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白アリです。結婚しています。

甘い甘いおかしに誘われて、

蟻たちが綺麗に列をつくる。

ここは不思議の国だから蟻だってしゃべれるよ。そう、蟻だって大切な住人、戸籍だってあるんだ


「白兎さん白兎さん

これは食べていいのですか?」

蟻の代表は机に並べてあるいっぱいのおかしをみてそういった

普通やくなしカードの蟻ごときが約持ちカードそれも宰相に話かけるなんて重罪だろうだがそこは僕だから許してあげる。だてにこの国1性格はまともだといわれてはいない。

「いいよ 僕食べないし

僕の奥さんもダイエット中だから食べないっていってたし

でも

そのとなりで奥さんが寝てるから静かにね」


奥さんとはもちろんアリス。静かに寝息をたてている、

そして僕は女王陛下に呼ばれているため少し席をはずした。







僕はその光景をみた瞬間あちゃーといいたくなった。

というかいった


というのも

僕のかわいい奥さんは寝ぼけている、

さっきいらないといったホットケーキに蜂蜜をあふれんばかりにドバドバかけている、

別にそれはいい

だがそのホットケーキは先ほど僕が蟻たちに食べていいといった一つなのだ

当然そのホットケーキを持って帰ろうとえっちらおっちらしていた数十匹〔百〕の蟻はアリスがかけた蜂蜜によって見るも無残な姿になっていた…だが甘いもの好きな彼らのこときっと天国で喜んでいるにちがいない


僕はそうきめつけて

アリスをそれとなく誘い立ち上がらせまたささえる僕の肩で寝息をたてるかわいいかわいい奥さんをみつめた


彼女の犯した罪ならばどんなことでも許せてしまう

この国最大の裁判長であった。


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