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短編集

なるほどこれがエロ本の力

作者: 宛路マリ



毎日毎日、したくもない勉強をしに行く。

大して親しい友人もおらず、日々の楽しみは早弁。

毎朝同じ通学路を歩くのにも嫌気がさしていた。




その日、登校中の道路に、絶頂♡イチャイチャしちゃお♡という下品なフレーズがピンク色で書かれた雑誌が落ちていた。


なぜ現役高校生がこんなものを朝っぱらから見なければならないんだろうと思ってテンションが下がった。


だが同時に、捨てられたエロ本、というカテゴリは今日この日本に本当に存在したのだ、という割とどうでもいい真実がわかったことで、私のつまらないはずの今日が少し彩られた気がした。


いやピンク色ではなく。



学校に行くと、私の朝には珍しく、クラスの友人に話しかけられた。

どうやら今日の私は楽しそう、らしい。

それがあの卑猥な本の影響だと思うとバカバカしくてまた笑えた。

どうしたの?と聞かれながら友人もなぜかつられ笑い。


こんな風に笑えるなら、毎日別のが落ちてもらっててもいいかもしれない。



いややっぱりやめてくれ。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 笑顔のグレートプレゼンター すてきですね。
2019/10/04 04:26 退会済み
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