関わってときめかない美少女もどうかと思う②
感想とかブックマークください。モチベがあがって若干やる気が出ます。
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一ノ瀬??
プロフィール
魔法使い???
いやぁ、一ノ瀬もおっちょこちょいだなぁ。
だってほら、脅迫になんかしちゃうと犯罪になって捕まっちゃうよ???
そんなことも気がつかないなんておっちょこちょいだなぁー!
あっはっはー
え?冗談じゃない?もちろん正気でいってる?
ええ!?それこそご冗談をー!あっはっはー!
え?その気味の悪い笑いをやめないと穴だらけにするって?
え?本気ですか?まじですか?
はい。やめます。
無駄口叩きません。
「まぁ、いいわ。この写真を見てくれる?」
え?何を?手のひら見せられても手相なんて分からないよ?
これは手がすべすべで綺麗ですねって言えばいいのかな?いや、セクハラで撲殺されそうだからダメだわ。
一ノ瀬の手のひらが光を発したと思ったら網目状の光線が何本も重なり立体映像が現れた。
「え、なにこれすごい…もうそんな技術ってあるんだ。」
「探せばありそうだけどこれは私の魔法よ。」
魔法ぱねぇ。
「こいつは?」
一ノ瀬が出した立体映像には1人の男が写っていた。
年代は多分僕と同じ高校2年ぐらいかな。
髪の毛は茶色に染め、天に逆らうようにツンツンで前がおでこが出るように中心で分けられている。何というかファイナルなファンタジーに出来そうな髪型だなぁ。
顔はと言えばそれなりに整っており、超絶とは言わないが十分にイケメンといって差し支えない。それに加えて鋭い眼光がこれまた需要がありそう。
服装もバンドマン崩れみたい雰囲気で黒のスキニーで黒のカットソー。全身黒かよ。しかも、なんか大きく髑髏の模様入ってるし。極めつけがヘッドホンをつけているところだね。バンドマン崩れと難癖つけられても仕方ない格好だよ。
付き合っちゃいけない3Bの一角!くたばれ!
3Bとか呼ばれてざまー!
僕?僕はいいのだ。僕のことなんていうのは重力の影響基本受けない仕様なので棚の上どころか空遥か高くに風船のごとく上り詰めている。
「知らないの?」
「うん、とんとこのバンドマン崩れのクソイケメンに覚えがないや。」
「そう。他人を蔑むことでしか自分の存在価値を確かめられないのね。」
ゴミを見るような目で見られた。こわい。
「やめてよ。割と的を得ているから否定できないじゃん。」
仕方ないよね。ほら自分のスペックがお世辞に良いとは言えないから僕に出来る事言えばイケメンを罵倒して足を引っ張る事ぐらい。
まあ、趣味も兼ねたライフワークなんですけどね。
「はあ、話を戻すけどこの男は魔獣使いと呼ばれる異端者なの。先日ここら辺で目撃されたそうよ。」
「え?それが?」
え?なに?
「そもそもおかしいと思わない?校舎にミノタウロスよ?こんな原種クラスの魔獣は存在すら希少なのに学校なんて場所に普通現れないのよ。」
こいつ頭いいなー。色んな人にこの言葉言っている気がするな。
まあ、それでも一ノ瀬の言わんとすることは分かる。確かに学校なんていう場所にミノタウロスという謂わゆる原種魔獣が現れるのはおかしいのだ。そもそも、出現すること自体が異常とも言えるのだ。
ていうか、僕にいたっては原種が何か知らなかったぐらいだからね。
「つまり、魔獣使いとやらが関係してるってこと?」
確かにそう考えると違和感はなくなる。一ノ瀬の情報が嘘であったらそもそもこの仮定は無意味になってしまうけど。
まあ、一ノ瀬は絶対の自信がありげに頷くので信憑性は高いのかもしれない。
よし、逃げよう。だってほら、ミノタウロスだよ?あんな化物に遭遇したら普通人間は肉塊になるわけだし。僕らはミノタウロスにとっての素敵なハンバーグなのだ。
今なら逃げれる。
あ、やめて。
その物凄い鋭い氷柱を僕に向けるの。ほんとやめて下さい、本当に。
心臓麻痺で死ねるから。
さっきから疑問に思うけど人を死に追いやったら犯罪歴ついて人生お先真っ暗だよ?いいの?
でも、この人ならそういうのねじ伏せそうだよなあ。日本はそういうところ良くないと思うの。お金とか権力でなんでも解決★みたいなクソ社会。権力者とかやりたい放題でもはや中世とかでよく出てくる悪徳貴族みたいだよね。人を車で跳ねても許されるとか上級国民マジパネエ。
「北原くん協力してくれてとても嬉しいわ。」
この笑顔ですよ、この笑顔。
いや、綺麗ですよ?荒れ果てた荒野に一輪だけ咲く純白の花みたいな笑顔だよ?
でも、この笑顔の発生元の思考がデストロイ過ぎるんだよなぁ。
もうさデストロイな思考すぎて頷く以外の選択肢がないもの。ちびりそう。
「もういいや・・・で、協力って言ったって何すればいいのさ。」
「うーん、そうね。北原くん、参考のために聞いておくけど女の子と出かけたことってあるかしら。」
おい、やめろ。その質問は僕を傷つける。
ていうか、この質問関係ある?
「ちなみに母親や姉妹はカウントしてはダメよ?」
やめろ、追い討ちかけるな。
あぁ、甘酸っぱい記憶が甦る…中学生の時半泣き告白してきた女の子のことを。いや、可愛い女の子だったなぁ。
涙ぐんで告白してくるその子はとても可憐で女慣れなどしてるわけもない僕の心を易々と骨抜きにした。
でも、その子罰ゲームで告白したんだよなぁ。
校舎裏に呼ばれてウキウキいった僕の純情を返せ。ていうか、罰ゲームを仕掛けた女グループが物陰に隠れていたけどクスクス笑いすぎで丸分かりだったよ、ふぁっく!
ちなみに捕捉するとその告白してきた子は別にいじめられてるからこういうことをしたわけじゃなく、彼女の仲間内ではある一種の遊びみたいなものらしい。泣いてたのは純粋に根暗なキモオタに告白するのが生理的無理だったそうな。心が死ぬ。
「トラウマはあるのだろうけど、うだうだ回想しないでくれるかしら。」
やめろ!僕の心を読むな。聞いてもないのにトラウマがあるように言うな。いや、滅茶苦茶あるんですけどね。
「困ったわね…貴方と話していると話があまり進まないわね。」
本当に困ったような顔してますけど、ほぼ君のせいだと思います。
「もう、帰っていい?」
「……どうしたものかしら」
そうですか、スルーですか
一ノ瀬は少し考えたような素振りを見せると、何か思いついたのか手のひらを合わせた。
「デートに行きましょう。」
はい?
本当は一話で納めるつもりがだれたので二分割。
はい?で終わらせたかった。