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青春風速最大ノット

作者: 喩らり
掲載日:2025/11/08


あの混沌的で、気付かぬ幸せな風はもう吹いてはくれない。

教室を満たす空気こそが風だったのだと、今に思う。ゆったりと流れていたはずだったのに、気づけば吹き抜けていた。


悲しくても、楽しくても、どんな感情の時さえ風は凪がずにそよそよと吹き続いていたのだ。吹き抜けていった日常の風は、今はもう青春の思い出となって空気に溶けていった。


土埃が舞うような、強くて温かな暑いまである風も、水を思わせる冷たく寂しい風も同じ風だった。いつも形を変えても吹いていた。

恐ろしいほどにその風は速く吹き抜けていってしまった。気づかないほどに。あぁ、もう取り戻せない。

吹き抜けていった日常の風は、今はもう青春の思い出となって空気に溶けていった。


強い強い、青春の風だった。


青春の時間の流れ、空気を風に見立てた話です。

吹き去った風が戻らない様に、青春の時間も戻らない、時間と風は少し似ていますね。

見て頂きありがとうございました。嬉しいです。

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