりとそれに近づく。そして拾い上げた。
ひび割れた画面。もう、何も映らないはずだ。
だが。
割れたガラスの隙間から、見えた。
そこに映っていたのは僕の部屋の天井だった。そして床に散らばった参考書や、僕の鞄が見えた。
更に──床にへたり込んでいる制服姿の僕が見えた。
……違う。僕はここに立っている。スウェット姿で。
じゃあ床にへたり込んでいるのは誰だ?
いや、あれは僕だ。混乱する頭で必死に状況を理解しようとする。
床に落ちたスマホを拾い上げたのは制服姿の僕。そしてそのスマホの、ひび割れた画面の中からこちらの様子を窺っているのが、スウェット姿の僕。
つまり僕たちは──入れ替わったのだ。
一体いつから? どの時点で? 分からない、何もわからない──
制服姿の僕──いや、僕の姿をした『何か』は興味深そうに手の中のスマホを眺めている。画面のこちら側から僕がどんなに叫んでも、どんなにガラスを叩いても向こうには届かない。音も、衝撃も、この小さな箱の中に閉じ込められているみたいだ。
僕の姿をした『何か』はふっと笑った。あの夜僕が見た、あの不気味な笑顔で。
そして僕の机の上にあった教科書を鞄に詰め、僕の部屋の電気を消し、僕の部屋着に着替えて、僕の部屋のドアを開けて出て行った。
やめろ。行かないでくれ。それは僕の身体だ。僕の日常だ。
僕は必死で叫び、暴れた──画面の中で。
僕はどうなる? 元に戻れるのか? それとも──
その時ふと、僕は織田が言っていた事を思い出した。思い出してしまった。
──「ああ──まあね。ちょっとこの前、スマホを落として画面が割れちまってさ……」
もし、もしスマホが変わったらどうなる?機種変されたらどうなる?
知りたい、知らなければいけない──知りたく、ない。
(了)
Xみてて思いつきました。画面に映る スマホ 不細工 で検索!