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春はpoor 幼馴染に 日の出かな
死んだ魚の目をした僕を見つけて
幼馴染は笑顔を振りまいて言った
「何してたの〜?」
「なんでもないよ」
そう言って振り返り
手を引かれて歩き出す
お昼ご飯は準備されていたみたいで
幼馴染と一緒に食べた
食べきれずにいた僕を待って
幼馴染はニコニコと笑っていた
何がそんなに嬉しいのかわからずに困惑していると
幼馴染が僕のご飯を食べた
えへへ も〜らい!
死にたいならまたその時死ねばいいか
今はまだ
そう今はまだだ
たった一人で自分が死ぬことで悲しむ人がいるなら
悲しむかな
わからないけど
もしかしたら悲しむかもしれない
だったら
今はまだ、だ
きっとまだその時ではない
いつかはその時が来るとしてもきっと今ではない