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⑦わたあめと雨
ずっといっしょにいたい
わたあめ君と
まっ白でふわふわ
かるくてかわいい
やさしいかんじがする
こんどは、余けいなことをしない
この子がいないとダメだから
どんなときでも、はなれたくない
いつだって、はなれたくないよ
やさしく、ていねいに愛したい
食べるときも、おでかけのときもくっついていたい
「ずっといっしょだよ」
「ずっとずっといっしょだよ」
ピクニックのときも、つれていった
はれていたのに、とつぜんつよい雨がふってきた
そのとき、もう、わたあめ君はとけていた
ふくろにあったのは、ただの液体だった
ずっといっしょにいたかった
でも、わたあめ君は消えた
ずっといっしょにいたかったのに、いなくなってしまった
